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強力なスクラムを武器に、最前列で体を張り続ける山下源也(総2=熊本工)。春シーズンでは対抗戦チームとの対戦を通じて力の差を痛感する一方、収穫も多く手応えを得たと語る。
練習では課題をノートに記し、次に生かす“行動”を積み重ねる日々。掲げた目標はリーグ戦優勝、そして日本一。そのうえで、個人としてはU20代表入りを強く見据えた。スクラムにこだわり続ける漢の、秋の挑戦が始まっている。(取材日=8月8日、聞き手=北川未藍)

山下の今季を表す一言は「行動」
ーー春シーズンを振り返って
帝京大のような強いチームと戦えて単純に、積極的にうれしかったことと、力の差を感じてもっとやっていかないとなという風に強く思いました。
ーー春シーズンでの手応え
スクラムにはこだわりがあるので、いいスクラムを組めたという収穫がありました。
ーー課題になったところは
個人としては、細かいスキルとかフィットネスももちろんそうなんですけど、やっぱりスクラムとか、自分にしかできないプレーはもっと磨いていくべきだなと思いました。
ーー個人として成長した点は
チーム全体としてはスタメンだけじゃなくて全員で頑張って、全員で上に上がれるようなチーム作りができてきたと思います。

ーー現在特に力を入れているポイント
一回一回の練習がすごい大事になってくると思うので、リーグ戦の試合に向けて時間もないですし、今日の課題をノートとかに書いて「明日の練習どうするか」というのを、PDCAサイクルというか、自分の評価をして、次にどう生かすかを毎回繰り返しやるようにしています。
ーー現在のチームの雰囲気は
すごく良いと思います。みんな仲良いし、上下関係もそんなに厳しくはないので。その分、慣れ合いすぎず、やり合いすぎてもなので、やるときはしっかりやるという風に、自分から行動で示せたらなと思います。
ーーチーム内での個人的注目選手は
坂本琥珀(総3=仙台育英)です。
ーー秋シーズンに向けてチームの仕上がりは
現状では足りていないところもありますが、合宿を通して絶対成長していくと思います。
ーー秋シーズンで注目してほしいご自身のプレーは
スクラムです。

ーー色紙の文字について
「行動」なんですけど、口で言うことは結構簡単ですが、結局やらないと意味がないので。自分が率先して行動して、背中で語れるような。言ったことはしっかりやるっていう、言われないこともやれるようにということで「行動」っていう言葉を選びました。
ーー秋シーズンに向けて、チームの目標は
まずはリーグ戦優勝をして、そこから大学選手権優勝を目指してます。
ーー個人の目標は
個人的には早生まれでU20にギリギリ入れるので、チームとしての目標はもちろんありますが、個人としてはU20に選ばれたいと強く思っているので、つかめたらなと思います。
◇山下源也
生年月日/2006年3月18日
身長体重/175㌢、100㌔
オフの過ごし方リラックスすること。軽くバイクに乗ったりとか血流を流して、リカバリーに努めています。

