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男子100m予選
4組5着 安川飛翔 10"35(+0.8)
7組4着 大石凌功 10"18(+0.1) q
男子100m準決勝
2組6着 大石凌功 10"24(+0.7)
男子200m予備予選
1組3着山本嶺心 20"68 (風+1.0)q
3組7着庭山晴希 51"49 (風+0.4)
男子200m予選
2組4着 山本嶺心 20''86(+0.8)
6月12日から行われた第110回日本陸上競技選手権大会。
男子100mでは安川飛翔(スポ1=洛南)、大石凌功(スポ4=洛南)、男子200mは山本嶺心(総4=洛南)、庭山晴希(法2=岡山商附)が出場。
予選4組に出場した安川。自身にとって初の日本選手権。「緊張1、集中9ぐらいで臨めた」と全国の大舞台でも屈しない様子を見せた。
先月末はU20アジア選手権で3位入賞。あまり期間が空かずレースが続いた中で「3位を獲ったことは自分の中ですごい刺激になったし日本選手権前に実績を一つ作れてよかった」と安心した表情を見せた。
予選では最初の方は前に出る様子を見せたが、終盤にかけて加速することができず5着でフィニッシュ。
惜しくも予選突破とはならなかったが「良い走りをした自分を褒めてあげたい」と語った。
レース直後の安川
予選7組には大石(凌)が出場。東洋大学OBの桐生祥秀(H30年度法卒業=日本生命)も同組に。「組としてはなかなかきついメンバーの中に入ってしまった。」と振り返る。その中でも大石の持ち味である中盤から後半の走りを活かし、10¨18のタイムで準決勝へ駒を進めた。
大石(凌)は関東インカレで3位入賞。今季の大会でも存在感をみせているが、自身の課題としてスタートをあげている。
今回の日本選手権では「予選・準決勝を通じて今シーズンの中で最も良いスタートをきれた」と評価した。
準決勝では「前を追わなければという思いが先行し後半が上手く走れなかった」と自分の走りを細かく分析。
関東インカレの疲労がたまっている中で挑んだ日本選手権。大石(凌)の目標である10秒0台突入のための確かな手ごたえをつかんだ。今後の更なる記録更新に注目が集まる。
記録を確認する大石(凌)
男子200mには予備予選2組には山本が出場。
「400mでの出場が多かった中で目標にしていた200mで日本選手権に出ることができて嬉しい」と笑顔で語った。
予備予選では自己ベストを更新し、3着でゴール。予選へ進出した。
予選では「前半の走りをうまく出せなかった」と自分の課題を研究。終盤にかけて粘りの走りをみせたが4着でのフィニッシュであと一歩のところで決勝進出に及ばなかった。
今季が大学陸上ラストイヤー。「自己ベストの更新をする」と常に上を目指す山本の挑戦は終わらない。
レース後の山本
予備予選3組に出場したのは庭山。「最初の100mは過去一番ぐらい良い感じに走れた」と好スタートをきりレースを進めたが、最後の100mに差し掛かろうとした時に転倒。
「スピードに体がついていかなかった」と悔しさを滲ませた。
転倒後は足を抑えながらも、観客の拍手と共にゴール。
「高いパフォーマンスができる体を作る」
悔しさの残るレースとなったが、その視線はもうすでに次の舞台へと向けられていた。
転倒後、ゴールへ向かう庭山
◾︎安川飛翔
ーー今回の今日のレースを振り返って
やっぱり自分の自己ベストを出して、準決勝にいってやろうって思ってこの大会に臨んで。そこは叶わなかった自分の中に悔しい気持ちはあるんですけど、それでも自分の中では今持ってる実力はしっかり出し切れたかなと思ってます。結果には悔しさが残る半面、過程であったり、自分がいまやったことに対しては良い走りをしたなって自分で褒めてあげたいと思います。
ーー初の日本選手権はどうだったか
1ヶ月前とかに決まった時にとても緊張するだろうなと思ってたんですけど、案外こっち来てみたら全然緊張しなくて、その代わり緊張1集中9ぐらいで予選に挑めたので、まあそこは自分の中でちゃんと力がついてきてるなと感じました。
ーーアジア選手権から、あまり経ってないと思うんですけどそこからどんな練習を
アジア選手権の決勝で3番を獲ったことがやっぱり自分の中ですごい刺激になってて、今回の日本選手権っていう舞台でも臆することなく自分の走りをしっかりやってこうと思って挑むことができたので、あまり時間はなかったですけど、逆にこの日本選手権の前に実績を1つ作ることができて、逆に良かったかなと思ってます。
