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2026年秩父宮杯第73回関東大学アイスホッケー選手権大会決勝リーグ
5月17日(日) ダイドードリンコアイスアリーナ
○東洋大8-4法大
ゴール(アシスト)
03:22 #29大久保魁斗(#18三浦彪我 #17石井葵都)
24:43 #19一二三蒼太(#13山口虎太朗 #7福田龍太)
32:08 #48竹田颯汰(#19一二三蒼太 #17石井葵都)
38:51 #11田中蘭李斗(#29大久保魁斗)
42:52 #34髙橋一路(#13山口虎太朗 #7福田龍太)
44:27 #29大久保魁斗(#18三浦彪我 #11田中蘭李斗)
59:04 #29大久保魁斗(#18三浦彪我 #34髙橋一路)
59:49 #13山口虎太朗(#19一二三蒼太)
5月17日、ダイドードリンコアイスアリーナにて、2026年秩父宮杯第73回関東大学アイスホッケー選手権大会決勝リーグ・法政大学戦が行われた。2回戦で立大に快勝し、決勝リーグに駒を進めた東洋大学。決勝リーグ進出チームは下馬評通りの4校であった。初戦の相手は法大。試合開始から法大の強固なフォアチェックに苦しめられリードを許すも、徐々に東洋大にもエンジンがかかりはじめ、怒涛の連続ゴール。最終スコアは8―4で勝利を飾った。

試合開始直後は東洋大のペナルティもあり、法大のパックキープ時間が長くなる。しかし3分、石井葵都(スポ1=武修館)が1度放ったシュートは弾かれるも、再び手元にわたったパックを大久保魁斗(スポ3=駒大苫小牧)へとパス。そのままゴールを揺らし、先制点をもたらした。

先制点含む3得点をマークした大久保
しかし4分、ゴール付近で法大の外久保龍希がチェックを受けるもパックを保持し、密集の外にいる下山晃世へ。下山の正面からのシュートを芹野泰良マックスナーが押し込み、同点とされる。その後はパワープレーもありアタッキングゾーンまで持ち込む場面が多く見られるようになるが、法大の執拗なチェックに妨げられ、スコアは動かない。

相手に果敢に挑む石井
「法政も1ピリ2ピリで結構足動かしてフォアチェック来てたので、その場面で自分たちも苦戦した」と大久保は振り返る。しばらく攻防が続くが、先に均衡を破ったのは法大。19分、法大の金子輝叶が左サイドを駆け上がると右サイドにいた下坪丈馬へ。好アシストを受けた下坪に逆転を許し、1点ビハインドで1Pを終えた。
「東洋のホッケーをしよう。」ピリオド間にこう話して始まった2P。序盤から大久保や北原汰一(スポ1=武修館)、髙橋一路(スポ4=駒大苫小牧)らのシュートは法大のGK和田怜穏に立て続けに止められ、得点には至らない。なんとか同点に持ち込みたい東洋大は24分、右サイドから福田龍太(スポ3=駒大苫小牧)が放ったパックをゴール前の山口虎太朗 (スポ1=駒大苫小牧)へ。1度弾かれたリバウンドを一二三蒼太(スポ2=北海道清水)がすかさず押し込んだ。

前回の試合から大活躍の一二三
30分に5対3のキルプレーにより法大に得点を許すも、ここから東洋大のギアが上がっていく。まずはイーブンとなった32分、一二三のシュートが弾かれたのを竹田颯汰(スポ4=北海道清水)が拾ってゴール。さらに38分、田中蘭李斗(スポ3=武修館)がゴール前を制して追加点を挙げ、1点リードで3Pへ。

ゴール前の混戦を制した田中
勝負の3Pはまさに「暴れ馬」。この言葉はキャプテン高田麟(スポ4=白樺学園)が今季のチームを表したものだ。その流れは42分から始まる。山口からパスを受けた、髙橋の角度をつけたシュートはビデオ判定の後に5点目を生み出した。続く44分、高田からのパスを受けた大久保がゴールへ押し込む。その後も圧倒的なシュート数で東洋大の攻撃の時間が続くが、法大のゴール前は堅い。

ゴールでもアシストでも存在感を示した髙橋
55分、またしても法大にパワープレーのチャンスを与えると、ディフェンディングゾーンでのフェイスオフから外久保が法大の4点目を挙げる。58分を超えたところで法大は6人攻撃をとるも、コーナー付近での攻防から三浦彪我(スポ2=駒大苫小牧)、大久保へと渡り、無人のゴールに余裕でゴール。これにより大久保はハットトリックを達成し、その存在感を際立たせた。さらに法大のタイムアウト明け、残り時間10秒ほどで山口がダメ押しのゴール。「キーパーいなかったので」と山口は満足はしていないが、これは山口にとって初ゴールであった。最終スコアは8―4と最後に突き放して試合終了。

