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2025.12.19
硬式野球

[硬式野球]2025年秋季リーグ戦振り返りインタビュー/吉田元内野手、政所蒼太捕手


 連続インタビュー投稿8人目は、吉田元(営4=龍谷大平安)内野手。自身を「声や行動で引っ張るタイプ」と語るように、ベンチ内だけでなく守備中の声掛けなどでチームの士気を高めてきた。そんな彼に秋季リーグと4年間の大学野球を振り返ってもらった。(取材日・11月19日、聞き手・髙梨美遼)


ーー秋季リーグの総括(チームとして)良かった点、課題 

ピッチャーがずっと頑張ってくれていたので、バッター陣が最初なかなか打てなかったんですけど、途中からチームとしてちゃんとやるべきことをっていうのを徹底できたり、チームとして一体感がうまれてからいい形になって勝ちだしたので、後半のチーム力はよかったかなと思います。


ーー個人としての今季総括(手応え・課題)

攻撃面でチームに迷惑をかけたので、一本をチャンスで出すこともそうですし、チームに必要な打撃はまだ課題だなと感じました。


ーー一番印象に残っている試合

青学から勝ち点を取れたことは1番大きかったなと思います。やっぱり5連敗した後の亜細亜で1勝できたというのは自分の中で一番大きい試合だったなと思います。


ーー自分のプレーで手応えを感じた場面

ないです。個人的にはいいシーズンじゃなかったので、あまりいい手応えはなかったです。


ーー今季の収穫(守備/打撃)

このシーズンに入って、プロに行ったピッチャーにちょっとずつ速い球に慣れてきたかなというのは感じました。


ーー最上級生として過ごした1年の振り返り

自分はプレーで引っ張るタイプじゃなくて、どっちかというと声とか行動で引っ張るタイプだと思ってたので、そこは1年間通して継続できたのはよかったなと思います。



ーー副主将として過ごした1年の振り返り

自分はプレーで引っ張るタイプじゃない分、試合の時のプレーは池田、宮下、花田、島田とかに任せられたので、自分は割り切ってチームの雰囲気だったりそういうのを考えて、練習も試合もやらせてもらったかなと思います。


ーー「戦国東都」で戦い抜いた4年間で特に残っている経験

今年はプロに行った選手だったりがいっぱいいたんですけど、2年生の時から井上監督に試合に出させてもらっていたというのは大きな経験だなというふうに思います。


ーー4年間の大学野球で学んだこと・得たもの

身近にプロ野球選手っていう高いレベルで野球ができたというのはすごい嬉しかったですし、その経験がこれから先の野球でちょっとでも活きるようにもっと練習して成長できればなと思います。


ーー同期へのメッセージ

4年生がいっぱい試合に出たり、退部もせずに残ってくれたので、みんなで最後までできたので嬉しかったです。


ーー後輩へのメッセージ

自分たちは春も秋も3位という結果に終わってしまったので、3年生以下にはやっぱり青学を倒してリーグ優勝、日本一を目指して頑張ってほしいです。


ーー感謝を伝えたい相手

ここまで野球できたのも周りの人だったり、両親のおかげだと思ってるので、今まで野球に携わってもらった人には感謝したいと思っています。


◇プロフィール◇

吉田元(よしだ・げん)

生年月日/2003・7・25

身長•体重/174㌢・78㌔

何をモチベーションに野球を頑張っていきますか/純粋に野球が好きというのもありますし、それを長く続けたい分、先でやるために頑張ったというのもあって。それプラスこれまでいろんな方に応援してもらってきたので、その人たちにいい結果を見てもらいたいというのをモチベーションに頑張りました。


PHOTO=吉田妃莉



 


 連続インタビュー投稿9人目は、政所蒼太捕手(営4=天理)。3年春の開幕戦から島田(総4=木更津総合)投手からの指名もあり、出場機会を増やした。投手の良さを引き出す配球を追求し、支えてくれた家族や応援への感謝とともに、大学野球4年間を振り返ってもらった。(取材日・11月19日、聞き手・福田和奏)


ーー秋のリーグをチームとして振り返って、良かった点、課題点は

最初5連敗から始まって、チーム一つになってできたんで、そこから勝ち出せたっていうのがすごいよかったかなと思います。課題はチャンスで1本出ないところです。


ーー投手をリードする上で、自身で意識していた部分は

ほとんど島田の時ぐらいしかバッテリー組まなかったんですけど、最初の駒澤戦は、打者を見すぎていたというか、島田の持っているものを引き出せなかったので、話し合って、次の國學院戦からは、島田の良さを引き出せるようにっていうのを意識してやりました。


