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◯THE NORTH TOKYO DERBY 2025
会場:東洋大学赤羽台キャンパス
日時:2025.07.06 14:00 TIP-OFF
対戦相手:東京成徳大学
《試合結果》
東洋大学 27 17 22 10| 76
東京成徳大学 20 19 22 13| 74
【スターティングファイブ】
#11 大髙琉翔(済2=能代科技)
#17 佐藤晴(スポ2=仙台大明成)
#23 中島遙希(スポ2=開志国際)
#13 清水拳(済4=東山)
#25 ヌンビマトゥンガマイク(済3=福岡第一)
東洋大学(TOYO スポーツセンター)主催のTHE NORTH TOKYO DERBY 2025が7月6日東洋大学赤羽台キャンパスにて開催された。同大会は、大学スポーツの振興、スポーツを通じた地域活性化、大学と地域、地元企業の連携を目的とし、今大会で3回目を迎えた。3連覇を狙う東洋大は、例年より増して気合が入っていたに違いない。接戦の末76-74で勝利した東洋大学男子バスケットボール部は、3連覇を果たした。MVPには持ち味のスピードを活かしたプレーでチームに貢献した主将清水拳(済4=東山)が選ばれた。
MVP主将清水
試合は相手ボールからスタート。相手のボールが外れると、清水の速攻からヌンビマトゥンガマイク(スポ3=福岡第一)が先制点を決める。続いて大髙琉翔(済2=能代科技)も決め、開始早々4-0とリードする展開になる。1Q見せ場を作ったのはドライブを得意とする中島遙希(スポ2=開志国際)だ。中島から大髙へロングパスで繋ぎそのままゴール。さらに続けて中島から佐藤晴(スポ2=仙台大明成)へのロングパスで相手にボールを渡さない。最後に桑原利典(済3=北越)が決めきり、最初の10分間を7点リードで終える。
さらに点差を広げたい東洋大であったが、相手ビックマンのブロックに阻まれ、もどかしい時間が続く。そんな中でも、「ディフェンスから!」と柳澤舜(スポ3=福岡大大濠)の声でチームはさらにディフェンスのギアを上げていき、5点リードで前半を終える。
チームメイトに声をかける柳澤
続く後半に入ると、佐々木快吏(済4=開志国際)が3ポイントを沈め12点差で、ついに2ケタ得点差となる。ビックマン対決では、激しいリバウンドの取り合いが行われ、会場が湧く。この高い壁に阻まれながらも、積極的なディフェンスからスピード感のあるオフェンスで喰らいつく。
激しいビックマン対決
勝負の最終クォーター。ファウルが重なり3点差にまで詰め寄られる。こう着状態が多く続く後半でも、ヌンビのリンバウンドから中島がルーズボールを追い、自陣へ流れを作っていく。残り1分半、相手の3ポイントが決まり76-74と2点差。油断の許されない状況の中、最後の0秒まで相手にプレッシャーを与え続け、最終スコア76-74で勝利し、大会3連覇を達成。来年の4連覇にも期待が高まる。
TEXT=工藤空 PHOTO=村田旺亮、工藤空