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東都大学野球1部リーグ戦が、4月7日に開幕する。初戦の相手は、2部優勝と入替戦を制し、昇格の勢いそのままに1部へと駒を進めた立正大だ。開幕を目前に控え、迎え撃つ東洋大の士気も高まっている。今回、選手15名に寮取材を行い、今季への意気込みとそれぞれの思いに迫った。(取材日=2026年3月29日)

連続インタビュー、ラストへとつなぐ重要な2人は中村瑠斗(営4=拓大紅陵)と金丸健司(営4=上尾)。野手陣の中心としてチームを束ね、ときに厳しい言葉がありながらも、昨季に劣らないチーム作りに励んできた。「井上さんを喜ばせたい」――。その一心で、チームのために走り続ける。一丸で戦い抜くための、熱い意気込みを聞いた。(聞き手=髙梨美遼)
ーーここまでのオープン戦を振り返って、今の調子はいかがですか?
(金丸)僕はこの冬にやってきたことが少しずつ出てきて、バッティングの調子はすごくいいかなと思っています。チームの調子も、しっかり元気を出して、一球に対する気持ちや声が出てきているので、すごくいい状態でリーグ戦に入れるのではないかなと思っています。
(中村)自分は、この冬、1部でやるためにどう勝てるかとか、実力もそうなんですけど、雰囲気とかを去年に劣らないくらいのものつくるために、どう自分はまとめていったらいいかとか、そういうのを考えながら冬は過ごしてきました。あと残り2試合残っていて、いい状態で入ってきているので、勝ち取るために頑張りたいです。
ーーオープン戦で手応えを感じた部分はありますか?
(金丸)社会人の強豪とやらせてもらう機会があるんですけど、最初のオープン戦が始まった頃は、なかなか歯が立たないというか、そういう場面も多々あったんですけど、試合を重ねるごとに、そういう強いチームに相対することができて、そこが一番の収穫かなと思っています。
(中村)自分も社会人相手にいい試合ができたり、自分たちの野球ができたりしているところが、一番成長してきたなという点です。あと、大学生相手に打ってとる点数が多かったので、そこは去年もバッティングがいいチームだったんですけど、今年も負けないくらいの打力があるのかなという自信になりました。
ーーオフシーズンに重点的に取り組んだことはありますか?
(金丸)個人では打撃を重視してやってきて、確率を高めるためにどうしたらいいかというのを考えてやってきました。
(中村)自分もバッティングを一番メインで行ってきました。それと同時に、1部では150キロを投げるピッチャーもいるので、それを打つための体幹の強さであったり、バッティングも重視しながら、体の強さ、パワーとかではなくフィジカル面を重視したトレーニングを多く取り入れてきました。

ーーリーグ戦の開幕が近づいていますが、チーム全体の雰囲気はいかがですか?
(金丸)すごくいいと思います。去年はずっと試合に出続けていた4年生が、1年生からずっと出続けていたんですけど、そういう選手たちと一緒にやっている下級生もいるので、全然不安とかはないですし、周りからの意見はすごく厳しいものもあったりするんですけど、自信を持って。すごくいい雰囲気なので、このまま突っ走っていきたいと思います。
(中村)雰囲気は、1年生が入ってきて、今4年生は1年生とか2年生がやりやすいような雰囲気を作るようにしていて、1年生もすごくコミュニケーションを取ったりして、1年生から4年生まで全部集まってコミュニケーションを多く取っているので、いつ出てもやりやすいような環境を作れているので、いい雰囲気で勝つ集団ができているかなと思います。
ーー今のチームの強みはどういったところだと感じていますか?
(金丸)やっぱり元気というか、すごく雰囲気がいいところだと思います。チームスローガンの『勝魂』というので、やっぱり勝つ魂と書いて、一人ひとりが勝つために魂を込めるには、やっぱり元気が必要だと思うので、そこが強みだと思います。
(中村)強みは、全学年通して仲が良いことかなと思います。仲が良くても言うときは言うので、いい意味での仲の良さというか、全部が仲良しこよしじゃなくて、怒るときは怒る、楽しむときは楽しむっていうメリハリがあるチームっていうのが強みかなと思います。
ーー新しいチームの楽しみな点は
(金丸)井上監督が僕たち4年生が1年生の時にスカウトしてきた代というか、初めての監督の代なので、やっぱり井上さんを喜ばせたいというのが、リーグ戦で勝って楽しみなところかなと思います。
(中村)自分も同じで、井上さんが入ってきた時とちょうど4年間見る代が一番初めてなので、それで日本一取って、泣かせることが楽しみです。
ーー逆に、課題や不安に感じている点は
(金丸)不安はあまりないです。課題を一つ挙げるとするなら、もう一つチームがまとまっていけたらもっと強いと思うので、野手は僕らが引っ張って、ピッチャーだったら大坪が引っ張って。ピッチャーと野手でも別々じゃなく、そこが一緒になって一丸となれば強くなるかなと思います。
(中村)自分も心配とかはないんですけど、課題は、もう一つ上のレベルで戦うために、意識だったり、どう打つかとかをもう少し考えて、先制点を取れるように、早く攻略するために、ピッチャーを崩すためにどう打つかを、もっと早く考えて行動に移すことです。
ーー開幕戦の相手は立正大学ですが、印象はいかがですか?
(金丸) 2部から上がってきたチームで、中身はあまりわからないんですけど、まずは勝って、1部はこんなもんじゃないぞというのを叩き込みたいです。

