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2025.06.29
陸上競技

[陸上競技] 東洋大、400mHで強さの証明!全員決勝進出&小川が2年ぶりVで有終の美飾る/日本インカレ-400mH、110mH

天皇賜盃第94回日本学生陸上競技対校選手権

6月5日(木)〜8日(日)

JFE晴れの国スタジアム


男子400mH予選

1組1着 下田隼人 49"97 Q

4組1着 小川大輝 50"54 Q

5組2着 栁田聖人 50"21 Q


男子400mH準決勝

1組1着 小川大輝 49"25 Q

2組1着 下田隼人 49"47 Q

3組2着 栁田聖人 49"71 Q


男子400mH決勝

1位 小川大輝 48"95

4位 下田隼人 49"67

7位 栁田聖人 50"19


男子110m H予選

1組5着 黒岩海翔 14″51




 6月5日から4日間に渡って、岡山県・JFE晴れの国スタジアムで天皇賜盃第94回日本学生陸上競技対校選手権(以下、日本インカレ)が開幕。2日目から4日目にかけて混戦が予想された男子400mHが行われ、 東洋大からは小川大輝(ラ4=豊橋南)、下田隼人(スポ2=豊川)、栁田聖人(法3=農大二)の3名が出場した。

 全員が決勝に残る快挙を成し遂げ、東洋大の400m Hの強さを改めて証明した。なかでも小川が2年ぶりの優勝を果たし、大学ラストイヤーに有終の美を飾る。




 大会2日目、予選1組に下田が登場。昨年度の日本インカレ準決勝でU20日本記録28年ぶりに更新した実力者は、今大会では決勝進出と表彰台を目標に掲げる。危なげないレース運びで1着フィニッシュを決め、好発進を切った。



 続く4組には、小川が2年ぶりにインカレの舞台へ戻ってきた。昨年はパリ五輪に出場し、次は世界陸上の派遣記録を視野に入れる。小川もまた、流石の走りで組1着でゴール。準決勝に駒を進めた。


 

 予選5組には自己ベストを更新し続ける柳田聖がエントリー。関東学生選手権では決勝に残るも表彰台に後1歩及ばず。日本インカレでさらなる自己ベスト更新を誓った柳田も、予選を組2着で突破し、翌日の準決勝へ向かった。





 一夜明け、準決勝が行われた。

 準決勝でも、3名全員がタイムを上げる好走。それぞれが持ち味を発揮し、ついに全員が決勝進出を果たした。東洋大400mHの今季の勢いを象徴するように、3名全員が決勝に名を連ねた。




 そして迎えた大会最終日、決勝には鉄紺をまとった3名が臨む。小川はレース前に「ワンツースリーを取りたいね」と声を掛け合い、スタートラインに立った。


 強者揃いの決勝に会場も緊迫感に包まれる。

 号砲が鳴り、スタートから小川が飛び出す。小川の序盤からトップを譲らない展開に観客の視線が集まる中、下田も負けじと2番手に追い上げる。柳田も懸命に前を追い、最後の直線へ。



 

 先頭は小川。最後の直線でもリードを守り切り、2年ぶりの優勝。表彰台の頂点に、再びその名を刻んだ。

 2番手で追う下田は、「疲労がないと思っていたけど、疲労があって」。最後のハードルは悔しくも上手くかみ合わず。2人にかわされ、惜しくもメダルを逃したゴール直後、頭を抱えてしゃがみ込み、悔しさを露わにした。それでも予選から決勝まで49秒台にまとめ、安定した速さを維持した。

 そして柳田は7位でゴール、関東学生選手権の時に出した記録よりも早く、全国の舞台で好タイムを叩き出した。



 

 3人とも各々の目標に向け、ベストを尽くした。学生最後に2年ぶりの優勝を成し遂げた小川は「標準突破を目指していたので悔しいけど、学生最後に優勝することができてよかった」と世界陸上の代表を狙っていただけに心残りもあったが、最後は笑顔で表彰台に立った。



 悔しい結果になった下田も「日本選手権までの練習もケガせずにピークを持っていけるように、そこで代表になることが目標」と次なる目標は世界を目指す。


 東洋大の400mHの強さを見せつけた日本インカレ。次は7月に行われる日本選手権へ。世界の舞台への入り口は、すぐそこまで迫っている。





110m H

  大会2日目には110m H予選も行われ、黒岩海翔(総1=小山西)がエントリー。


 1年生ながら関東学生選手権に出場した黒岩。後半から徐々にスピードに乗ったが5着でゴールし惜しくも予選敗退となった。黒岩は「後半は良かったんですけど、スタートが良くなくて後悔があります」と振り返る。経験を積んだ1年生が来年、どのような成長をするのか今から楽しみだ。



 

◼︎小川大輝

ーーレースを振り返って

 標準突破を目指していたので悔しいけど、学生最後に優勝することができてよかったです。


ーー東洋大の3名で挑む決勝になったが、どのような会話を

 やっぱりワンツースリーを取りたいねという話と下田がちょっと悔しい結果になりましたが、東洋の400Hは強いぞという印象が残ったのはよかったです。


ーー最後の日本インカレになりましたが

 主将の柳田が出ていない分、副主将の自分が優勝して“東洋強いぞ“を見せないと、という気持ちがあったので優勝できてよかったです。


ーー日本選手権での目標と意気込み

 標準突破と優勝で内定を勝ち取りたいと思います。


ーー代表内定に近づいた手応えなどは

 今シーズン順調にきているので、このまま日本選手権でしっかり合わせて頑張っていきたいです。



◼︎下田隼人

ーーレースを振り返って

 今回の日本インカレは全部1日づつのレースでしたが、3本とも49秒台でまとめられたのはすごくいいレースだったと思います。


ーー4位の結果については

 当日はそこまで疲労感なく自信のあるレース展開を途中までできていましたが、最後の最後で疲労がないと思っていったけど、疲労があって、最後の1台だけ上手く合わすことができず、ミスをしてそこで抜かれたのはすごく悔しいし、それがなければ小川さんとワンツーフィニッシュできていたと思うのですごく悔しいです。


ーーレース前の目標は

 もちろんワンツースリーフィニッシュともう1回48秒台を出すことを目標にしていたので悔しかったです。


ーーレース前は自信があったか

 足の痛みも特になかったので日本インカレはとても調子もいいし、気分もいいのでタイムは出ると思っていました。


ーー今後の目標は

 日本選手権に向けて疲労を抜いて、選手権までの練習もケガせずにピークを持っていけるように、そこで代表になることが目標なので、世界陸上の標準を切ったり海外に出れるようとにかくケガなく自分のベストを尽くせたらなと思います。



◼︎黒岩選手

ーーレースを振り返って

    スタートが思ったよりも出れなくて、後半は良かったんですけど、スタートが良くなくて後悔があります。


ーー1年生ながら関カレや全カレに出場されたが

   これからに生かせるいい経験になったと思います。


ーー今後の目標は

   全カレ、学生個人どっちも全国入賞を目標に頑張ります。



TEXT=鈴木真央、PHOTO=鈴木真央、近藤結希

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