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2026.04.19
ラグビー

[ラグビー] 「小さいことの積み重ねが大事」。タックル磨いた先に見据えるものは/新入生企画『闘刃』第3日・早坂悠吾

 第3日はPR/HO(プロップ/フッカー)早坂悠吾(スポ1=東福岡)。楕円球を手にしたのも、進学先を東福岡高校に決めたのも偶発的だった。高校3年時に出場機会を得て、土壇場でメンバー入りしたその年の花園。ラグビーの聖地に足を踏み入れた記憶は色鮮やかに残っている。

 周りに比べて自他ともに認める小柄な体。しかし「誰よりも低く(タックルに)入れる」と大学ラグビーに自身を売り込む気は十分だ。「小事大事」と「凡事徹底」。ニュアンスの似た環境のもとで練習を重ねた先に、その小さな体は日本一達成に不可欠なものとなるだろう。(取材日=3月28日、聞き手=市澤結衣)


高校時代の教え「小事大事」をずっと大切にしている


――ラグビーを始めたきっかけ

もともと親は空手をやらせようとしていたんですけど、近くになくて。近くにあったのがラグビーで、そこに親戚もたまたま入っていたのでやろうってなりました。やりたいという気持ちはなく、親の勧めで。


――ラグビー以外の経験スポーツ

水泳です。ラグビーと同じくらいに始めたので、だいたい9年くらいはやってました。


――東京から福岡へ。東福岡高校に進学したきっかけは

最初は関東の高校へ進もうと考えていたんですけど、弟(早坂俊吾・帝京大)が先に東福岡に行きたいと言っていて。自分のレベル的に東福岡には行けないんじゃないのかなと思っていたんですけど、藤田先生(東福岡高校ラグビー部監督)が「一緒にどうですか」と声をかけてくださって、「これはチャンスだな」と。今後の自分のために東福岡にチャレンジしようと思って選びました。


――親元を離れる不安は

やっぱり心配なこととか不安はありましたけど、いざ行ってみたら意外といけました。



――高校3年間で最も印象に残っている試合

花園の準決勝、京都成章戦です。自分は最後の1分だけしか出ることができなかったんですけど、藤田先生がそこで自分を出してくれてすごく嬉しかったです。自分は花園メンバー発表前までメンバーに入れなくて、なんとかギリギリ京都成章戦に選んでもらって、出してもらいました。緊張はしたんですけど、楽しみの方が勝っていて楽しかったです。


――競技生活でのターニングポイント

自分は3年生になってから公式戦に出れるようになって、選抜大会はターニングポイントだなと思っています。その相手も京都成章で、そこで初めて成章に負けてすごく悔しかったです。


――その選抜大会が双子で揃って出場した試合?

そうです。一緒にやるという感覚よりは自分が出場するのが初めてだったので、緊張の方が勝っていて。双子で試合に出るというのは夢だったので出れて良かったです。



――東洋大学ラグビー部の印象

まず試合を見てて、大学の強豪チームに引けを取らないフィジカルの強さがあるというのが印象で、いざ入ってみたら結構きつい練習だったんですけど、まわりの先輩がみんな優しいので頑張ってついていっています。高校とは全然違っていて、追いつくのに必死です。


――入部の決め手

まず2部リーグから1部に昇格したところから興味を持ち始めて、そこからだんだん強くなって1部で上位に上がってきたときにこういうチームに入りたいなと思いました。やっぱり対抗戦ばかり見てて、リーグ戦はあまり見ていなかったんですけど、東洋が上がってきているというのを聞いて興味を持ちました。


――高校と大学で違うところ

高校までは2部練というのがなかったので、東洋の午前ウエイト、午後フィールドという2部練にまだちょっと慣れていないというところはあります。環境の変化で疲労が溜まってます。


――大学での寮生活について

高校から寮生活なので特に不自由なくやれています。あまり違いはないです。


――見てほしいプレー

セットプレー、ラインアウトスローだったりスクラムは自信あります。レベルが高校とは全然違うので自分がそこにうまくついていければ良いセットプレーを作れるんじゃないかなと思います。



――さらに伸ばしたいところ

タックルですかね。身長が同級生に比べて低く、誰よりも低く入れるので、そこはしっかり磨いて良いタックルできればなと思います。


――憧れ、意識している選手

中学校からお世話になっている先輩がいて、帝京大学の3年生、髙矢晨之介さん。大学は違うので今後対戦することがあればぜひ対戦したいなと思います。フィールドプレーがすごく強くてキャリーの部分だったり、タックル入っても全然倒れなくて何回でも前に進んでいくところをリスペクトしています。


――色紙に書いた言葉について

高校のときからずっと言われている「小事大事」。小さいことの積み重ねが大事という意味で、小さいプレーひとつひとつがトライにつながる。日常生活でもラグビーでも例えられる言葉なのでこれをずっと大事にしています。


――ルーキーイヤーの目標

まずは大学のレベルにしっかりついていく、まずは試合に出るというのを目標に今は頑張っています。


――4年間で達成したいこと

やっぱり選手権で日本一を取ることが目標なので、同級生全員できつい練習乗り越えて4年間頑張りたいです。



◇早坂悠吾(はやさか ゆうご・スポ1=東福岡)

生年月日/2007年8月26日

出身地/東京都


PHOTO=市澤結衣、北川未藍