ーー次のレースの意気込みは
もう次は記録会とかもほとんど出ずに、県選手権、京都府の方で出るので、そこまで1ヶ月ぐらいあるんで、しっかり次はそこで走れるように練習を積もうかなと思ってます。
◾︎大石凌功
ーー予選・準決勝のレースを振り返って
予選はメンバーとしてもなかなかキツイ組に入ってしまったので「なんとしても」という気持ちで臨んだ。スタートは焦らず切ることができたが加速に乗るところで少し周りと差ができてしまったためレースの組み立て方としてはイマイチだった。しかし自分が得意な中盤から後半にかけてはいつも以上の伸びがあり身体も動いてくれたので落ち着いて前を追うことができた。先着された選手とのレーンの差もあったことが走りにも繋がったと思う。
準決勝は予選の走りの加速の部分を上手く修正出来れば必ず決勝に残ることができる、という思いでスタートラインに立った。苦手なスタートのブロックから離れる局面で少し上体が浮いてしまい結果として出遅れる形となってしまった。中盤から後半にかけても「前を追わなければ」という思いが先行して上体が力み、脚も後ろに流れてしまった。後半さえ上手く走れれば決勝に残れたとは思わないが、どんな場面でも持ち味である後半は自分の良さを最大限出せるよう練習が必要だと思った。
ーースタートはどうだったか
予選・準決勝を通じて今シーズンの中では最も良いスタートができていたように思う。今回のレースでも若干の遅れはあったもののスタートで決着がついてしまうほどの遅れはなく、走っている自分としてもハマったスタートはできていた。しかし前述の加速局面でスピードに乗り切らずに遅れてしまったためスタートの飛び出しだけではなく加速の練習にも今後重点を置いていきたい。
ーーコンディション
実は関東インカレの疲労が1週間前まで抜けていなく、本当に直前で調整をする形での出走となった。よって当初予定していた刺激を入れるための練習も行うことができず試合当日を迎えたため心理的なマイナスも大きくあった。しかし実際は1週間完全に練習の強度を落としての調整となったことで疲労がうまく抜けており、当日のレースも自分が予想していたレベルよりも遥かに高いレベルで走ることができた。よって今後は完全に練習強度を落としての調整方法も視野に入れていきたい。
ーー次のレースの意気込み
次戦は6月27日とあまり日が開かないタイトな日程となるため疲労をしっかり抜くことに加え、今回はしっかりと刺激も入れてレースに臨みたい。競技場などの環境的な要因も含めて記録が出やすい環境でのレースが期待できるため今シーズンの目標に掲げている10秒0台を目指して残りの1週間半調整をしていきたい。
◾︎山本嶺心
ーー予備予選、予選を振り返って
予備予選は正直あんなタイムが出ると思ってないってくらい、自分の中でそんなにいい感じではなかったです。でもちゃんとタイムもついてきてたのでよかったなって思いました。予選は、自分の中で課題である前半というのがうまく出せてなかったかなと思います。
ーー日本選手権の200mはどうだったか。
僕は200mをずっとやってきた中で400mで出場っていうのが多かったんですけど、目標にしていた200mを日本選手権で出れたのがすごく嬉しいです。
ーー目標としていたのは
まずは決勝という部分を目標にしていたんですけど、とにかく及ばなかったので、自分の実力っていうのをしっかり受け止めて、受け止めます。
次のレースへの意気込みは
今日自己ベストが出せたので、それ以上のタイムを出せるように頑張ります。
◾︎庭山晴希
ーー関東インカレ以降のコンディションは
関カレから調子や体のコンディションは上がってきていました。課題だった部分も練習で良い感じにできており、新しい練習にも取り組んで、本番に向けて調整してきました。
ーー本番のレースの感触は
状態は良く、当日のアップでも体が動いている感触がありました。本番の最初の100mくらいは過去一番良い感じで入れたのですが、そのスピードに体がついてこず、怪我という形で終わってしまいました。
ーーコンディション調整で意識したこと
アップのコンディションをしっかり作り、体の状態を整えました。対策として、お茶や氷を飲むなどして、良いパフォーマンスで臨めるように準備しました。
ーー今後の目標
一旦体を鍛え直し、高いパフォーマンスを発揮できる体を作って、全カレでは優勝を目指したいです。
TEXT・PHOTO=窪内彩乃

