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2015年度 関東大学ラグビーリーグ戦 2部
11月8日(日) 14:00K.O 熊谷ラグビー場グラウンドB
●東洋大 12{0ー10、12ー8}18 立正大
東洋大 | 立正大 | |||
12 | 18 | |||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
0 | 2 | T | 1 | 1 |
0 | 1 | G | 1 | 1 |
1 | 1 | PG | 1 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
0 | 12 | 合計 | 10 | 8 |
背番号/ポジション | 選手名 | 出身高 | 学年 |
1/PR | 木田 大雅 | 国学院栃木 | 3 |
2/HO | 岡部 景和 | 東福岡 | 3 |
3/PR | 古館 康大 | 盛岡工 | 3 |
4/LO | 檀上 利大 | 御所実 | 4 |
⑤/LO | 野崎 伊織 | 国学院栃木 | 4 |
6/FL | 高野 雅義 | 報徳学園 | 1 |
7/FL | 荒岡 悟 | 法政二 | 4 |
8/NO.8 | 土肥 航 | 長崎海星 | 1 |
9/SH | 篭島 優輝 | 東京 | 4 |
10/SO | 村上 晴太 | 仙台育英 | 2 |
11/WTB | 石井 勇輝 | 日体荏原 | 2 |
12/CTB | 古川 拓実 | 目黒学院 | 2 |
13/CTB | 柳井 佑太 | 荒尾 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 1 |
15/FB | 清原 祥 | 荒尾 | 4 |
Reserve Member | |||
16 | 桐山 大輝 | 御所実 | 3 |
17 | 村上 卓史 | 荒尾 | 4 |
18 | 小山内 健 | 昌平 | 1 |
19 | 杉山 直 | 常葉橘 | 4 |
20 | 常泉 達 | 国学院栃木 | 2 |
21 | 内野 晃成 | 長崎海星 | 2 |
22 | 平原 賢 | 国学院栃木 | 2 |
23 | 高橋 亮太 | 東農大二 | 4 |
・選手交代/ポジション変更
後半14分 FL荒岡→杉山
後半28分 PR木田→村上卓
前半、ボールを受け敵陣に向かう清原
古川のトライ後、笑顔で駆け寄る選手たち
熊谷ラグビー場Bで立正大戦が行われ、12-18で敗戦。昇格という目標へは厳しい状況となってしまった。
先週行われた日大戦で今季初黒星を喫し、昇格するには後がない。その窮地に立たされた中、雨が降りしきる悪条件の試合に臨んだ。スムーズなパス回しで敵陣に進み入った場面、濡れたボールで手を滑らせパスが繋がらない。逆に相手にチャンスを与えてしまい、攻め込まれる時間帯が多く見られた。また、相手のナンバー8がスクラムの時に飛び出してきて、不意を突かれる場面も。上手く試合を運べなかったところもあった。
しかし、悪い展開ばかりではなかった。「ラインアウトを研究してきた」と野崎主将が言うように、相手のラインアウトでボールをもぎ取りターンオーバーができた。雨も弱くなってきた後半では自チームのスクラムで相手のプレッシャーに耐え、そのまま押してトライを奪い、「やってきたことができた」と高野監督は語る。コンディションが改善されるにつれて段々と攻め込めるようになり、また「セットプレーで優位に立てた」と自分たちのやりたいことができるようになってきていた。敵陣でパスを回すチャンスのシチュエーションで、最後は古川がボールを受け取りそのままトライゾーンまで駆け抜けていく好プレーもあった。しかし、終始自陣でのせめぎ合いが多く、一時は1点差まで詰め寄る場面もあったが、残り時間わずかなところで相手にトライを奪われ敗戦。結果、今季初の連敗となってしまった。
次戦はリーグ戦最終戦となる関学大との試合。日大と立正大の試合次第ではあるが、この試合で得失点差15点を付けて勝利すれば入替戦出場が決まる。そう簡単に勝たせてくれる相手ではないが、昇格の可能性がある以上チームの力を信じて勝ちにいく。
■コメント
・高野監督
前半、雨で東洋大の強みであるバックスの展開を安全にやっていたら最後追いつかない状況が生まれてしまった。後半雨が上がってきて、バックスが回し始めてうちのリズムになった。スクラムでトライを取れているし、やってきたセットプレーができて、ディフェンスもよく頑張って、それこそあやだよね。雨の日だからこういう展開になったこともあるし、逆にできたこともある。だから、そんなに悪い試合ではない。実力的にはほぼイーブンなので。ただ、結果的に最終戦に一応可能性を残しているので、しっかり1週間やって、得失点差で入れ替え戦行けるようなプランを立てて、自分たちの可能性を信じてやれることやるしかない。最初やはりキックゲームで負けたので、それはしょうがない。キックの当たり具合があるので、そういう状況の中でよく頑張ったと思う。レフリーの癖もあって、ノットロールアウェイとジャッカルに入るプレイヤーがよく取られていた。ペナルティのないプレッシャーでそこをしっかりすることと、ブレイクダウンでターンオーバーされないようにマイボールキープしていこうと。修正点自体はそんなになかったので、その2つを話した。1つはスクラムトライで、フォワードが練習してきたことができた。この前の日大戦でも100%スクラムを組めなかったので良かったと思うし、バックスラインは自信があるので、そうやって回せなかったというのはしょうがなかったということ。メインのグラウンドで試合をするし、まだ入替戦の可能性が残っているので悔いのない試合を4年生にやってもらいたい。最後の試合ではないので、入れ替え戦に行くという可能性がある以上、入れ替え戦に向けて1日1日しっかりと練習を組み立てて、やっていきたいと思う。
・LO野崎主将(済4=国学院栃木)
勝ちにこだわってきてたので、どんなにいい内容でも結果を残せなかったことがだめ。雨のゲームなので敵陣でやろうと話していて、後半は敵陣でラグビーをするという自分たちがやりたいことができてきた。(前半は)ラインアウトなどのセットプレーを研究してきていて、ターンオーバーするなど成果は出た。セットプレーで優位に立てたのは良かったが、自陣でやりすぎたのが反省点。(スクラムは)もっとプレッシャーをかけれたら良かったと思う。(敗因は)前半に自陣で進めてしまったこと。敵陣に入っていきたかった。(次戦に向けて)関東学院に15点差以上つければ、入れ替え戦にいく可能性があるので、あきらめずに15点差以上付けて勝ちたい。
TEXT=青池藤吾 PHOTO=畑中祥江
[次回試合予定]
関東大学ラグビーリーグ戦2部
第7戦 11月22日(日) 対 関学大
熊谷ラグビー場Aグラウンド 12:00キックオフ
※有料試合