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昨秋、1部昇格を果たした東洋大学は、さらなる高み――1部優勝を目指し春季リーグに挑んだ。結果は昇格後すぐの3位と目標には届かなかったが、その戦いぶりは確かな底力を印象づけた。今回は、そんな彼らに春季リーグを振り返ってもらい、次なる目標を語ってもらった。総勢15名のインタビューを、8日間にわたりお届けする。
2人目は山内教輔選手(総2=東海大相模)。 夏場は打率向上と、150キロを超える直球に負けないためのウエイトトレーニングに重点的に取り組み、秋季リーグでは「春に敗れた青学大と亜細亜大に必ず勝ち、勝ち点5を取って優勝したい」と強く語る彼に1部で戦い抜いた春季リーグを振り返ってもらった。(取材日・7月10日、聞き手・山本華子)
ーー惜しくも優勝には届かなかったものの、昇格後即3位という結果を残し、率直な感想は
3位だったんですけど、全然1部で戦えるなという感じはしました。
ーー1部リーグを実際に戦ってみて、2部との違いや印象に残ったことは
150㌔くらいのピッチャーがたくさんいるっていうのが一番の違いかなと思います。
ーー春季リーグ、チーム全体を振り返って良かった点、逆に課題に感じた点は
バッティングではチャンスを作ることはできていたんですけど、あと一本が打てなかったというのが課題かなと思います。良かったところは守備でエラーが少なかったことだと思います。
ーー自身のプレーを振り返って良かった点、そして改善点は
バッティングで率を残せなかったのが自分の反省点で、良かったところはそんなに印象に残っていないです。
ーー今季はどのような目標を持ってリーグ戦に臨みましたか?
150㌔を超える球をしっかりと打つというテーマでやっていたんですけど、自分の力不足で1球で捉えることができなかったので、そこが一部のレベルが高いところだと思いました。
ーー春季リーグ全体を振り返って、自己採点すると何点?
全然結果を残せなかったので30点です。
ーー春季リーグ前の取材で、対戦したい相手として中央大学の子安選手の名前を挙げていましたが、実際に本塁打を放ったときを改めて振り返って
正直たまたまっていうのがあったので、それは運がよかったと思います。
ーー一番印象に残っている試合は
青学の3戦目の試合で、試合には勝てなかったんですけど、反省点が分かって、これからに活きる試合になったからです。
ーー自分自身のプレーで収穫を得た部分は
ホームランを打てたことがこのリーグ戦で一番自分的に良かったと思います。
ーーこの夏、重点的に取り組みたいこと、強化したいことは
打率をあげるためにしっかりバットを振ることと、ウエイトトレーニングをして、150㌔のまっすぐに負けないことっていうのを意識してやっています。
ーーリーグ戦を通じて感じた今年のチームの良さや特徴は
4年生が引っ張ってくれているというのが自分たちにとって心強いですし、それに加えて新1年生のピッチャーが頑張ってくれたのでそういうところが一番の強みだと思います。
ーー今後への意気込み
秋は春に負けた青学と亜細亜に絶対勝って、勝ち点5を取って優勝したいと思います。
◇プロフィール◇
山内教輔(やまうち・きょうすけ)
生年月日/2005・10・25
身長・体重/177㌢・82㌔
最近嬉しかったこと、楽しかったこと/ウエイトトレーニングの時にベンチプレスで105kgがあがったことです。
夏休みの楽しみなイベント/2年生でバーベキューをする予定なのでそれが楽しみです。
TEXT=山本華子 PHOTO=スポトウ硬式野球班