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第7日は吉川昌宗(総1=札幌山の手)。ラグビー監督の父の影響で、物心ついた頃には楕円球を追っていた。
中学卒業後は地元・岐阜から遠く離れた北海道へ。新天地で仲間とともに汗を流し、ラグビーに夢中になった高校時代。中でも、2年時の新人選抜大会で決めた逆転トライは、今も胸に刻まれる最高のワンプレーだ。
彼が次に目指すのは、憧れの先輩がけん引する東洋大でのAチーム入りだ。1年目から結果を残す覚悟で、今はひたすら体を鍛え、走り込む日々。静かに、だが確かに──ルーキーの挑戦は、すでに始まっている。(取材日=5月22日、聞き手=北川未藍)
4年間の目標に「錬磨」を掲げた吉川
ーーラグビーを始めたきっかけは
お父さんが朝日大学のラグビー部の監督をやっていたので、その影響で幼い頃からラグビーを始めました。
ーーなぜほかのスポーツではなく、ラグビーに打ち込むことに
一番身近にあったのがラグビーで、ラグビーを通して友達もできてその友達と一緒にしたいと思えたからです。
ーー高校時代を振り返っていかがですか
岐阜から北海道の高校に行ったのですが、すごく面白い人が多くてラグビーもやっていて楽しいなと思えるような環境だったのでとてもよかったです。
ーー高校3年間、最も印象に残っている試合は
2年生の時の新人選抜大会の城東高との試合です。自分が最後に逆転トライをしたことがすごくうれしかったです。
ーー東洋大に入学した決め手は
東洋大に見学に来た時に、ジムの設備がよかったのと、東洋大のユニホームがかっこよくて自分もそれを着て試合に出たいと思って入部を決めました。
ーー福永監督の印象
優しく話しかけてくれて笑顔が素敵で、気にかけてくれる方だと思いました。
ーー東洋大での練習はいかがですか
1部のチームなだけあって、一つ一つの練習に意味があって高校とはレベルが違うことを感じます。
ーーご自身の強みやアピールポイント
セットプレーとフィジカルプレーです。
ーー現在特に力を入れているポイント
試合の運動量を増やすために走ることを意識すること、体づくりをベースにして頑張っています。
ーーチーム内で憧れとしている選手は
高校の先輩でもあるステファン・ヴァハフォラウ(総4=札幌山の手)さんです。(理由は)キャプテンを務めていて、体が強くていろいろな試合で活躍しているところを見てとても憧れているからです。
ーールーキーイヤーでの目標
体作りで入学した時よりも大きな体になって、Aチームに入って公式戦に出ることです。
ーー4年間での目標
1年目ではまず体づくりと体力を作るために錬磨して1年生の間にAチームで公式戦に出ます。