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2026.09.10
硬式野球

[硬式野球]1部初先発の南が好投も、打線振るわず白星逃す/亜細亜大第1回戦

[硬式野球]東都大学野球 秋季1部リーグ戦・亜細亜大1回戦

9月9日(水)明治神宮野球場

●東洋大1ー4亜細亜大


1

2

3

4

5

6

7

8

9

計

亜細亜大

0

0

0

1

0

0

1

0

2

4

東洋大

0

0

0

0

1

0

0

0

0

1

南、谷、八巻、市村、桒江ー高山、熊谷

二塁打:山内(3回)


・打者成績  ※先発のみ表示

打順

守備

名前

打数

安打

得点

打点

1

(中)

福正吉(営3=国士舘)

2




2

(右)

山内教輔(総3=東海大相模)

4

2



3

(一)

 山田隼(総4=木更津総合)

4

1



4

(左)

冨安海来(営4=履正社)

4




5

(遊)

高中一樹(総3=聖光学院)

4




6

(二)

中村瑠斗(営4=拓大紅陵)

4

1

1


7

(三)

浅嶋大和(営3=九州国際大付)

2




8

(捕)

高山亮太(総3=三重)

1




9

(中)

大城戸陸琥(総3=九州学院)

3

1


1

計



32

5

1

1


・投手成績 ※先発のみ表示

勝敗

名前

回数

球数

被安打

四死球

三振

失点

自責点


南恒誠(総3=大阪桐蔭)

62/3

110

4

4

4

2

2


  雨による順延を経て、9月9日、東洋大も秋季リーグ戦が開幕した。初戦を勝利で飾りたい東洋大は、1部初先発となる南恒誠を起用。6回2/3を2失点と好投を見せたものの、打線が亜細亜大の好投手陣を攻略しきれず、4-1で惜敗した。


  小雨が降りしきり、2度目の中止が危ぶまれる中、試合開始のサイレンが鳴った。先発のマウンドに上がったのは南。1年生の春以来となる先発の機会に、「1イニング1イニングしっかり投げ切る」ことをテーマに掲げ、ストライク先行の投球を披露した。亜細亜大打線を3回まで三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せる。

1部初先発で好投した南


  試合が動いたのは4回表。先頭打者に中前打を許すと、続く打者が放った難しい打球を中村が捕球するも、一塁への送球が間に合わず内野安打となり、1死一、二塁。その後2死一、三塁とされると、一塁走者の盗塁を警戒して高山が二塁へ送球する間にら三塁走者が本塁へ突入。すぐさま本塁へ送球するも間に合わず、先制点を許した。


  反撃に出たい東洋大は5回裏、先頭の中村が左前打で出塁すると、犠打で二塁へ進む。2死二塁の好機で打席に立ったのは、指名打者として起用された大城戸。「待つだけじゃダメだ」と積極的に振りにいくと、甘く入った球を捉え、左前適時打を放った。1点を返し、試合を振り出しに戻す。

 適時打を放った大城戸


 7回表、先頭打者に中前打を許すと、犠打と死球で1死一、三塁のピンチを招く。ここまで力強い投球を続けていた南だったが、粘り切れず勝ち越しを許す。続く打者に四球を与えたところでマウンドを降りた。代わって登板した谷(総4=三重)は見事な火消しを披露し、最小失点でこの回を切り抜けた。


  逆転に向け、無失点で切り抜けたい9回表。マウンドに上がった市村(総1=霞ヶ浦)は、先頭打者に四球を与え、マウンドをあとにした。続く桒江(営3=龍谷大平安)も死球と暴投が絡んでピンチを広げると、中前適時打と犠飛で2点を失った。

 マウンドに集まる監督と選手たち


 その裏、打線は最後まで追い上げることができず、4-1で敗戦。開幕戦を白星で飾ることはできなかった。南を中心に投手陣が粘りを見せる一方、四球や死球、暴投などのミスが失点につながり、課題の残る一戦となった。


