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2025.07.13
陸上競技

[陸上競技] 白畑が決勝進出&7位入賞!東洋大から4人が挑んだ400m/第109回日本陸上競技選手権大会 男子400m

第109回日本陸上競技選手権大会 兼 東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考競技会


東京・国立競技場


7月4日(金)~6日(日)



男子400m予備予選

2組6着 大石亮太 47"26

3組1着 山﨑琉惟 46"64

      →全体4位で予選進出


男子400m予選

1組4着 平川慧 46"23

  5着 山﨑琉惟 46"29

2組2着 白畑健太郎 46"19 Q 


男子400m決勝

7位 白畑健太郎  46"47




 7月4日から6日(日)にかけて、国立競技場で第109回日本陸上競技選手権大会(以下、日本選手権)が行われた。日本のトップ選手たちが集い、日本一の座を争う大舞台。世界陸上の代表選考も兼ねた重要な一戦に、東洋大から12名が挑んだ。 

 男子400mには、山﨑琉惟 (スポ3=洛南) 、白畑健太郎(法2=米沢中央) 、平川慧(健2=コザ) 、大石亮太(法1=浜松開誠館) が出場。白畑が決勝進出を決め、7位入賞を果たした。


入賞を果たした白畑


予備予選

 予備予選から始まった男子400m。上位6名が予選へ進むタイムレースに、山﨑と大石亮が挑んだ。

 

 2組目には大石亮。「400mを個人で走れる機会があまりないので、この大会で絶対にタイム出してやると思って頑張ってきた」。選手層が厚い東洋大で、個人として立てる大舞台に、意気込んでスタートした。一番内側のレーンから懸命に前を追うが、予選進出ラインには届かず、6着でフィニッシュ。「ダメダメなレースになってしまった」と唇をかんだ。


 昨年はU20の日本選手権に出場した大石。初めてシニアの舞台を経験し、「この試合にかけてきている思いが、まだ自分には全然足りないのかなと思ったので、しっかり強い気持ちをもってやっていきたい」と、決意を固めた。




 3組には、今季好調の山﨑が出場。序盤から積極的な走りをみせると、勢いそのままにフィニッシュラインへ。組1着を勝ち取り、全体3位で予選へと進んだ。




予選

 翌日の予選。1組に平川と山﨑が登場した。決勝進出を果たせば、4×400mリレーでの世界陸上代表も見えてくるなかで挑んだ平川は、「自分でも楽しみにしていた」と前向きな気持ちでスタートラインへ。

 前日から2本目のレースとなった山﨑も、決勝進出を目指して予選の舞台に立った。

 平川が7レーン、山﨑が3レーンからのスタート。ともにトップ選手らに食らいついたが、惜しくも届かず。予選敗退となった。




 そして2組に入ったのが、日本インカレで3位入賞を果たした実力者、白畑だ。シーズン序盤はけがの影響からなかなか思うような結果が出なかったものの、「関東インカレ以降はしっかり練習を積めた」と手ごたえをもって挑んだ。

 「リラックスしていけた」と、前半からいいスタートを切ると、後半に追い上げ、2位に浮上。そのまま逃げ切って2着でゴールした。決勝進出を決めた白畑は、静かにガッツポーズ。喜びをかみしめた。





決勝

 翌日の決勝は、外レーンからのスタート。「逃げ切る」レースプランで、前半から積極的な走りを見せた。しかし、「前半からいったつもりでしたが、決勝という緊張もあって、少し力んでしまった部分が後半に出たかなと思います」と、他選手から追い上げられ、7着でのゴールとなった。


 目標に掲げた3位入賞には届かなかったが、白畑は「決勝は予選とは重みが違って、レースに立たないとこの緊張感というのは感じられなかった」と大舞台での確かな経験を得た。




 4名が出場した男子400m。決勝に駒を進めた白畑が7位入賞を果たし、今後へとつながる走りを見せた。4選手がそれぞれに課題と収穫を胸に、次なる舞台へ。日本のトップへの挑戦は続く。


 


