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2026.01.01
相撲

インカレ団体戦準V 角田主将「もう一度優勝をしたかった。」

第103回全国学生相撲選手権大会

11月1日(土)~11月2日(日)

大阪府堺市大浜公園相撲場


団体

準々決勝

◯東洋大5―0近畿大

 先鋒 ◯福原(押し出し)

 二陣 ◯角田(押し出し)

 中堅 ◯菅原(引き落とし)

 副将 ◯山岸(押し出し)

 大将 ◯奥田(上手投げ)


準決勝

◯東洋大3-2拓殖大

 先鋒 ◯角田(押し倒し)

 二陣 ●福原

 中堅 ●菅原

 副将 ◯山岸(下手投げ)

 大将 ◯奥田(寄り切り)


決勝

●東洋大4-1日大

 先鋒 ●福原

 二陣 ●角田

 中堅 ●菅原

 副将 ◯山岸(上手投げ)

 大将 ●奥田


学生相撲の頂点を決める全国学生相撲選手権大会が、大阪府で2日間にわたり開催。2日目には団体戦が行われ、東洋大からは5名の選手が土俵に上がった。主将、角田虎紀(4=金沢市立工)を筆頭に怒涛(どとう)の準決勝を勝ち上がり決勝へ進むも、惜しくも日大に降され準優勝に終わった。



 初戦は近畿大相手に先峰、福原丈一郎(文1=南宇和)が、前大会で負けた相手とのリベンジ戦を筆頭に快勝を挙げると、好調な出だしで決勝の幕を開けた。

 続く2戦目は関東の強豪、拓殖大と激闘。角田主将の力強い相撲は押倒しで先制をあげるも、続くルーキー福原丈一郎と菅原悠翔(3=飛龍)がここで初の黒星となり、拓殖大に王手をかけられる苦しい展開に。

 しかし、東洋大支えたのは山岸力(スポ3=高岡向陵)の健闘であった。一度深呼吸をして土俵に上がった山岸。合図と主に動き出すと自身の俊敏さを生かし下手投げで鮮やかな一本。

 勝負を大将戦に託した。「決勝へつなぐためにここで勝つ。」そんな重圧のかかる場面で土俵に上がったのは、奥田史祐(文3=明徳義塾)。「緊張半分気合い半分で挑んだ」と語る奥田は、低い姿勢でぶつかり合うと10秒近く熱戦を展開。寄り切りにて見事勝利をもぎ取ると、土俵の上でも思わず感情があふれ出る場面があった。この勝利に対して荒木関監督も思わず「勝負強いな」と笑顔に。こうして東洋大は劇的な逆転で決勝へ進出した。

 しかし、決勝では雰囲気が一転。相手は強豪・日本大。この1年を通し、日大からは勝利を挙げていない東洋大。厳しい戦いとなったけっようでは、山岸が副将戦で意地の1勝を挙げたものの、力及ばず1-4で敗戦。悔しさの残る準優勝となり、2日間にわたる熱いインカレは幕を閉じた。

 最後の団体戦を終えた主将角田は「もう一度優勝したかった。」と悔しさをこぼす一方、後輩たちが今大会で見せた活躍に「嬉しかった」と思いをはせた。

 角田の引退試合は白熱の展開となり、悔しさと同時に次代へ託す強い思いがにじむものとなった。後輩たちは、その思いを胸に受け継ぎ、再びインカレ頂点を目指し心身を研磨していくに違いない。



TEXT=森 花菜 写真提供=東洋大学相撲部


■コメント

・角田 虎紀(4=金沢市立工)

――インカレを終えて

やりきったというのもあるんですけど、9割悔しいしかないです。


――団体戦に向けてどのように取り組んできましたか

今年1年を通してまだ1回しか優勝できていなくて、ほか全部準優勝だったので、もう一度優勝したいっていう気持ちからチームをどう波に乗せるかを考え、積極的に自分から声をあげて、チーム全体をまとめて、「決勝まで行くぞ!」という感じで臨んでいました。


――印象に残った試合は

2つあります。1つは決勝トーナメント1回戦。5-0で勝ったんですけど、これはは去年、一昨年のインカレがベスト8で終わっているので、なんというか、壁を乗り越えたっていうのが一つ。もう1つは準決勝の劣勢1-2で負けてきた時の副将山岸、対象の奥田が2戦連続取ってくれて、それがとても嬉しかったです。


――4年間で身に付けた自身の強み

4年間を通して怪我が多くて大会に出られない時期もあったんですけど、その間に自分ができることを考えて体を鍛えたり、相撲のスタイルを変えたり、、、客観的に自分を見るところは鍛えられたのかなと思います。


――応援してくれた方々へのメッセージ

優勝を目指してきた中で、準優勝で終わってしまって申し訳ない気持ちはありますが、応援本当にあ路がとうございました!



・奥田 史祐(文3=明徳義塾)

――インカレに向けて取り組んできたことなど

実は僕たちは他大に比べて、個人の成績が良くなくて。ただ僕たちはチーム力がどの大学よりもあると思っていて、団体で活躍できるのはチームが足し算ではなくかけ算で戦えているからだと思います。だから、どの大会でもチーム皆で盛り上げていく、ひとりひとりが土俵に立っていくだけじゃなくて、チームみんなで送り出すようなイメージで戦っています。


――印象に残った試合は

やっぱり拓殖大との準決勝が、みんなの思いを背負って勝てた試合なので特に印象に残っています。監督には「お前は勝負強いな」と声をかけられました。


――4年生から学んだことは

角田キャプテンからはチームをまとめるような姿勢を学びました。試合でもその背中を見せていただいた、そのチームをまとめる力っていうのは(角田主将の)武器だと思います。彼がいなかったらここまでチーム勝っていなかったと思うので。僕もそんな選手になれるように頑張っていきたいと思います。



・福原 丈一郎(文1=南宇和)

――初めてのインカレはどのような大会になったか

自分の力を発揮できた部分と課題が見つかった大会だったと思います。


――印象に残った試合は

準々決勝の相手が前回の大会で試合に負けて、今大会はリベンジ戦でした。しかも、先鋒 だったので負けちゃいけないと思い、しっかりと自分の相撲を出して勝てて、チームの流れを掴んだっていうのは自分にとってもいい相撲だったと思います。



・菅原 悠翔(3=飛龍)

――インカレを終えて

正直言って悔しい。自分の試合で負けが決まってしまって、前2つ落として自分が取らなきゃダメだったのに取れなくて、めちゃっめちゃ悔しいです。先輩が最後の試合だったから、胴上げをしてあげたかったんですよね。どうしても勝ちたかったです。


――来年が最後のインカレになるがどのような気持ちで挑んでいくか

今回も下級生に引っ張ってもらい、上級生にも頑張ってもらったので、今度は自分が引っ張っていける存在になれたらなと思います。



・山岸 力(スポ3=高岡向陵)

――インカレを終えて

1年間を通して日大に一度も勝てなかったのが悔しいです。


――印象に残っている試合は

準決勝の拓殖大で、自分が勝たなきゃ後がないという状況でプレッシャーの中勝てたっていうのは成長につながったかなと思います。


――緊張などは

緊張とか前の状況とかはあまり関係なく、自分は1点を取るという気持ちだったので、前の状況を気にせずいけました。

第67回東日本学生相撲新人選手権大会
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