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春シーズンは体調不良やけがに苦しみ、思うようなプレーができなかった金井悠隼(スポ3=東海大相模)。その中でも後半戦では出場を重ね、自らの強みであるジャッカルやディフェンスに磨きを上げた。体重も増え、80分間走り切れる体力を身につけるなど、確かな成長を感じている。
秋シーズンでは「辛い時でも笑顔を」。この言葉を胸に、リーグ戦全勝と大学日本一を目指して挑む。(取材日=8月8日、聞き手=北川未藍)
金井の今シーズンを表す一言は「笑顔」
ーー春シーズンでの手応えは
春シーズンは最初あまり出れなくて、体調不良とか続いたり、けがもしていたので思い通りにプレーできず、スクラムとか苦戦したんですけど、後半にかけて、スタメンを任される試合が増えて自分の出したいプレーを出せたかなと思います。
ーー課題になったところは
対抗戦と試合をしたときは自分のジャッカルができなかったんですけど、リーグ戦の相手になったらジャッカルは何本かできたので、リーグ戦では通用するけど、対抗戦では通じないという感覚がありました。
ーー個人として成長した点は
1年生の時と比べて、体重が増えた点です。フィジカルもすごく強くなったってわけではないかもしれないのですが、体力も80分持つようになって良くなってきているかなと思います。
ーー現在特に力を入れているポイント
自分は体があまり大きくないので、アタックっていうよりディフェンスにフォーカスして、タックルとジャッカルにも力を入れています。
ーー現在のチームの雰囲気は
上下関係がないわけじゃないですけど、みんな楽しく言い合える仲なので、ミスがあってもしっかり指摘し合えるし上からだけじゃなく下からも言い合えるので、チームの雰囲気は良いと思います。
ーーチーム内での個人的注目選手は
森山海宇オスティン(総4=目黒学院)さん、ステファン・ヴァハフォラウ(総4=札幌山の手)さんです。同じポジションで尊敬している部分もありますが、2人はフィジカルも強くてずっと走り続けている姿勢を見習わないとなと思っています。
ーー秋シーズンに向けてチームの仕上がりは
春に出た修正点を少しずつ改善できています。
ーー秋シーズンで注目してほしいご自身のプレーは
ジャッカルです。
ーー色紙の文字について
「辛い時でも笑顔を」っていうのを、昔からラグビーをやってる時に、いろんな人に言われてきてて、フランカーは常に笑顔、辛い顔見せちゃダメなんだって思ってるので、どんなに辛くても笑おうっていう意味で、笑顔です。
ーー秋シーズンに向けて、チームの目標は
まずはリーグ戦全勝。大学選手権に出て日本一になれるように、対抗戦チームに負けないようにやっていきたいと思います。
ーー個人の目標は
けがをせずに1試合でも1分でも多く試合に出ることです。
◇金井悠隼
生年月日/2004年5月3日
身長体重/173㌢、90㌔
オフの過ごし方/海に行く
PHOTO=北川未藍