◼︎白畑健太郎

ーーレースを振り返って

 予選は着順で入ることが目標だったので、前半は落ち着いていけて、ラストも粘れたので良かったなと思います。決勝は外レーンで、逃げ切るというレース展開を監督からも言われていたので、前半からいったつもりでしたが、決勝という緊張もあって、少し力んでしまった部分が後半に出たかなと思います。


ーー目標としていたのは

 決勝に残ることと45秒台前半を出して、3位入賞を目標にしていました。


ーー実際に決勝という舞台を経験して

 やっぱり決勝は予選とは重みが違って、レースに立たないとこの緊張感というのは感じられなかったなと思います。


ーー今季、前半は調子が上がらなかったなかで、次第に上がっていく手ごたえはあったか

 そうですね。前半はけががあって、あまり練習が積めていなかったので、関東インカレ以降はしっかり練習を積めて、しっかり決勝に残って走り切ることができました。まだまだあるので、45秒前半を目指していきたいです。


ーー今季の目標

 グランプリもまだあるので、そこに向けて練習を積んで、45秒前半を出したいです。



◼︎平川慧

ーーレースを振り返って

 狙うところは、まずは決勝進出というところでした。静岡国際でタイムを出した後から、日本選手権での目標は、まずは決勝進出というところを意識していたんですけど、調子がわからなくて。

 足の状態としては、インカレのときに比べればよくなってきていて、練習を制限しながら治療に専念して、足を先に回復させるということをまずはやってきていました。痛みがなくなるだけで、だいぶ走りも春先に近づく感じにはなってきていたので、日本選手権でどんな記録が出るかというのは自分でも楽しみにしてきていたんですけど、周りが速かったです。


ーースタートラインに立つにあたって、不安はなかった

 そうですね、自分でもどこまで走れるか分からなかったので、予選で走ってみてという感じで、自分でも楽しみにしていました。ラストの直前も意外とまだ余裕があった気がしたので、追い上げられるのかなと思ったんですけど、なかなか。周りの選手が速かったです。


ーーレースプランは

 7レーンという外のレーンで、8レーンの田邊くん(中大)も前半型ではないですし…。でも、自分の調子がいい時は、自分でレースを作って、後半も失速がないというのが自分の特徴なので、今回もそのつもりで走りました。


ーーユニバーシアードに向けて

 もう時間がないので、鍛えるというよりはベストコンディションで出場するということが一番今できることなのかなと思います。このあとすぐに出発になるので、まずは自分のベストの形で出発することを目指して、まずは45秒台を安定して出せるように。タイムにとらわれすぎず、しっかり自分のできることから頑張っていきたいと思います。



◼︎山﨑琉惟

ーーレースを振り返って

 予備予選は通過できてよかったですが、本番は今日(予選)だったので、45秒台を出せなかったことが悔しいです。


ーー今季好調だったが

 ずっと調子もよかったので、決勝を目標にしていましたが、やっぱりレベルが高いなと実感しました。


ーーその高いレベルのなかで得られたこともあったか

 シニアの人たちと走る機会が今まであまりなかったので、やっぱりまだまだ足りない部分も多いことを感じました。


ーー今後に向けて

 今シーズンはいい感じで来ているので、残りのシーズンで45秒台を目標にしていきたいと思います。



◼︎大石亮太

ーーレースを振り返って

 アップまでは調子が良くて、タイムを狙えるかなと思ったんですけど、逆に体が軽すぎて、どう動かせばいいのかわからなくなって、全体的にダメダメなレースになってしまいました。


ーー今大会を迎えるにあたって

 400mを個人で走れる機会があまりないので、この大会で絶対にタイム出してやるって思って頑張ってきていたので、かなり残念です。


ーー昨年はU20で出場していたが、今年はシニアの舞台に挑んで、雰囲気の違いなどはあったか

 やっぱり大人の方たちは気迫が違うなと思いました。この試合にかけてきている思いが、まだ自分には全然足りないのかなと思ったので、しっかり強い気持ちをもってやっていきたいです。


ーー次の目標

 とりあえずここからいくつか大会が続くので、そこで少しずつ反省点を見直して、修正できるようにしていきたいです。




TEXT=近藤結希

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