(中村)自分たちは2部から1部に上がった時に初戦を経験していて、その時にすごく勢いよく入っていって2連敗したのを実感しているので、相手の立場からすると1部でやっているぞという気持ちがすごく強いと思うので、その気持ちに負けないくらいの気持ちを自分たちが、見せつけて勝てるように頑張っていきます。
ーーリーグ戦で警戒している打者、投手はいますか?
(金丸)青学の渡部海(智弁和歌山)ですかね。
(中村)鈴木泰成(東海大菅生→青学)ですかね。
ーー今シーズン、ここを見てほしいというプレーは
(金丸)泥くさく野球を楽しむところです。僕はそんなに実力もないので、魂を持って泥くさく野球を楽しみたいと思います。
(中村)いま守備がサードでホットコーナーって言われている場所なので、誰よりもガッツを見せて頑張ります。
ーー個人成績の目標
(金丸)首位打者を狙っています。今年一年始まる時に首位打者を掲げているので、それを目指して練習もしてきたので、首位打者になります。
(中村)自分は、ホームランを5発打ちます。

ーー注目している新入生とその強み
(金丸)僕は西田(総1=浦和学院)です。今1年生で4番を任されていて、思いっきりバットを振る姿がいいなと思っていて、1年生なので何も考えずただ来た球を振って、打てなくても僕たちに責任があると思うので、フレッシュにやってくれればいいなと思います。
(中村)井上銀士(営1=履正社)です。スタメンで出るかはわからないんですけど、1年生の中でも元気があってガッツもあるので、ベンチもすごく盛り上がるんじゃないかなと思って、期待しています。
ーー春季リーグ戦に向けての意気込み
(金丸)残留とかではなく、リーグ優勝、日本一を目指してるので、熱い戦いを繰り広げます。
(中村)一戦一戦大事に、勝ち続けて優勝のみ狙います。
♢プロフィール♢
中村瑠斗(なかむら・るいと)
生年月日/2004・9・15
身長・体重/175㌢・83㌔
出身高校/拓大紅陵
年末年始・春休みの思い出/冬休みは2泊3日でスノボ合宿に行ってきました。春休みは激励会で、いろいろな方々来て応援してくれたので、思い出というか、リーグ戦に対するいいスイッチが入りました。
♢プロフィール♢
金丸健司(かねまる・けんじ)
生年月日/2004・7・6
身長・体重/173㌢・80㌔
出身高校/上尾
年末年始・春休みの思い出/年末年始は31日からお姉ちゃんと年越しでセブ島に行ってきました。春休みはあまりオフがなかったので、みんなでご飯に行ったりして気分転換になったかなと思います。
連続インタビューの最後を飾るのは、「ピッチャーは俺がなんとかする」と言い切る新主将・大坪廉(総4=智辯学園)。積み重ねてきたトレーニングが、確かな自信へと変わった。その覚悟が、言葉に宿る。チームは今、最高の雰囲気で開幕へと向かう。この主将で、このチームで。目指すのは、ただ一つ。頂点だ。(聞き手=福田和奏)
ーーここまでのオープン戦を振り返って、現在の調子や手応えはいかがですか?
全然悪くはないっすね。一冬越えてずっとトレーニング積んできて、体も強くなってきましたし、フォームとかも見直して改善して、今オープン戦やってるんですけど、その中で結構球とかも変わってきたなって感じで。結果も出てるのでいいかなと思います。
ーーフォームは具体的にどんな風に変えたなどはありますか?
具体的には、あくまで自分の感覚なんですけど、トレーナーのところに行って、フォームとか教えてもらってるのでそこで体の使い方とかが変わったかなという感じです。
ーーそのトレーナーさんにはいつ頃から通っているんですか?
1年前くらいからですかね。島田(R7度卒•木更津総合)さんが行っていて、その紹介みたいな感じで行ったら良くなってきたので。
ーーオープン戦で手応えを感じた場面があれば教えてください。
帝京とやった時にめちゃくちゃ悪くて、その日から体の使い方とかケアとか、全部見直して、次にJR東日本の時に試合に出たんですけど、そこで改善したことが全部できて、すごい手応えが良かったので良かったです。
ーー体の使い方はどう変えたんですか?
見た感じでは絶対わからないんですけど、どこ変えたというかまじで感覚の人間なので。
ーーオフシーズンに重点的に取り組んできたことは何ですか?
下半身トレーニングと、上半身ももちろん。あとはケア。ケアだけは忘れずに。週4で、上半身、下半身、休み、上半身、下半身、休みやってました。
ーー去年から変わらず続けていること、逆に今年から変えてみたことはありますか?
変わらずやってることは、トレーニングはやっぱり継続して、リーグ戦が始まるとか関係なくずっとやってるので。変えたことは、そのトレーニングの中での意識を、もっと高く持つようにしました。

