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2025.07.11
コラム

第896回 学生スポーツに魅了されて 執筆者・佐藤結芽

 初めまして!

 今年度から東洋大学スポーツ新聞編集部に入部しました、健康スポーツ科学部健康スポーツ科学科1年の佐藤結芽と申します。部会は陸上競技・硬式野球・準硬式野球を担当させていただきます!


 やっとスポトウの一員として活動できるんだという実感とともに、ワクワクした期待感を抱きながらこのコラムを書いております。


 さて、記念すべき初コラムのテーマは何を書こうか迷いましたが、私が大好きな「学生スポーツ」について多少の自己紹介も絡めながら、お話させていただきたいと思います。


 学生スポーツに比べて、プロスポーツの方がもちろん技術やレベルは高いですが、学生スポーツには学生スポーツにしかない魅力があると考えています。自由時間が多い学生生活の中で、あえてスポーツに多くの時間を割いて全力を注いでいる選手たち。そこにはたくさんの想いが交差していて、それをダイレクトに感じることができます。だからこそ、学生スポーツにより魅力を感じ、心を動かされるのだと思います。


 また、私自身、中学・高校と陸上競技に励んできましたが、ギリギリまで迷った末、競技を継続しないという選択をしました。その点に関して後悔はありませんが、自分ができなかった選択をしてひたむきに努力をしている選手たち、そして選手たちを懸命に支えて一緒に努力しているマネージャーの方々への尊敬の意味も含めて、より学生スポーツに魅力を感じるのかもしれません。


 私はスポーツ観戦が好きなことに加えて、感情移入しやすいタイプでして、スポーツを観ながら思いっ切り喜んだり悔しんだり、時には涙を流すこともあります(笑)だからこそ、出来ることなら選手たちの頑張りが報われてほしいと心から思っています。


 しかし、競技スポーツという特性上、勝者と敗者が存在するのは仕方のないことで、努力の全てが報われるとは限りません。私自身も選手としての経験がありますので、努力することの過酷さや、それが結果に結びつかないことの辛さ、故障等で思うように練習が積めない時のもどかしさを知っています。だからこそ、どんな時でも選手に寄り添い、選手の味方でありたいと思っています。


 もちろん、貪欲に勝利を目指してこそのおもしろさもありますが、それだけではなく、試合中・練習中の一喜一憂すべてに価値があると考えています。勝った時の喜びの表情、負けた時の悔しさが滲み出た表情、冷静にプレーに集中する表情。その一瞬一瞬を切り取り、スポーツを通じて動かされた感情に素直に向き合って、言葉にして皆様にお届けできるよう努めてまいります。


  初回から長々と綴ってしまいましたね(笑)最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでも多くの方に学生スポーツの魅力を知っていただけるよう、これから3年間スポトウの活動を全うしていきますので、どうぞよろしくお願いします!