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2015年度 関東大学ラグビーリーグ戦2部
10月18日(日) 14:00K.O 熊谷Bグラウンド
〇東洋大90{43-7、47-7}14白鴎大
東洋大
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スコア
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国学大
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前半
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後半
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得点
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前半
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後半
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6
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7
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T
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1
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5
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6
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G
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1
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1
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0
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0
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P
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0
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0
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1
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0
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D
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0
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0
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43
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47
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計
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7
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90
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合計
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14
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背番号/ポジション | 選手名 | 出身校 | 学年 |
1/PR | 木田 大雅 | 国学院栃木 | 3 |
2/HO | 岡部 景和 | 東福岡 | 3 |
3/PR | 古館 康大 | 盛岡工 | 3 |
4/LO | 檀上 利大 | 御所実 | 4 |
➄/LO | 野崎 伊織 | 国学院栃木 | 4 |
6/FL | 高野 雅義 | 報徳学園 | 1 |
7/FL | 荒岡 悟 | 法政二 | 4 |
8/NO.8 | 土肥 航 | 長崎海星 | 1 |
9/SH | 篭島 優輝 | 東京 | 4 |
10/SO | 村上 晴太 | 仙台育英 | 2 |
11/WTB | 田淵 恵太 | 昌平 | 1 |
12/CTB | 古川 拓実 | 目黒学院 | 2 |
13/CTB | 柳井 佑太 | 荒尾 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 1 |
15/FB | 清原 祥 | 荒尾 | 4 |
Reserve Member | |||
16 | 桐山 大輝 | 御所実 | 3 |
17 | 村上 卓史 | 荒尾 | 4 |
18 | 小山内 健 | 昌平 | 1 |
19 | 杉山 直 | 常葉橘 | 4 |
20 | 常泉 達 | 国学院栃木 | 2 |
21 | 内野 晃成 | 長崎海星 | 2 |
22 | 平原 賢 | 国学院栃木 | 2 |
23 | 石井 勇輝 | 日体荏原 | 2 |
〇はキャプテン |
・選手交代
後半14分
PR木田→村上
LO檀上→杉山
WTB菊池→石井
後半20分
PR古舘→小山内
後半24分
FL荒岡→常泉
SH篭島→内野
後半26分
CTB柳井→平原
後半30分
HO岡部→桐山
連携の良さを見せた清原(左)と菊池
今年練習してきたモールでトライを量産した
精度の高いキックで得点を重ねた村上晴
前回の玉川大戦に引き続き90-14と大勝し、4連勝を果たした。BKは清原、菊池を中心に攻めていく。一方FWは外国人選手に苦戦しながらも相手に主導権を握らせなかった。次戦、練習試合で2連敗という雪辱を果たすべく、日大戦を前にチームは大きな収穫を得た。
今までやってきたことの積み重ねを山場に向けて最終確認する試合だった。チームは試合中、常に相手のミスで何が出来るのか色々試していく。しかし、必ずしも成功とはいかなかった。だが、「ミスはOK」と高野監督の声やチームの雰囲気で試合を盛り立てていった。
BK陣はチームの後方の要となるFBの清原とWTBの菊池を中心に躍動。この2人を中心に相手DFをパスを絡めて抜き去る場面が多く見られた。また、清原と村上晴でキックを多用。トライを奪おうとする場面もあり、様々な攻め方を試していった。
FW陣も相手を圧倒。春から練習に取り組んでいたモール。ゴール前では相手の外国人選手を含んだDFに臆することなく押し続けた。結果、モールから5つのトライをもぎ取る。スクラムは相手を押し切り、試合展開を優位に進めるための鍵となった。キックオフでも確実にBKにボールが渡るように徹底。それらを積み重ね、13のトライを決め大勝した。しかし、相手のFW陣の中にいた外国人選手のタックルには敵わず攻め込まれ前半後半それぞれにトライを決められる。「ああいう外国人を止めないと(上位3校との)試合には勝てない」と野崎主将は冷静に語る。練習し続けているモールには「まだ秘策がある」と不敵な笑みを浮かべた。
ここからは悲願の1部昇格には避けて通れない3校との対戦。次戦、正念場である日大戦に向けて「チーム誰1人負けると思っていない」と自信を帯びている。「日大に勝ちに行く」春の練習試合、夏の菅平合宿と2連敗を喫した相手との戦いを前にチームは息まいている。
■コメント
・高野監督
玉川戦の時にできなかった自分たちの形でとって喜ぶって事はできた。
ラインアウト、キックオフの試合の入りといった所は自分たちがやってきた事を相手関係なくできて、トライをとったシーンがいくつもあったのでそこは凄く評価できる。(ここから格上と続きます)フィジカルの強い選手とコンタクトした時に一歩でも前に行かれるとほつれになるので、そこは今日の反省するところ。今までの試合と次からの試合は全くの別物。よかったところは継続するけど一回忘れて2週間次の日大戦モードに切り替えて、何とかして勝ちをもぎ取る。これからは本当に本気の勝負で死ぬぐらいやらないと勝てない。
・LO野崎主将(済4=國學院栃木)
大差で勝てたのでそこは評価すべき点。詰めが甘くてトライを二本取られてしまったので、そこをしっかりやらないと。次から上位三校と当たるので、ああいう外国人1人止められないと試合には勝てないと思う。そこを止められなかったので、これから二週間しっかりとタックルをもう一回練習しなおしてディフェンスの精度を上げていきたい。(モールは)春から練習してきた点なので良かったと思う。モールにはまだ秘策があるのでそれをしっかりと日大戦までにやっていきたい。(監督からの檄について)勝てると思って慢心しているところがあった。取り切れるだろうとフォワード陣も踏んでいたこともあり、一つ一つのプレーが横着してしまった。後半に入るときに修正出来た点だと思うので大丈夫だと思います。チーム誰一人負けるとは思っていない。勝ちに行くので死ぬ物狂いでタックルしに行って勝ちたいと思う。
・LO檀上(済4=御所実)
玉川戦と違って今回は次の試合つながるように自分たちでコントロールした試合をしようという事だったのでそれができた。FWは玉川戦の時は、自分たちの形でトライが取れていなかったが今日はモール、スクラムでペナルティをもらって押し切れた。次からの3戦の為に戦ってきたので準備はできている。練習してきた事が発揮できれば勝てる相手。
・SO村上晴(ラ2=仙台育英)
アタックは東洋の形でいこうという話通りできた。でもディフェンスで2本取られたので、次からの相手はどこもアタックがいいチームなのでしっかり整備していかないといけない。(外国人が多かった)立正とかも外国人がいるので一人一人臆せずタックルに行くことが大切。(次は日大)1年間やってきたことを出せれば勝てると思う。
・WTB菊池(総1=國學院栃木)
今日の試合は日大戦に向けていい形で試合に臨みたいという意気込みでみんなやっていた。清原さんが必ず抜いてくれると思っていたので、自分は横にいただけでした。ウィングとしてトライは必ず取らないといけないと思っているので、その役割が果たせてよかったと思う。(日大は)強い相手だが、気持ちで負けることなく練習通りのプレーをしたい。
TEXT=青池藤吾 PHOTO=千野翔汰郎
[次回試合予定]
関東大学ラグビーリーグ戦2部
第5戦 11月1日(日) 対日大
拓大グラウンド 14:00キックオフ