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2025.10.15
コラム
第919回 スポーツの秋 執筆者・覺本千莉
10月を迎え、時の流れの早さに驚いている覺本です。
大会や合宿に明け暮れていた高校時代の夏を思い返し、「夏休みってこんなに長かったっけ?」と思う日々でした。
この夏の私は、“終日バイト”が生活の軸になっていました。シフトを入れるときは「稼ぐぞ!いけるぞ!」と意気込むのですが、いざ当日になると毎度過去の自分を恨む、、、そんな日々の繰り返しで、正直かなり疲れていました。
そんな中での相撲部の取材。
外に出た事を後悔するほどの暑さの中、行司の気持ちのいい掛け声が空に抜けてくような土俵や選手たちの感情のこもった押し合いを目の前に、アドレナリンがでまくっているような、、とにかくものすごい高揚感を感じました。
試合の空気感や熱量、なんなら気温も匂いも全部!そのまま伝えられるようなものが発明されればいいのに、そう強く思いながら夢中でシャッターを切り続けました。
取材後のなんともいえない満たされたような気持ちが、ようやく「夏」を感じさせてくれたような気がしてとっても幸せでした。
今後取材を通して込み上げてくるであろう感情ひとつひとつを噛み締めて。
限られた時間の中でその感情をどうしていけるのか、どうしたいのか、自問自答する機会をきちんと持ちたいと改めて考えなおす事ができました。
さて、秋といえば食欲の秋、芸術の秋、そしてスポーツの秋。
みなさんがそれぞれ自分なりの秋を堪能できますように!
最後まで読んで頂きありがとうございます。以上、覺本でした。