ーーリーグ開幕が近づいていますが、チーム全体の雰囲気はいかがですか?
もともと声の出る学年なので、やっぱそれを武器にやっていこうと、雰囲気は大事だと思うんで、試合の中でも。雰囲気よければ負けていても雰囲気良くやっていれば、絶対どこかで流れをつかめると思うんで。その雰囲気と、あとは徹底すること。テーマを決めて、そのテーマを徹底することを大事にやっていっています。
ーーその「徹底する」というのは、毎試合何かを決めているんですか?
毎試合、個人だったり指名で今日のテーマを決めて。例えば『次の塁を狙う』とか『積極的な走塁をする』などを決めたら、そのテーマに沿って徹底してやる、という感じです。
ーー今のチームの強みは何だと感じていますか?
まとまりが必要になってくると思うんで、やっぱりチームとして。一発(本塁打)を打つバッターがそんなにいないんで、やっぱりまとまりが大事で。繋いでいく攻撃であったり、ピッチャーだったら0点で抑えて次のピッチャーにリリーフするとか。まとまりが、やっぱり大事ですかね。
ーー新チームで楽しみな点や、逆に課題や不安な点はありますか?
楽しみなのは、リーグ戦でどれだけ戦えるのかなっていうところですね。不安なところは、守備とバッティングっすね(笑)。
ーーそれは主に野手陣に対して、ということでしょうか?
ピッチャーは俺がなんとかするんで(笑)。野手の守備とバッティングですね。
ーー開幕戦の相手は昇格してきた立正大、印象はいかがですか?
バッティングが良いイメージがあるので、そこはピッチャー全員で抑えて1点取ってくれたら、その1点を大事に自分たちが0点で抑えるのが仕事なんで。そういう試合を続けていけば絶対優勝も見えてくるんで、立正大関係なく、どの試合もその意識でやっていきます。
ーーリーグ戦で警戒している打者はいますか?
いや、いないっす。マジでいないっす。全員同じなんで、大学生相手なんで。抑えるだけです。
ーー今シーズン、自分の「ここを見てほしい」というプレーはありますか?
下半身っす(笑)。プレーだったら、コントロールですね。
ーー個人成績の目標を教えてください。
まずは勝ちを5勝以上。あと完封したいっすね。

ーー注目している新入生と、その強みを教えてください。
浦和学院の西田(総1)ですね。やっぱりバッティングが素晴らしいっすね。力あります。
ーー対戦が楽しみな選手や、負けたくない選手はいますか?
代表合宿に行ったんですけど、そこにいた人たちには打たれたくないですね。全員に打たれたくないです。
ーー最後に、春季リーグへの意気込みをお願いします。
もちろんリーグ優勝して、青学の7連覇を止めます。
◇プロフィール◇
大坪廉(おおつぼ・れん)
生年月日/2004・5・14
出身高校/智辯学園
身長・体重・最高球速/173㌢・85㌔・148㌔/h
年末年始と春休みの思い出/年末年始は、友達と友達の親と一緒に釣りに行ったことです。春休みは練習をたくさんしたことです。
PHOTO=スポトウ硬式野球班
◆連続インタビュー一覧◆
1日目 馬庭優太、石澤順平
2日目 熊谷俊乃介、高山亮太
3日目 前髙翔太、大城戸陸琥
4日目 樫原晃樹、山田隼
5日目 髙中一樹、山内教輔
6日目 谷公希、冨安海来

