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第78回関東大学ボクシングリーグ戦 第4週
6月28日(土) 後楽園ホール 2部リーグ
《試合結果》
◯東洋大6ー1 明大●
【F】◯好浦(判定:4ー1)三芳●
【B】◯谷川(判定:4ー1)福留●
【Fe】◯大園(RSC:R2 2’25)辻本●
【L】◯長瀬(RSC:R1 0’50)甲斐●
【LW】◯仁平(判定:3ー2)石川●
【W】●山下(RSC:R2 1’12)奥山◯
【LM】◯秋元(判定:5ー0)藤山●
リーグ戦全5戦もいよいよ終盤戦へ。2部優勝と1部昇格を狙う東洋大は第4週、明治大と対戦し、最終スコア6-1で勝利を収めた。開幕から負けなしの4連勝を決め、2部リーグ全勝優勝に王手をかけた。
ライトウェルター級・仁平
ウェルター級・山下
ライトミドル級・秋元
この日最初にリングに上がったのは、フライ級・好浦郷介(営3=西宮香風)。対する相手は攻撃に迫力があり、2023年度全日本ジュニアランキングでも上位入賞を果たした強者だった。1ラウンドは互いに譲らない接戦となったが、手数と的確なヒットで好浦がわずかに優勢。迎えた2ラウンド、偶然のバッティングで目元から出血するアクシデントに見舞われる。それでも3ラウンドには冷静さを取り戻し、距離を見極めながら最後まで果敢に前へ出続け、4-1の判定で勝利。苦しい展開をものにし、チームに大きな勢いをもたらした。
続くバンタム級・谷川壽貴哉(営2=星槎国際湘南)は、2024年全日本ボクシング選手権大会で上位に入賞した実力者を相手に、序盤から激しい打ち合いを展開。互いに譲らぬ攻防となったが、最後まで手数を緩めず、4-1の判定で競り勝った。フェザー級では、大園丈太郎(営4=鹿児島城西)が古藤主将(日本代表でカザフスタン派遣中)に代わり、ゲームキャプテンを務めてリングへ。力強く攻め立て、試合を完全に支配。2ラウンド2分25秒でRSC勝ちを収め、キャプテンとしてチームを引き締める一勝をもたらした。
続くライト級・長瀬歩眞(スポ3=札幌工業)は、開始から猛攻を仕掛け、わずか1ラウンド50秒でRSC勝利。鋭い一撃を叩き込み、スピードとパワーで相手を圧倒した。ライトウェルター級・仁平琴也(営2=駿台)は序盤に苦しみながらも、徐々にペースを掴んだ。最終ラウンドでは完全に流れを引き寄せ、攻め抜いて勝利をもぎ取った。
ウェルター級では、4年生の山下隼人(済4=新田)がリーグ戦初出場。気持ちのこもったボクシングを見せたものの、相手の勢いに押され、悔しいRSC負けを喫した。最後はライトミドル級・秋元啓介(営3=青森山田)がリングへ。長身の相手にも一切怯まず、冷静に試合をコントロール。余裕さえ感じさせる落ち着いたボクシングで完封勝利し、チームの最後を締めくくった。
最終スコアは6-1。これで東洋大は開幕から4連勝を飾り、次戦の大東戦に勝てば2部リーグ全勝優勝が決まる。全勝優勝を懸け、最終決戦へ挑む。
[次戦試合予定]
第78回関東大学ボクシングリーグ戦
7月12日(土)vs 大東大 後楽園ホール 9:00 試合開始
※関東ボクシング連盟YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。
TEXT/PHOTO=鎌形美希