  井上大監督は先発した南について「球も強く高さも良かった」と高く評価。一方で、亜細亜大の投手陣を攻略できなかった打線には厳しい言葉を向けた。大城戸も「バットの長さや打席の位置を工夫したい」と振り返り、強力な投手陣の攻略を急務に挙げた。


  惜しくも白星発進とはならなかった東洋大。しかし、秋の戦いは始まったばかりだ。チームスローガン「勝魂」を胸に、次戦ではどのような戦いを見せるのか。巻き返しに期待したい。


◇井上大監督


ーー相手投手に苦しめられましたが

落とせそうだったんですけどね。序盤不安点の中、逆に助けちゃったっていうか。ちょっともったいなかったですね。


ーー小雨が降りしきる中での試合でしたけど、やっぱり雨の中でやる難しさというのもあったんでしょうか?

相手も一緒だし。逆に言ったら昨日は中止になったので、今日できて良かったなとは思ってます。

 ーー先発の南君1部では初先発で、かなり今日頑張っていましたが

頑張りましたね、はい。良いピッチングだったと思いますよ。


ーーオープン戦でだいぶ良かったんですか?

良かったですね。


ーー昨日石澤投手というところから、スライドせずに南投手に?

そうです。元々今日投げる予定が南だったので、今日9日ですね。だから今日投げるのが南だったので、もうそのままで良いかなと。うちはスライドせずに。


ーー打線で言うと得点のところがちょっと悔やまれる?

そうですよね。やっぱり川尻君のあの強い球に、結局あれに負けてフライポンポンポンポンと。僕がいくら「上から叩け」って言っても誰もやらないので、本当に。いい加減にしろと。野手陣がそういう意識でやっていれば、多分チャンスはあったと思うんですけどね。


ーー監督から見て南投手はどういったところが良い投手ですか?

そうですね。コントロールも今日コーナーコーナーに多分来てたと思うんですけど、横から見てて。あと横から見ててやっぱり球も強かったですし、高さも良かったですね。


ーー明日ですね

そうですね。明日ですね。明日勝てばね、一勝一敗なので。明日は石澤がやってくれるでしょう。おそらく。


◇南恒誠


ーー1年生の春に2部で1回先発して、それ以来の先発でしたか?

はい。


ーー1部では初先発?

はい。1部初先発です。


ーー勝ちにはつながらなかったですけれども、良かったところ、反省点あると思いますがいかがですか?

短いイニングでも長いイニングでも、1イニング1イニングしっかり投げ切るというのは、もうピッチャー陣で話していました。7回まで行けたことは自分の中でも大きな成果ですけど、そこで投げ切れなかったっていうのは、やっぱりこれからの課題なんじゃないかなっていうふうに今日感じました。


ーー ご自身のストレートの最速とかはどれくらいですか?

2年生の時の春に一応149㌔は出たんですけど、そこからあまり上がってはいないので、最近で出た最速で言ったら146㌔です。


ーー1年春から先発させてもらって、ここまではどうですか?ご自身としては順調に来れているのか、あるいはもっと出来たはずだと思っているのか、いかがですか?

1年生の時はすごい先輩方が多くいて、その中で投げさせてもらったっていうのは、自分の中でもすごく勉強になりました。そこで自分の立場というのを確立するためにその4年生が卒業した後、勝負するつもりでいたんですけど。冬の強化期間の時に怪我してしまって、2年生のスタートうまく切れなかったっていうのは、でもそこで怪我したからこそ今しっかり投げれてるというのは自分でも思ってるんですけど。そこは自分の中では2年生から勝負したかった部分ではあるので。今となっては良かったですけど、その時は1年間、2年生の時は勝負出来なかったので、そこは思い通りには行ってないのかなと思ってます。


ーーソフトバンクにいる前田悠伍投手は同級生ですか?