ーー開幕前に掲げていた打率3割という目標を踏まえて、個人として今季の総括、手応えと課題は

全然ダメだったんすけど、打率は。まあでも、ホームラン一本打てたので、嬉しかったです。


ーー一番今季で印象に残っている試合と理由

僕は亜細亜の3戦目ですね。勝ち点が0の状態で、絶対勝たなきゃいけない3戦目だったんで、緊張もしたんですけど、『とりあえず自分は0で抑えて帰ろう』っていう目標にやってたんでしっかり石澤と島田をリードしながら、できたかなと思ったので、一番印象に残ってるかなと思います。


ーー自分のプレーの中で手応えを感じられた場面は

バッティングでいったら、やっぱりホームラン打ったことと、守備だったら、亜細亜の1回戦ぐらいで、向髙のワンバウンドを、止めた時かなと思います。



ーー打撃と配球面で今季の収穫は

打撃は、ちょっとあんまり、調子も良くなくて、低めを結構振っちゃった、低めの変化球とか振っちゃっていたんで、そこはこれから先やっていく上で、直さないといけないことかなと思うのと、配球に関しては、基本的にピッチャーの投げたいボールに自分が合わせるっていうのも、一つ引き出しとしてやっていきたいかなと思います。


ーー最上級生として過ごした1年間、振り返ると

去年は3年生として、4年生のピッチャーをいっぱい受けてきたんですけど、今年は、受けるのが後輩が、どっちかというと多くて。自分が引っ張っていかないといけないっていう責任感があった中で、よかった部分もあったんですけど、自分の力不足なところもあったかなと思うので、そこは次に生かしていきたいなと思います。


ーー戦国東都で戦い抜いた4年間で、特に残っている経験や印象に残っていることは

3年生の春からいっぱい試合を出してもらって緊迫する場面とかでも最後に集中する力っていうのがついたと思います。


ーーキャッチャーとしてチームを支える立場として感じたことは

やっぱりレベル高校とかと違って野球のレベルが高くなるし、大学の中でもレベルが高いリーグですし、そこはもう一つ頭を使っていかないといけないなって感じました。


ーー大学4年間の大学野球で学んだことや得たものは

大学4年間は考えることがすごく多かったので練習にしても試合中にしても考えさせられることがすごく多かったので、自分なりに考えたり人に聞いたりできたので、考えるっていう力がついたのでそれは社会人でも生かしたいと思います。


ーー同期への思いは

同級生には本当にプロ3人もいって、キャプテンに池田もいて、すごい恵まれていたなと自分はこの4年生の1年間を見て思いました。


ーー後輩へのメッセージを

チーム一つに頑張ってほしいなと思います。


ーーバッテリーを組んでいた島田さんや宮下さん、花田さんがプロ入りしましたけどチームメイトとしては

島田は3年生からバッテリーを組ませてもらっているので、すごく嬉しいんですけど、ドラ1で行けなかったのは自分のせいかなと思うので、そこはちょっとごめんなさいなんですけど、宮下と花田は、行けて当然くらいの能力があるので、プロでも頑張ってほしいなと思います。


ーー感謝を伝えたい相手は

島田ですね。3年生の春のオープン戦とか、鈴木二知佳と交代交代ででてたんですけど、開幕戦は二知佳で、2戦目に島田が先発だったんですけど、そこで島田が『キャッチャーが政所がいい』って言ってくれたそのおかげで試合が出るようになったのでそこは感謝したいなと思います。


ーー応援してくれた方々へのメッセージを

まずは、ここまで野球を続けさせてくれた両親には高いお金から払ってまで道具や大学の費用が払ってくれたので、これからは社会人になるので、ちょっとずつ恩返しできたらいいなと思ってますし、OBの方々とかは応援とか試合にも足を運んでくれたりしてたのでそれは伝統ある大学だなと思ってたので、『ありがとうございます』と伝えたいです。


ーー最後に社会人野球への意気込み

実力的には未熟なんですけど、1年目から試合に出るように頑張りたいなと思います。





◇プロフィール◇

政所蒼太(まどころ・そうた)

生年月日/2004・2・11

身長・体重/163㌢・75㌔

テンションが上がる曲/SPYAIR 『Orange』

これから何をモチベーションに野球を頑張っていきたいですか?/次は野球が仕事になるので、純粋に野球をやることはあと少ししかないと思うので、そのちょっとの期間に親に恩返しできるように、楽しい思いをさせられるようにやっていきたいと思います。


PHOTO=髙梨美遼



◆連続インタビュー一覧◆

1日目 高山亮太捕手、山内教輔外野手

2日目 髙中一樹内野手

3日目 山田隼外野手、谷公希投手

4日目 秋元俊太外野手、向髙滉人投手

5日目 吉田元内野手、政所蒼太捕手

6日目 花田旭外野手、島田舜也投手

7日目 池田彪我内野手

8日目 佐藤裕一郎主務

9日目 中村瑠斗内野手、金丸健司外野手

10日目 大坪廉選手