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2025.11.10
コラム

第927回 おめでとうの秋 執筆者・吉田妃莉

皆さん、お久しぶりです。1年の吉田妃莉です。


前回、コラムを担当した日から早くも3ヶ月が経ちました。


終わりの見えない猛暑から一転し、近頃は冷たい風がビュービューと吹き付け、夏生まれの私は寒さにとても弱いのでガクガクと震えながら取材をしています。


しかし、そんな寒さも吹き飛ぶような嬉しい、おめでたいことがたくさんありました。


まずはなんと言ってもドラフトですね。島田さん、宮下さん、花田さん、プロ入りおめでとうございます。


初めて本格的に取材を始めたのは秋季リーグからでしたが、試合を重ね記事もいくつか担当させていただいたので白山キャンパスでのドラフト会議では興奮で胸の高鳴りが止まりませんでした。貴重なその一瞬一瞬を噛み締めながら自分の任された仕事を全うし、スポトウに入ったからこその経験をさせて本当にこの部活に感謝しています。


同じ木更津総合野球部出身の島田さんの名前が呼ばれた瞬間は息を呑むほどの感動が心を打ちました。これからプロとして華々しく活躍していくのを楽しみにしています。


翌日に控えた秋季リーグ最終戦で4年生がスタンドで応援している姿は、初めて見る光景で嬉しい気持ちもありましたが、それと同時に東洋の選手として野球をしている姿が、もう見れないんだとしんみりと寂しさも感じました。


だからこそ、来春の新チームがどんな姿で試合に挑んでいくのか今からとても楽しみにしています。



スポトウの活動でもう1つ嬉しかった出来事をあげると、準硬式野球部が入れ替え戦で見事勝利を掴み取り1部残留を決めたことです。


準硬の選手は基本的には4年生の春に引退することが多いのですが、この秋ではなんとか1部に残りたいと4年生が最後まで残ってくれました。その背中は記者の私にも伝わってくるほどの逞しさがあり、チームの軸として後輩を引っ張る姿がとても印象的でした。


「あと一歩」そんな試合が続く中で負けが続いた秋リーグ。何がチームに足りないのかと試行錯誤を重ねる学生監督の選手を見て、ただ負けた記事ではなく、どう粘りを見せて次の試合に向けてチームがどう立ち向かっていくのか。そんなことに注目して記事を書くことができました。


準硬式野球部は記者として私を成長させてくれました。記事を書くたびに語彙が増えていくのを感じ、インタビューするたびにこんな言い回しがあるんだと良い勉強をさせていただいてなんて私は運がいいんだろうと、幸せを感じています。


とは言っても記者としてはまだまだ半人前なのでこれからもたくさんの取材を通して、先入観なく、忍耐強く、アンテナを常に張って頑張っていこうと思います。


これからもたくさんの「おめでとう」が続きますように。

最後までご覧いただきありがとうございました。