Article

記事


2026.06.13
ラグビー

[ラグビー] ペナルティが重なり完封負け。もう一度チームを見つめ直し最終節へ。/第15回関東大学春季交流大会第4節・筑波大戦

第15回 関東大学春季交流大会Aグループ第4節・筑波大戦

東洋大学川越グラウンド

●東洋大 0{0ー28、0ー28} 56 筑波大


番号Pos.名前
PR山下源也(総3=熊本工)
HO岩崎ヴィージェ―純(総2=目黒学院)
PRフープススティーブン武蔵(総4=開志国際)
LOアルメイダ聖(総2=日本航空石川)

シオネ・テネフフ(総3=目黒学院)
FLナモア・ファタフェヒ(総4=桐生第一)

金井悠隼(スポ4=東海大相模)
NO8大槻神戸(総2=Auckland Grammar)
SH亀田翔蹴(スポ4=桐生第一)
10SO藤春大悟(スポ3=青森山田)
11WTB梅木颯斗(総3=黒尻沢工)
12CTB池渕紅志郎(総3=城東)
13
浅尾至音(スポ4=城東)
14WTB井戸川ラトレル(総2=國學院栃木)
15FB中山二千翔(総3=日本航空石川)
16Re.白幡塁斗(総2=札幌山の手)
17
各務陽向(スポ2=関商工)
18
阿部正英(総3=三本木農)
19
フォラウ隼人(総1=流経大柏)
20
吉村由(総2=St.Peter's)
21
井颯太郎(総1=城東)
22
山岡洋祐(済1=浮羽究真館)
23
神真広(スポ4=青森山田)
24
吉川慎之助(済1=日向)
25
ルナ仁鼓(総3=熊谷)
26
ラトゥ・カヴェインガフォラウ(総1=目黒学院)


息が詰まる80分だった。

6月7日、東洋大学川越ラグビーグラウンドで第15回関東大学春季交流大会第4節・東洋大学vs.筑波大学の試合が行われた。東洋大のペナルティの多発により、終始筑波大のペースに。東洋大が得意としているラインアウトモールでの得点を許し、0ー56で完封負けを喫した。


今にも雨が降り出しそうな空の下、筑波大ボールで試合が開始するが、キックオフのボールを取りこぼし、敵陣深くでのペナルティを受ける。スクラムから筑波大のCTB(センター)林勇太へと渡り、ディフェンスの間をすり抜けて開始2分で得点を許した。その後もラインアウトの機会を得たが、ノットストレートにより筑波大ボールで再開。何度もフェーズを重ね、ゴールラインまでじわじわと攻め込まれるも、WTB(ウィング)梅木颯斗(3年)のインターセプトにより大きく前進した。


力強いランで前進する梅木


しかし、ノットリリースザボールで得点には至らなかった。その後も自陣でのプレーを強いられ、東洋大のペナルティの影響もあり、ゴールライン手前でのラインアウトを与えてしまう。そして14分、モールで押し込まれ、最後はHO(フッカー)浜浦幸太郎がグランディング。再開後は敵陣でNO8(ナンバーエイト)大槻神戸(2年)がパスを奪い、ゲインするかと思われたが、筑波大のアドバンテージが適用され、大きく戻される。再び筑波大のラインアウトモールでトライ、続くコンバージョンも成功させ、21点差をつけられた。一方、東洋大は大槻のタックルからPR(プロップ)フープススティーブン武蔵(4年)がボールを奪い、外に展開していく。ハイパントを蹴り上げ敵陣でのプレーに持ち込みたかったが、筑波大のSO(スタンドオフ)水澤雄太のキックが50:22となり、たちまち劣勢に。なんとかここは乗り切ったが、前進を図ったキックがSH(スクラムハーフ)廣瀬研太朗にチャージされ、WTB内田慎之甫に独走トライを決められた。東洋大はほとんどが自陣での戦いとなり、0―28で前半を終えた。


モールでトライを狙う鉄紺戦士


なんとか筑波大の背中をつかみたい東洋大は開始直後に絶好のチャンスを得る。相手のノットロールアウェイ、SO藤春大悟(3年)のキックで敵陣深くでのラインアウトを獲得。何度もトライを生み出してきた東洋大のお家芸であるが、ペナルティが重なり、ここでは不発。徐々に位置を下げられていく。そして48分、筑波大のスクラムで再開すると、左サイドへとパスを回し、内田が大きくゲイン。最後はCTB岡本泰一がポスト横に沈めた。さらに51分、またしても自陣深くでのラインアウトを与えてしまい、モールで押し込まれ被トライ。再開後、スクラムの選択を重ね、相手のコラプシングによってゴールライン直前でのラインアウトを得る。しかし投げ入れたボールは相手に取られ、トライにつなげることはできなかった。もどかしい東洋大のプレーに追い打ちをかけるように、筑波大は高速展開でペナルティを誘い、得点に結びつける。64分、そしてラストプレーの42分にラインアウトを起点として2トライ挙げ、最終スコアは0―56、無念の完封負けを喫した。


突破を試みる浅尾


この試合、得点を許したプレーは東洋大のペナルティから始まり、相手ではなく自分たちの規律の面に課題が見られた。さらに対抗戦に所属する3校との試合を終えて、「通用しなかったのは、セットプレーであったりキッキングゲームで自分たちが負けてしまったところ。そこで食い込まれて、相手の好きなようにされていた。通用している部分は、個人個人のスキルは確実に上がっているので、それをチーム全体で出していけるようにしていきたい」とCTB浅尾至音主将(4年)は振り返った。


次戦は最終節、東海大戦。まだ春の段階とはいえ、並々ならぬ感情を抱く相手である。最終節を勝利で飾るために、もう一度自分たちを見つめ直す。



《選手コメント》

◇浅尾至音

ーー今日の試合を振り返って

本当に自分たちのミスで、何回も(相手の)得点につなげられたと思うので、そこを自分たちに一回フォーカスして、もう一回見つめ直そうという話はしました。


ーー対抗戦の3つのチームと戦ってみて、通用した部分、逆に通じなかった部分は

通用しなかったのは、セットプレーであったりキッキングゲームで自分たちが負けてしまったので。そこで食い込まれて、相手の好きなようにされていた。通用してる部分と言えば、個人個人のスキルは確実に上がっているので、それをチーム全体で出していけるようにしていきたいと思います。


ーー次節最終戦、東海大戦に向けて      

さっきも言ったのですが、もう一回チームを見つめ直して、これから絶対に上がっていくと思うので。次の試合では必ず勝利できるようにやっていきたいと思います。


ーー東海大は春とはいえ、思い入れあるチームだと思うが、どういう気持ちでいくか

勝つしかないので。



TEXT=市澤結衣、PHOTO=市澤結衣、土田夏帆