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連続インタビュー投稿３人目は、髙中一樹（総２＝聖光学院）内野手。新チームのキーマンとして期待される存在。「課題しか残りませんでした」と厳しく自己評価する一方で、確かな収穫も手にした。悔しさを糧に、来季を見据えてさらなる飛躍を誓う。(取材日•11月19日、聞き手・福田和奏)
ーー秋のリーグ戦を振り返って、チームとして良かった点と課題点を教えてください。
最初の頃は全然勝てなかったのですが、５連敗してからバッティングなどを考えながらやって、どんどん打てるようになって勝てたという、一度負けたところから立ち直れた点が良かったところだと思います。課題は最初、やはり勝てなかったというところが課題です。
ーー個人としては３割打つこととベストナインを秋前の目標に掲げていたと思いますが、個人の総括として手応えと課題はいかがですか？
全然３割には届かなかったので、めちゃめちゃ悔しいという、何もできなかったというのが一番で、手応えは正直、何もなかったぐらいで、課題しか残りませんでした。
ーー今季で一番印象に残っている試合とその理由を教えてください。
青学との３戦目です。負けたら最下位が見える中で、青学に勝って勝ち点を取れたというのが、自分の中で一番印象に残っています。
ーー青学戦から転機という感じがしましたが、その辺はいかがですか？
相手のピッチャーがどんどんレベルが上がっていったので、そこでチームとして徹底することができていたので、良い形で結果に繋がったのかなと思います。
ーー青学に勝てた理由というのは、自分の中で何かありますか？
相手が強いので、やるべきことをチーム全員で共有し、それを徹底してできたから青学に勝てたのかなと自分では思っています。
ーー今季の守備、打撃で収穫はありましたか？
バッティングは今のままじゃだめだというのが、このシーズンを通してすごく感じた部分だったので、それを知れたというか、そういう悔しい思いを、結果が出なかったのでそれが一番の収穫で、また来年に向けてやらなきゃいけないことがしっかり分かったので良かったです。
ーー自分のプレイの中で手応えを感じられた場面はありますか？
あんまり手応えを感じられた場面はなかったです。ただ、長打が去年は出なかったので、ホームランが１本出たのは良かったのですが、それぐらいでほとんど何もできなかったです。
※今回コンディション不良のため出場を辞退しましたが、取材で語って下さったコメントを掲載します。
ーー侍ジャパン大学代表候補選手に選出、高校の日本代表を含めると２度目ですが、率直な心境はいかがですか？
素直に嬉しいはあるのですが、やっぱり全然レベルは足りてないと思うので、またすごい選手が集まる中で良いものを吸収して、自分の力に変えれたらなと思います。
ーー代表候補選手入りを見据えて何か意識していたことはありますか？
日本代表候補合宿に行きたいとかは考えてなかったので、あんまり意識とかしてなかったです。
ーー前回大会の経験を今回どう生かしたいと考えていることはありますか？
まだ選ばれているわけではないのですが、一回高校の時に日本代表に選んでもらって、色々な経験ができたので、もし大学でも選ばれたら、今度は高校の時は最初からスタメンで出ることができなかったので、大学で選ばれたら試合に出たいなとすごく思います。
ーー強化合宿で得たいものなど具体的に教えてください。
やっぱりバッティングで、全部色々なところを吸収したいのですが、特にバッティングで今年全然だめだったので、良いバッターがいっぱいいると思うので、そこでいろんな技術とかを聞いて自分のものにしたいなと思います。
ーーこの経験をチームにどう還元していきたいなどありますか？
レベルの高い選手と３日間一緒にやれるので、そこで今までになかった価値観や考え方っていうのを自分がこのチームに持ってきて、それをまたみんなに共有できたら、絶対今よりは良くなると思うので、そこを共有したいというか、良いこと聞いてこのチームに持って帰りたいなと思います。
ーー今年３人の選手がドラフト指名を受けましたが、その時の心境はいかがでしたか？
めちゃくちゃ嬉しかったのですが、それと同時に自分も２年後ああやってドラフト指名されてプロ行きたいなっていう気持ちがすごく強くなりました。
ーー卒業する４年生との印象深い思い出やエピソードはありますか？
今の4年生は、僕が１年生の時に３年生で、去年から試合に出ている試合メンバーはあまり変わってなくて、試合中とかも普段から、特に１年生の最初の頃は、自分たちがやりやすいように話しかけてくれたり、ずっと優しく接してくださっていたので、そこが本当に今の４年生には良くしてもらったというか、感謝しかないです。
ーー来季への意気込みをお願いします。
チームとしては、東都で優勝して日本一というのを一番の目標にして、個人では３割、ベストナインっていうのを獲りたいなと思っているので、来年はそれをしっかり獲れるように頑張ります。
◇プロフィール◇
髙中一樹（たかなか・かずき）
生年月日／2006・１・12
身長・体重／178㌢・82㌔
テンションが上がる曲／HANA
今、何をモチベーションに野球を頑張っていますか？／もう試合はないので、モチベーションを保つのは難しいのですが、来季の試合をモチベーションに、試合で活躍することをモチベーションに頑張りたいと思います。
PHOTO＝髙梨美遼
