記事
第47回東京スイミングセンタージュニア優秀選手招待公認記録会
11月20日(金)~21日(土)東京スイミングセンター
(1日目・決勝)
◆女子400m自由形
1位 地田 4'15"92
2位 露内 4'17"26
3位 宮本 4'17"84
5位 菊池 4'20"12
◆男子400m自由形
1位 萩野 3'51"17
2位 天井 3'54"11
3位 山本 3'57"18
5位 松田 4'01"62
7位 内村 4'03"90
9位 牧田 4'05"73
◆女子100m背泳ぎ
3位 大橋 1'04"33
7位 大久保 1'04"98
◆女子100mバタフライ
8位 菊池 1'03"70
◆男子100mバタフライ
6位 三好 55"12
8位 牧田 55"38
◆女子100m自由形
1位 内田 55"11
3位 宮本 56"71
9位 大橋 58"60
◆男子100m自由形
1位 萩野 50"82
5位 天井 52"01
◆女子100m平泳ぎ
2位 青木 1'08"48
3位 金指 1'09"07
9位 三田村 1'12"86
◆男子100m平泳ぎ
4位 山口 1'02"71
(2日目・決勝)
◆女子200m自由形
3位 宮本 2'01"73
4位 露内 2'02"71
5位 岩本 2'03"00
7位 地田 2'04"83
◆男子200m自由形
1位 萩野 1"49"33
4位 天井 1'51"56
8位 松田 1'53"72
9位 山本 1'54"76
◆女子200m平泳ぎ
2位 青木 2'29"52
4位 金指 2'31"92
6位 三田村 2'37"19
◆男子200m平泳ぎ
3位 山口 2'14"61
◆女子200m個人メドレー
3位 大橋 2'15"06
4位 内田 2'15"99
◆男子200m個人メドレー
1位 萩野 1'59"38
6位 三好 2'07"70
7位 森時 2'07"88
8位 牧田 2'08"29
自己ベストに迫る泳ぎを見せた青木
東京スイミングセンタージュニア優秀選手招待記録会が行われ、3年生主体の新チームとなり、東洋大水泳部に所属するほとんどの選手が出場する初めての大会となった。その中で、青木(営3=武蔵野)が女子100m平泳ぎに出場し、1分8秒48の好タイムで2位となった。
慣れ親しんだプールで好記録を叩き出した。女子100m決勝、青木は前半から積極的に前に出る。後半も「あまりきつくならずに泳げた」と最後まで伸びのある泳ぎをみせ、今年10月のW杯で出した自己ベストまで0秒23秒迫る好タイムでゴールした。平井監督も「かきが良くなっている」と評価する。また青木自身も「いい感じに体がのっている」と泳ぎに満足していた。小学3年生から所属していた東京スイミングセンターでの大会。今大会への思い入れは人一倍強かった中でしっかりと結果を残した。
チームメイトは青木の性格を「小学生のよう」と表現する。しかし、「何も考えていないように見えて、本当はいろいろ考えているんです」と付け足した。東洋大に入学してから結果の出ない時期が続いたが、昨年のインカレの女子200m平泳ぎで優勝を飾ると、「優勝は12歳のときのJO以来」と満面の笑顔を見せた。この優勝を機に成績は右肩上がり。今後の目標は「リオ五輪の派遣標準記録を突破したい」と語った。リオ五輪という大きな目標に向け、やるべきことをしっかり考えながら突き進む。
また、ルーキーの山本(法1=智辯学園)は男子400m自由形で力を発揮する。へんとう腺の腫れにより調整ができていなかった中でのレースだったが、自己ベストに迫る3分57秒18の3位でゴール。田垣コーチは、「試合に向けた調整能力が良かった」と話した。同種目に出場した内村(文1=湘南工科大附)も予選で自己ベストをマークし、練習の成果を発揮した。
今大会は年内最後の長水路の大会となり、選手はそれぞれ様々な目的を持ってレースに臨んでいる。田垣コーチは、「1年生たちは半年終わって、力をつけているように感じる」と今後の水泳部を担っていく1年生の成績に笑顔を見せた。残り2日、最後まで気持ちを引き締めてレースに挑む。
■コメント
・田垣コーチ
内田、天井などの主力選手たちは昨年のこの時期のタイムを上回っているので、力はついてきているのではないかと思う。宮本は欲を言えば、200m自由形で1位をとってほしかった。1年生の男子は専門種目以外でベストを出すなど活躍が見られた。1年生が半年終わって、少しずつ力をつけてきた。冬場を越えないと本当に力がついているのかはわからない。
・青木(営3=武蔵野)
(100m平泳ぎについて)目標タイムが1分8秒7だったので、上回れたことはよかった。ベストに近いタイムで泳ぐことができた。いい感じに体が乗っている。パワー系の練習をしているのと同時にストリームラインを意識して泳いでいる。100m平泳ぎは前半から行って、後半もきつくならなかった。(隣のレーンの渡部(JSS立石)は意識する)200mは全然だめだったんですけど、100mは同じくらいだったので意識はあった。渡部さんは後半強いので、自分も後半は強化しなければいけないと思った。(今後の目標は)リオ五輪の派遣標準記録を突破したい。
TEXT=西川諒 PHOTO=内田りほ