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第47回東京スイミングセンタージュニア優秀選手招待記録会
11月23日(日)東京スイミングセンター
(3日目・予選)
◆女子200m背泳ぎ
13組
3着 地田 2'22"59
14組
1着 大橋 2'16"80
2着 大久保 2'17"50
6着 後藤 2'22"84
16組
2着 布施谷 2'18"90
◆男子200m背泳ぎ
7組
1着 天井 2'12"05
10組
3着 松田 2'07"41
11組
3着 小鶴 2'06"96
12組
1着 萩野 2'01"88
◆女子50m自由形
54組
3着 宮本 26"83
5着 布施谷 28"32
9着 後藤 28"67
55組
6着 地田 28"01
56組
1着 内田 26"17
2着 岩本 27"19
◆男子50m自由形
48組
5着 内村 25"31
9着 木下 25"93
51組
7着 小日向 25"16
◆女子200mバタフライ
11組
4着 菊池 2'15"64
12組
4着 露内 2'18"08
◆男子200mバタフライ
8組
5着 山本 2'12"81
9組
1着 天井 2'05"40
12組
1着 牧田 2'01"57
14組
2着 三好 2'03"40
3着 萩野 2'03"69
4着 森時 2'03"77
◆女子50m平泳ぎ
36組
1着 金指 32"40
3着 三田村 33"87
37組
2着 青木 32"64
◆男子50m平泳ぎ
36組
1着 山口 29"28
DNS 毛利
38組
5着 上田 29"79
(3日目・決勝)
◆女子200m背泳ぎ
3位 大橋 2’15"89
5位 大久保 2’16"46
7位 布施屋 2'18"84
◆男子200m背泳ぎ
1位 萩野 1’58"52
5位 松田 2'05"45
9位 小鶴 2'06"63
◆女子50m自由形
1位 内田 25"74
7位 岩本 26"86
8位 宮本 26"94
◆女子200mバタフライ
6位 菊池 2'16"18
8位 露内 2'17"66
◆男子200mバタフライ
3位 萩野 2'00"77
4位 牧田 2'01"02
5位 森時 2'02"44
8位 三好 2'04"01
◆女子50m平泳ぎ
2位 金指 32"47
3位 青木 32"62
6位 三田村 34"16
◆男子50m平泳ぎ
7位 山口 29"25
スランプから抜け出した大橋の今後の活躍に注目だ
露内の成長はまだまだ続いていく
東スイ招待後半戦も安定した泳ぎを見せる牧田
東スイ招待後半、選手たちは普段出場しない種目にもエントリーし、タフなレースが続いている。
W杯から調子が戻ってきた大橋(国2=草津東)を平井監督は今大会の良かった選手に名を挙げた。インカレでは個人種目2種目とも予選敗退を喫したため、チームに貢献することができず、スランプという長いトンネルから抜け出せずにいた。しかし、今大会では自己ベストにはわずかに届かないものの、4日間の内に出場した5種目中4種目が3位という好調ぶり。最終日に行われた400㍍個人メドレーでもその泳ぎに疲れは見えず、この種目インカレ2位の露内(文2=京都外大西)と競り合う。平井監督は、来年のインカレ女子優勝という目標について、「彼女が頑張ってくれるとそれが可能」と太鼓判を押した。それもそのはず、大橋が得意とする200㍍個人メドレーと背泳ぎ、今大会で出したタイムなら決勝に残れる。納得のいかない夏を味わった分、来季での活躍が楽しみな選手だ。
女子200㍍バタフライに出場した露内は、予選と決勝ともに自己ベストを叩き出す。本命とする種目は400㍍個人メドレーであるため、本命種目でいい記録を叩き出すためにも、課題とするバタフライの強化を行いたいところ。大活躍のインカレからもうすぐ3カ月、露内の成長はまだまだ止まらない。
また、「4月の選考会で専門種目である200㍍バタフライで1分56秒台を出し、決勝に残ること」と語るのは、若林前主将から「部内で1番の負けず嫌い」と評された牧田(国3=埼玉栄)だ。東スイ招待前半で、400㍍自由形、200㍍個人メドレーと自己ベストを更新し、3日目の疲労がたまる中での200㍍バタフライでも予選決勝と安定してタイムを出すことがでた。負けず嫌いな牧田は4月の大ベスト更新に向けて、いいスタートを切った。