初ゴールを決めた山口
前半は苦戦を強いられたが、「東洋も結構自分たちのペース崩さずにできて、最後は3ピリ勝ち切ることができたのでよかったです」とキャプテン高田がこの試合を振り返る。
次戦は5月24日、明治大学と対戦する。昨年度も激戦を繰り広げ、高田が「次の試合がキーになる」と語る相手だ。GK工藤授をはじめとする明大の鉄壁を崩すことができるだろうか。氷上の鉄紺戦士たちに期待が高まる。
《選手コメント》
◇高田麟
――本日の試合を振り返って
1ピリ2ピリ、結構法政のいい部分に押されて。でも東洋も結構自分たちのペース崩さずにできて、最後は3ピリ勝ち切ることができたのでよかったです。
――1P、スムーズにいかなかった部分があると思うが、やりづらさは感じたか
多分練習試合でやった時より法政も対策してきてるなっていうのはありました。
――以前のインタビュー時、「課題がパワープレーとかのスペシャルなプレーが機能してない」と言っていたが、この試合ではどうだったか
自分たちのやりたいことはできたと思うので、あとは確率を上げていって、次の試合一番キーになると思うので頑張りたいです。
――3P、多くの得点重ねたが、ピリオド間ではどのようなことを話したのか
自分たちやってることは悪くなかったので、そのまま最後まで東洋のホッケー続けようっていうのは監督からありました。
――5対3のキルプレーはやはり痛手だったのか
そうですね、かなり。
――2P後半から東洋のホッケーが戻ってきたような感じがした
2ピリ最初から東洋のホッケーやろうっていうのは言ってたんですけど、その相手のパワープレーだったり、 5対3だったりっていうのが続いて、守る時間帯が長かったんですけど、最後は 5対5でちゃんと自分たちが押せてたのかなと思います。
――今季のチームを「暴れ馬」と表現した
そうですね。結構下級生、 1、2、3年生がフォアチェックも含め得点に絡んでくれてるので、暴れ馬で間違いないと思います。
――次戦の明大戦で勝利へのキーマンとなる選手は
大久保魁斗、3年生の。今まで結構得点入らなかったりして落ちてた部分はあったんですけど、シュートを続けて今日も3点決めてたので、乗ってるのかなと思いました。
――次戦への意気込み
今年、東洋は結構スタートが課題で、今日も1ピリ苦しんだんですけど、スタートからガンガンアグレッシブにプレーして、前半で「東洋には(勝つのは)無理だな」と思わせるようなプレーをしたいです。
◇大久保魁斗
――本日の試合振り返って
1ピリは結構苦しい展開ではあったんですけど、2ピリ、3ピリって自分たちのプレーができたので良かったかなと思います。
――高田選手によると「今までは落ちていた」が、この試合ではゴールでもアシストでも活躍した
いやまあまあ落ちてたんですけど、そこは気にせず。まあその日のプレーに集中しようと思ってたので、そこは別にあんまり気にしてなかった感じです。
――先制点を決め、さらにハットトリックを達成
そうですね。1点欲しい場面で決めれたので、それは良かったかなと思ってます。(ハットトリックは狙っていた?)いや別に、まあ普通に、決めれればいいかなぐらいで、あんまりそんな狙ってたとかではないです。(決まったのは)純粋に嬉しい。
――試合全体通して法政の戦いづらかった部分は
法政も1ピリ2ピリで結構足動かしてフォアチェック来てたので、その場面で自分たちも苦戦したのかなっていうのは思います。
――次戦の明治戦、勝つ鍵となるのはどこか
チーム全体でやっぱ走って当たってっていうプレーを継続してできれば勝てるのかなと思います。(自身としては)まあポイントで貢献できればいいんですけど、それ以外でもチームに貢献できることがあるので、そういったところをちゃんとやっていこうかなと思います。走って当たってとかもそうですし、自分でパックキープしてとか、自分の強みを生かしたプレーができればいいなと思います。
◇山口虎太朗
ーー本日の試合を振り返って
流れ悪い時もあったんですけど、勝ててよかったです。
ーー公式戦初ゴールを決めた時の気持ち
キーパーいなかったのでエンプティゴールだったんで、まあまあ嬉しかったですけど、次キーパーいる時に決めたいです。
ーー大学ホッケーで自分が通用してる部分
周り見てパスしたり、状況を判断することが通用してるなと思います。
ーー次に向けて見つかった課題
練習してしてることは全部試合で発揮できないので、流れは悪くならないように声かけたり、練習のペースでできるようにしたい。
ーー法大相手にやりづらかった部分
相手が体に当たってくるのが少しやりづらい。
ーー次の試合に向けて
次はキーパー入る時に決めれるように頑張ります。
TEXT=市澤結衣、PHOTO=覺本千莉、中山英里咲

