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2026.05.02
ラグビー

[ラグビー] 浅尾組始動!下級生の台頭で白星発進/第15回関東大学春季交流大会第1節・関学戦

第15回関東大学春季交流大会第1節・関学大戦

東洋大学川越ラグビーグラウンド

〇東洋大 57{43ー5、14-21}26 関学大





番号

Pos.名前
PR山下源也(総3=熊本工)
HOナモア・ファタフェヒ(総4=桐生第一)
PR岡田恭和(スポ3=脇町)
LOシオネ・テネフフ(総3=目黒学院)

アルメイダ聖(総2=日本航空石川)
FL岩崎ヴィージェ―純(総2=目黒学院)

大槻神戸(総2=Auckland Grammar)
NO8ロケティ・ブルースネオル(総1=目黒学院)
SH生田旭(総3=國學院栃木)
10SO永吉天馬(総1=クライストチャーチ・ボーイズ)
11WTB井戸川ラトレル(総2=國學院栃木)
12CTBラトゥ・カヴェイガフォラ(総1=目黒学院)
13
浅尾至音(スポ4=城東)
14WTB梅木颯斗(総3=黒尻沢工)
15FB池渕紅志郎(総3=城東)
16Re.白幡塁斗(総2=札幌山の手)
17
植松進之輔(総4=昌平)
18
フープススティーブン武蔵(総4=開志国際)
19  山口英之介(総3=熊谷)
20
フォラウ隼人(総1=流経大柏)
21
真鍋逸平(総2=御所実業)
22
日髙創太(総4=筑紫)
23
井颯太郎(総1=城東)
24
五十嵐舜悟(スポ3=川越東)
25
坂本琥珀(総4=仙台育英)
26
ルナ仁鼓(総3=熊谷)





4月26日、東洋大学川越ラグビーグラウンドで第15回関東大学春季交流大会第1節・東洋大学vs.関東学院大学の試合が行われた。大学選手権の敗戦から約4か月、その間に着実に蓄積されたエネルギーはホームで熱となり、57―26というスコアで勝利を飾った。



快晴の下、関学大ボールでキックオフ。3分にラトゥ・カヴェイガフォラが自陣から大きくゲインするも、ノックフォワードにより得点にはつながらず。しかしその後ロケティ・ブルースネオルが相手のキックをチャージし好機をつかむと8分、梅木颯斗(3年)にボールがわたり、そのままライン際を駆け抜け先制トライを挙げた。


梅木颯斗の先制トライでチームを勢いづけた


再開後、ラックから出したボールを受け取った関学大の遠藤夏輝がディフェンスを引き付けた直後のノールックパスを起点に大きく前進すると、最後はウアイセレ・シアレ・ハラがトライ。


18分、関学大のノックフォワードによりゴールライン付近でスクラムを獲得し、大槻神戸がゴール前での攻防を制して10―5とすると、ここから東洋大の勢いが増していく。まずは22分、相手のノットリリースザボールから永吉天馬のタッチキックでチャンスを得ると、大槻が敵陣深くまで攻め込み、最後はアルメイダ聖が仕留めた。さらに25分FLで名を連ねた岩崎ヴィージェー純が相手のタックルを物ともせずポール右にボールを沈め、スコアを24―5とした。


アルメイダ聖を含む下級生の活躍が光った


勢いは止まらない。30分に関学大のノットストレートにより敵陣でスクラムを組むと、浅尾がタックルを受ける寸前で井戸川ラトレルにパス。そのまま余裕をもってインゴール中央にボールを沈めると、続いて38分にナモア・ファタフェヒ、42分には池渕紅志郎がそれぞれ得点を重ね43―5と大幅リードで試合を折り返した。



この流れから一転、後半は自陣でのプレーが多くなる。11分に井戸川、ラトゥとパスをつなぎ、浅尾がトライを決め、堅実にスコアを積み重ねた。しかし17分、自陣での相手ボールラインアウトを献上するとそのままモールで迫られ、多川慶次郎にトライを許す。コンバージョンも決まり50-12とする。


東洋大はこの後半、暑さによるものか、足をつるなど負傷交代が多かった。このアクシデントがなければそのままのメンバーでいくつもりだったようで、「日ごろの準備不足」と浅尾主将は語気を強めた。


18分にマイボールラインアウトからパスを受けたロケティはショートパントで相手との距離を広げるとそのままインゴールへ飛び込んだ。池渕が角度のあるキックも成功させ、57―12とリードを再び広げる。


注目のルーキー、ロケティ・ブルースネオル


しかしここから東洋大のペナルティも重なり、関学大のアタックの時間が続いた。32分、自陣でのラインアウトから再びモールで得点を許す。さらに45分、トライゾーンに向けて蹴ったボールをそのまま押さえつけられ被トライ。しかし最後は東洋大がタッチに蹴りだしノーサイド。最終スコア57―26で快勝した。


東洋大はこの試合、幅をワイドに使い、テンポの速いパスワークで戦った。「ブレイクダウンのところで速く球出しさせようと、オーバーを激しく、きつくというのを取り組んできたので、外への展開が多くなったのかなと思います」と浅尾主将は手応えを語った。


