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平成27年度東日本学生レスリング秋季新人選手権大会
11月25(水)~26(木) 駒沢体育館
[上位入賞者]
男子フリースタイルA
61㌔級 岡迫(社2=霞ヶ浦) ベスト8
65㌔級 成富(社1=花咲徳栄) 3位
74㌔級 菊地(済2=山形商) ベスト8
97㌔級 中村(ラ1=宮崎工) ベスト8
125㌔級 間島(済2=高岡商) 準優勝
男子フリースタイルB
70㌔級 高橋(文1日大山形) 準優勝
男子グレコローマンスタイル
75㌔級 山崎(社1=霞ヶ浦) ベスト8
80㌔級 伊藤翔(社2=倉吉総産) 3位
98㌔級 間島 ベスト8
98㌔級 中村 ベスト8
125㌔級 山口(済2=いなべ総合) ベスト8
成富は大学に入って初めてメダルを獲得した
攻めのレスリングを見せた間島(右)
2日間にわたり駒沢体育館で行われた東日本学生秋季新人戦。東洋大からは、フリー、グレコローマンと両スタイル合わせ4人がメダルを獲得した。
男子フリースタイル65㌔級では3位となり大学に入って初めてのメダルを獲得した成富(社1=花咲徳栄)。高校時代は強豪・花咲徳栄(埼玉)で全国大会の経験もある。東洋大には特待生として入学した。しかし、なかなか勝てず、あと一歩のところで入賞を逃す大会が続いた。大学に入り、初めてのこの上位入賞に「特待で取ってもらったので、結果をやっと出せて良かった」と安堵した様子を見せた。準決勝では同大会優勝を収めた中村優太(専大)8-8と接戦を演じ、惜しくもラストポイントで敗北。それについて船津コーチは「最後のツメがまだまだ甘い。でも実力のある選手にあそこまでできるんだから」と脇の甘さを指摘したが、試合内容は評価した。
また、98㌔級の間島(済2=高岡商)は準優勝に輝き4月に行われたJOC杯以来の、表彰台に上った。開口一番、「素直に嬉しい」と話す。決勝戦こそ、一方的な展開で負けてしまったが、その他の試合は攻め続け常に主導権を握った。その内容に本人も「練習の成果が出せた」と満足した表情を見せた。
黒木(法3・宮崎工)が新主将に就任し、新チームとなった。チームとしての目標はまず、来年の5月に行われ東日本大学リーグ戦の団体戦だ。メダルを獲得した成富、間島も主力として出場が見込まれる。リーグ戦では、前回大会で優勝の山学大、惜しくも敗れた明大、ここ最近力をつけている国武大と対戦することが決まっている。一つでも上の順位を目指してほしいところだ。
■コメント
・船津コーチ
練習の成果がでた大会だったかな。負けたやつもあと一歩の惜しいところまで攻めた。春の段階では負けてもケロっとしていた選手が多かったが、今回は負けて悔し涙を見せる選手なんかもいてそれだけちゃんと練習した証拠だよ。成富については決勝まで十分にいける力があったね。何度も言っているんだけど、最後のツメが甘い。でも実力のある選手にあそこまでできるんだから。本人も自信になったんじゃないかな。間島についてはフリースタイルの方は自分のレスリングができていた。グレコローマンの準々決勝がもったいなかったかな。マットサイドでの攻防で簡単に引いてしまってポイントを与えてしまったからね。そういうところを直せばもっと上に行ける選手。(新チームについては)良い雰囲気の中やってるんじゃないかな。代が変わってやり方も少し変わってね。来年のリーグ戦に向けてみんなレベルアップを図って一つでも順位をあげて欲しいね。
・間島(済2=高岡商)
準優勝は素直に嬉しい。自分のレスリングが出来た。積極的に手数だしてコーション取らして自分のペースに持ち込めた。練習の成果がだせた。決勝戦は、山本(拓大)に手も足もでなかった。まだまだ力不足だなって感じた。(今後に向けて)リーグ戦の順位を落としたので来年は上げられるように黒木さんの下でしっかり練習していきたい。
・成富(社1=花咲徳栄)
優勝狙えたのでこの3位という結果には満足はしていない。3回戦、準決勝は時間を気にしすぎて最後いらないポイントを相手に与えてしまったとこは反省したい。足首を大会前、痛めてしまったのでスタミナ的に厳しい部分もあった。(大学に入って初めてのメダルについて)特待生で取ってもらっていたのでやっと結果を出せてよかった。(新チームについて)雰囲気もよく、良い環境でレスリングをさせてもらっている。リーグ戦に向けて少しでもチームに貢献できるように頑張りたい。
TEXT/PHOTO=小賀坂龍馬