Article

記事


2015.11.01
アメフト

[アメフト]武蔵大に勝利し、リーグ戦首位を堅守!

平成27年度関東学生アメリカンフットボールリーグ戦

10月31日(土)武蔵大朝霞グラウンド


東洋大20-7武蔵大


    6|1Q|0

    6|2Q|0

    0|3Q|0

    8|4Q|7


Image title

TDを決めたWR大西


Image title

QB時崎は安定したパスを投げ込んだ


Image title

ディフェンス陣に声を掛けるFS森



 無敗は続いた。20-7で武蔵大に勝利し、秋季リーグ戦4勝目。前半にWR大西(国1=関東国際)の2タッチダウン(TD)でリードを奪うと、ディフェンス陣の固い守りで逃げ切った。


 ディフェンスで流れをつかんだ。第2Q開始3分過ぎ、相手QBの放ったパスをFS森(営4=狭山ヶ丘)がインターセプト。6-0とリードしながら、攻め続けられていた嫌な流れをワンプレーで断ち切った。「いい仕事ができた」と満足そうに振り返るも、「インターセプトで終わらずに、リターンTDも狙えた」と反省も口にした。


 「持ち上げていくタイプのリーダー」。森は自身のリーダー像をそう表現する。「自分は引っ張っているというよりも、どんな状況でも気持ちが折れないようにチームを持ち上げている」と笑顔を見せる。今季はディフェンスリーダーを任され、グラウンドでは誰よりも声を出しチームを盛り上げている。後輩からの信頼も厚く、ポジションの近いCB新井(総2=豊岡)は、「聞いたことにはほとんど答えてくれる。一番頼りになる先輩」と尊敬を口にする。今後の戦いについては、「ディフェンスで点を取って、ディフェンスの力で勝ちたい」と頼もしい言葉でしめた。


 またオフェンス陣は、WR大西が2TDを決めるなど要所で力を見せるも、西村ヘッドコーチは「個人技で点数を取っていて、チームとしては点数が取れていない」と厳しかった。


 秋季リーグ戦を4勝1分とした東洋大。目標とする1部との入れ替え戦の切符は目の前に迫っている。リーグ戦無敗にも西村ヘッドコーチは、「本当に勝ち切れた試合はまだない。次はやり切って欲しい」と次戦に向け、選手たちにさらなる奮起を促した。



■コメント

・西村ヘッドコーチ

前半は緊張感があった。前半の2つのTDは積み重ねのプレーではなく、個人で取った点数。試合を通して、オフェンスはミスが目立ち点数が取りづらくなってしまった。ディフェンスはよく頑張っていたと思う。(次戦に向けて)ここまで本当に勝ち切れた試合はない。結果を残すためにやりきって欲しい。

 

・永藤主将(総4=佼成学園)

勝ったけれど、他のチームが大差で勝っているのに対して、ロースコアでしか勝てなかった。1部を目指しているチームなので、このままだと1部のチームに負けてしまう。1年生には助けられた部分もあったが、もっとやってほしかった。フィールドに入ったら学年は関係ないので、レギュラーである以上はもう少し求めたいところ。だが、今回はそれ以上に4年生がカバーしなくてはいけない試合だったので、上級生がもっと頑張るべきだった。次戦の相手はオフェンスが強いチーム。うちはディフェンスで持っていく部分があるので、そこをやられないようにする。勝てば1部入れ替えの切符が手に入るようなものなので、必ず勝ちたい。

 

・時崎(社4= 八千代松陰)

ディフェンスに助けられた。下級生が頑張ってやっているのに、上級生がそれに答えられていないのが悔しい。今日の出来は、自分の中では今シーズン中であまり良くない方で、本当に申し訳ないことをしていると思っている。その分次節に向けて、ちゃんとチームを引っ張っていきたい。4年生は下級生を1部に連れて行って、1部で戦う姿を見たいと思っているので、下級生には1部で戦う準備をしろと言っている。(次戦に向けて)今回オフェンスとしては、もっと点差を離して勝つという目標があったのにできなかった。次節はその目標に対してしっかりやって、1部で勝つことを視野に入れて基礎からやっていきたい。


・森(営4=狭山ヶ丘)

前半で4TD差を奪うことを目標としていた。(インターセプトについて)インターセプトで終わってしまったのは反省。相手をはめるような動きができていればTDまで行けた。いい仕事ができたと思う。(残り2戦に向け)1部昇格に向けて、内容にもこだわりたい。ディフェンスでも点数を取って、ディフェンスで勝てるようになりたい。

 

・新井(総2=豊岡)

全体として動けていなかった。試合の入り、声かけ、タックルへの集まりなどしっかりしなければいけないことがあった。(今後に向け)チーム一同で全力で勝って、1部に行きたい。必死にいくだけ。

 

・大西(国1=関東国際)

相手が格下だったので、だいたい予想はついていたが、もっと自分の中ではできると思っていたので、そこは次の試合に向けて調整していきたい。(TDを決めて)レシーバーなので、TDという結果でチームに貢献できたのは良かった。だが、自分でやらなくてはいけないところで、できなかった部分もあったので、そこは直していきたい。(チームの雰囲気は)ずっと勝っていて、みんな相手が格下だということがわかっていたので、雰囲気は少しだらけていたと思う。(次戦に向けて)東工大戦で毎試合TDを決めると意気込んだが、前回の試合でできなかったので、それを目標にまたやっていきたい。



TEXT=西川諒ㅤPHOTO=松井彩音