さらに昨年度から一部ポジションを入れ替え、4人の1年生を起用した開幕戦。この采配について福永昇三監督は「まだまだ春の最初の段階の試合なので試しながらという思いが強い」と前置きしながらも、「下級生の活躍は非常に明るいニュースではないかと感じています」と充実の表情を浮かべた。


次節は5月3日、昨年度の大学選手権覇者、明治大学と対戦する。「良い試合をしに行くのではなくて、勝ちに行く気持ちで」とチームで話している。日本一への道のりで、彼らは何を魅せてくれるだろうか。

浅尾組が始動した。




◇浅尾至音(スポ4=城東)

――今日の試合を振り返って

前半はやりたいことが全部決まったようなプレーであったり、帝京大戦負けてから自分たちがずっと取り組んできたフィジカルの部分で優っている場面があったので、前半スムーズに得点できたのかなと思います。


――以前のインタビューで「交流戦第1節は練習でしてきたハードワークを爆発させる場所」と言っていました

フィジカルの部分で絶対に負けない、というところが出ていたのでこれからはチーム力をあげて、ディフェンスやアタックの連携ができたらもっと良いチームになるだろうなと思います。


――昨年度よりハイパントが少なく、ショートパントが多かった印象があります

10番がニュージーランド出身の永吉なので、彼が使い分けているのかなと。そこで良い場面もありましたが、悪い場面もあったのでこれから修正していくところかなと思います。


――パスのテンポも速かったように見えました

今回はブレイクダウンのところで速く球出しさせようと、オーバーを激しく、きつくというのを取り組んできたので、そこの球出しが速くなるにつれて自分たちのパスも速くなり、外への展開が多くなったのかなと思います。


――負傷交代の多発について

そこは日ごろの準備のところかなと思います。(このアクシデントがなければ)そのままのメンバーで行く予定でした。


――次節に向けて

次節は明治大学、昨年度の日本一なので、良い試合をしにいくのではなくて、勝ちに行く気持ちで良い準備をしていきましょうという話をしました。



◇永吉天馬(総1=クライストチャーチ・ボーイズ)

ーー試合を振り返って

今日はスタートからいきなりディフェンスでいいタックルを1発目にできたのですが、そのあとアタックでまだ緊張をしていて、自分らしいプレーができなかったので、そこは気負いすぎないというか、修正点として出たかなという感じです。


ーー公式デビュー戦はどうだったか

勝つことができてよかったなと思っています。前半もいい感じに終えて、あとは後半の修正力というか相手が自分たちに合わせてきている中で点をどう取るかというのと、自分としても足がつってしまって交代という少し恥ずかしい形になってしまったので、しっかりそこを修正して来週、いい試合を迎えたいです。


ーーAチームの定着を目標に挙げていたが、その第一歩としてこの試合はどんな収穫、手応えがあったか

先週もAチームに出たのですが、今週も自分のパスと状況判断というところが武器になって出来ているなと感じています。もっとキックをうまく使えるかなとも思うのですが、何回かいいキックがあったり、仕掛けてパスというのが自分は得意なので、状況判断という部分でそこはいい収穫があったなと思います。あとディフェンス面も結構フィジカルでガツガツいけてよかったなと思います。それと自信を持って自分のやりたいプレーをやる。それでしっかりみんなに伝えるところを修正していきたいです。


ーー自身のキックはチームの中でどう効果的な攻撃に繋がったと感じているか?

自分のキックが飛ぶということはみんなが言ってくれているので、その部分でタッチキックをしっかりいいところまで出せて、そこからラインアウトプレーで得点というシチュエーションが多かったのでそこの部分で自分のキックからラインアウトでトライっていうシチュエーションが多かったのは自分のキックがチームにとって効果的になっていたのかなと思います。


ーー次節に向けて

来週は明治戦ということで、知っている友達も明治には居て結構楽しみなので、しっかり1週間でいい準備をして来週日本一の相手に勝ちたいと思います。(知っている友達は)1年生なのですが、田中勝斗選手、平尾龍太選手。平尾選手は自分の小学校の同じチームで、田中選手は大分東明で練習していた時によく一緒に練習しました。あと舛尾和さんという自分と同じ小学校の人もいて、その3人もいるのでしっかりとその人たちの前で良いプレーができたらなと思います。



◇福永昇三監督

――1年生も起用した、今日の采配の意図は

まだまだ春の最初の段階の試合なので試しながらという思いが強いですが、その中でも1年生の選手たちもそれぞれ個性や特徴もあるし、それぞれ強みもあるのでうまくこのチームにマッチしていければ。あとは天馬やロケティはその中でも特殊な能力を持っているのでチームもそれに合わせて彼らの能力を最大限発揮できるように仕組みやシステムを作っていければ良いかなと思っています。その2人もラトゥも1年生頑張っていましたよね。Bチームの試合も含めて下級生、1年生の活躍は非常に明るいニュースではないかと感じています。


TEXT=市澤結衣、PHOTO=土田夏帆、三木万由子