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富士北麓ワールドトライアル2025
8月3日(日)
山梨県・富士北麓公園 「富士山の銘水スタジアム 」
男子200m予選 4組/1着+4
1組5着 庭山晴希 21"17(風+0.5)
男子100mチャレンジレース予選
1組1着 中川穂泉 10"39(風+0.4)
男子200mチャレンジレース タイムレース
2組5着 総合10位 庭山晴希 21"23(風-1.7)
8月4日、山梨県・富士北麓公園 「富士山の銘水スタジアム 」で、富士北麓ワールドトライアル2025(以下、富士北麓)が行われた。世界陸上代表を目指すトップ選手らが集ったこの大会に、東洋大からは7人が出場。男子100mと200mには、これからの鉄紺を担う2人が出場した。
男子100mチャレンジレースで、1組目5レーンに出場したのは、中川穂泉(スポ2=佐世保西)。1か月前に自己ベストである10秒35を記録してからの今回の富士北麓ワールドトライアル2025。10秒39の記録で組1着で、全体では5位の結果を残した。
炎天下の中、自己ベストに迫る記録を出した。
久しぶりの大舞台に挑んだ中川。「スピードに乗れないことが多かった」という課題を、コーチと相談しながら改善に努めてきたという。今大会では、その成果を遺憾(いかん)なく発揮し、後半の伸びやかな走りで組1着。更新したばかりの自己ベストに迫る記録を、再びたたき出した。
次に挑むのは今月20日にリレーでエントリーしているトワイライトゲームスと、100mで出場する関東学生新人陸上競技大会だ。9月下旬に開催される関東新人では10秒2台を出し、優勝するという更なる目標を掲げる。鉄紺を担うスプリンターへ。日々練習を重ねる。
200mでは、追い風が吹く好条件の中行われた予選で、「予選のうちにタイムを出したかった」と語る庭山晴希(法1=岡山商大附)が、21秒17の5着でフィニッシュ。「課題のコーナーがうまく入れなかった」と悔しさをにじませた。
続く チャレンジレースでは、予選とは打って変わって向かい風の中でのレースとなった。「コーナーは予選から修正できた」という一方、「ラスト100mのところがうまくいかなかった」と反省点も挙げ、21秒23の5着でレースを終えた。
多数のレースに出場した全カレを終えて、「400mブロックに入って、ラスト100mも耐えられる練習をしてきた」という庭山だが、「あまりうまくいかなかった」と今後の課題が明確になった。
次戦はトワイライトゲームズ。「リレーメンバーに入って学生新記録を出すこと、200mで今回のレースを挽回する結果を出すこと」が目標だ。躍進を続けるルーキーの今後の活躍に期待したい。
◼︎中川穂泉
ーーレースを振り返って今回目標にしていたことは
今回は、一か月前に自己ベストを更新して、それが10秒35だったので10秒2台を目指していました。
ーー大きな大会に出ることは久しぶりだと思うのだが、ここまで強化してきた部分はあるか
中盤以降、スピードに乗れないことが多かったので、そこを強化してコーチと相談しながら走りの改善に努めてきました。
ーー次の試合に向けての目標
次の個人の100メートルは新人戦になっているのでそこで10秒2台をだして優勝しようと思っています。
◼︎庭山晴希
ーー試合を振り返って
午後がいい条件ではなかったので、予選のうちにタイムを出したかったが、課題のコーナーが上手く走れなかった。決勝は、コーナーはよかったがラスト100mのところがあまり上手くいかなくて、いいタイムで走ることが出来なかった。
ーーこの大会の位置づけは
次戦のトワイライトに向けて、いい感じに持っていくためのレースとして位置づけていた。
ーー全カレの200mから修正してきたことは
全カレはいろいろなレースに出ていてガス欠になってしまっていた。400mブロックに混ざり、ラスト100mも耐えられる練習をしてきたが、あまり上手くいかなかったので今後の課題が見えた。
--今後の目標は
トワイライトでリレーメンバーに入って学生新記録を出すことと、個人の200mでは今回のレースを挽回というか、いい結果を出せるように頑張ります。
TEXT=窪内彩乃、佐藤結芽