選手の目指す方向は早くも4月の日本選手権に向いている。来季に結果を残すためには、大きな大会のない冬の時期の強化は必要不可欠だ。この大会で見つけた課題を糧に、冬季の練習へと進んでいく。
■コメント
・平井監督
﹙今大会良かった選手は﹚1番かどうかは分からないが、萩野が久しぶりに復帰して本人もほっとしているところだと思うのでこれからという感じ。あとは大橋。夏にちょっとスランプだったがだいぶ戻ってきたので、本人も気分良くしてるし来季も頑張ってほしい。来年はインカレで女子は優勝するのが目標なので彼女が頑張ってくれると、それが可能かなと思う。チーム全体としては、いまいちな選手もいるが、今やってる練習がそのまま現れたかなと思う。冬季練習では、選手には覚悟してもらうような練習をしてもらおうと思っている。私が11月末から海外の合宿に3週間行ったり、田垣コーチも12月半ばくらいまでいないので、監督とコーチが不在になる期間がある。連れて行く選手は問題ないが、全体としてはマネージャーが主体となって頑張ってもらわないといけない。なので、強化練習を迎える前に各自自覚を持ってしっかりトレーニングに取り組んで、皆で合わせて練習をやるときにしっかりいいコンディションでやれるように、監督、コーチ不在でも頑張ってほしい。
・牧田(国3=埼玉栄)
4月に大ベストを出すことを目標としているので、常にどのような状態でも2分切りできることを目指している。3日目で疲労がたまる中で、予選も体はきつかったが2分1秒台で気持ちは結構楽だったので、決勝にうまく臨めた。100mから150mでどうしてもタイムを落としてしまうので、そこをしっかり粘ってラスト50mにつなげられるようにしたい。(初日の400m自由形の位置付けは)今の時期に試合でも泳ぎ込むことで出場した。大1か高3ぶり。(クラブ練習から移動した経緯は)2年生の4月から部活動に切り替えたが、クラブと部活でできることが違うので、自分としては部活でやりたいという気持ちがあった。クラブだとコーチと一緒にやる感じでメンバーも少なかったが、部活のインカレなどの大会に向けて大勢でチームとしてやっていく雰囲気や気持ちを味わってやりたいという思いから。クラブだと自宅から遠くトレーニングの面で支障があったのも理由の一つ。(最高学年になり気持ちの変化は)来年の今はもう泳いでいないので、今ある1日1日を大切にしている。(来季に向けて)4月の選考会で200mバタフライで1分56秒台を出して決勝の舞台で戦うことが目標。
・大橋(国2=草津東)
予選が結構良かったので日本選手権のタイムを狙おうと思っていたが、思ったより(決勝で)上がらなかったので少し悔しい。10月半ばの東水会で結構いい泳ぎができてから、自信を持ってできているので今回も自信を持って、自分のレースをやろうと思って臨んだのでそれは良かった。(この冬強化したいことは)最近バタフライがうまくいっていないのでそこを中心に練習していて、この冬は苦手なブレストの強化をやっていこうと思っている。今回の大会では前半がどの種目もうまくいかなくて、それはスピードだったり、泳ぎの面だったり足りない部分があったと思うのでそこが課題だと思う。来季は、4月の日本選手権でしっかりインターを突破して、インカレでももっと上位を狙って表彰台にのれるように頑張りたい。
・露内(文2=京都外大西)
昨年に引き続き、200㍍バタフライを泳ぐのは2回目。昨年よりも速いタイムで泳ごうと思って泳いだが、想像以上にきつかった。予選のタイムはベストだったが決勝ではもう少し上げられる予想だったので、もう少しいけた気がする。前半のタイムが遅いので、あまり納得はいっていない。バタフライは強化していきたい。一つ一つの種目で、W杯に出た種目は、W杯でのタイムよりも、速く泳ぐことを目標としていて、400㍍自由形は、遅かったのだが、200㍍自由形でベストタイムが出て、W杯よりは速く泳げたので、そこはよかった点かなと思う。400㍍個人メドレーを本命でやっているので、その中でもバタフライと背泳ぎが課題。(来期に向けて)4月の選考会に向け、数少ないレースの中でも、1つ1つ大切に泳いで、その時の課題を着実に克復していきたい。
TEXT=菊池美玖 PHOTO=青野佳奈、吉谷あかり、菊池美玖