はい、同級生ですね。


ーー彼の活躍はかなりすごいと思いますが、ご覧になられてすごいと思うのか、あるいは悔しさがあるのか、いかがですか?

あんな大活躍されると、嫌でも情報入ってくるので。同級生の中では誇りに思ってますし、自分も早くその舞台に立てるようにと刺激をもらいながらやってます。


ーーやっぱり同じ舞台に立ちたい?

はい。


ーー秋のシーズン、目標を教えてください。

春終わってからピッチャーコーチにも監督さんにも「先発させてほしい」っていう風にはずっと言ってきたので。そのチャンスを一番最初からもらえてるので、チャンスを掴みつつ自分でもやっぱり良い成績を残してチームに貢献できたらなという風に思ってます。


◇大城戸陸琥


ーー今日の試合を振り返って

亜細亜のピッチャー陣の球が強い分、もうちょっと上から潰していくじゃないけど、コンパクトにバット振っていけばよかったなと思います。最初の方はちょっと大振りじゃないですけど、少し力んでしまいました。そこはやっぱり低い強い打球をもっと目指して、球が速いからこそやっていくべきだなと思いました。


ーー監督さんからそういう指示があったんですか?

そうですね。途中でフライがポンポン上がっていたので、低い打球を打てっていうかもっと上からボールを潰していくイメージでという指示がありました。


ーーそれがなかなかうまくはまらなかった?

まっすぐもいいんですけど、亜細亜のピッチャー陣変化球もよかったです。それがまっすぐを張ってる中で変化球が来たら後手に回って振れなかったりとか、何枚も亜細亜のピッチャー陣が上手だったなと思います。それは明日以降修正して臨みたいです。

 

ーー亜細亜の投手陣への対策は何かされましたか?

そうですね。球が速い分、160キロのマシンとかを設定してそれをみんなで見てたんですけど、それ以上にマシンでは感じられない球の伸びがあって、そこにちょっと刺されてる部分がありましたね。そこは明日までにバット短く持つなり、修正していきたいなと思います。


ーーチャンスで打席が回ってきた時、どのような心境で打席に立ちましたか?

チャンスなので待つだけじゃダメだと、絶対初球から打ちに行こうと思って打席に入りました。(球が)甘いところに来たので、思い切って振ったらたまたまいいところに落ちてくれたのでよかったです。


ーー指名打者で起用された経緯は?

身体のコンディション的に守備につくのは難しいので、今はとりあえずDHで出る方向ではあります。


ーー守備につくのが厳しくても起用されるということは打撃に期待されているとも捉えられそうですが

打って走れるからという理由で一応DHに置いてもらっています。守備ができないからこそ、もっとチームにプラスになるようなことができればいいなと思います。


ーー明日勝つために必要なことは何だと思いますか?

やっぱり全員亜細亜のピッチャーは球が速いのは分かっているので、その上でしっかり短く持つなり、打席の位置を変えるなりいろいろ工夫していくことが亜細亜のピッチャー陣を打開する策だと思います。もう時間はないですけど、明日の試合までにみんなでミーティングして対策して頑張っていきたいと思います。


ーー雨での順延があり気持ちの持ち方など大変だったと思いますが、その点はいかがですか?

常に雨でやらないということは想定してなくて、絶対(試合を)やるんだという気持ちは常にみんな持っていました。みんなも「やりたい、やりたい」とずっと言っていました。「ここまで来て中止になるぐらいだったら、絶対やりたいよね」と。やらせろ、やらせろという感じで意気込んでいたので、そこはあまり影響はなかったかなと思います。


ーー改めて明日へ向けて一言お願いします

今回ピッチャーが頑張ってくれていたので、明日はピッチャーの援護をしたいです。もちろん負けたら勝ち点落とすことになるので、入れ替え戦の時のめちゃくちゃ良かった雰囲気をもう一回出せるように、チームみんなで4年生3年生中心にやっていきたいなと思います。


TEXT=佐藤結芽、 PHOTO=福田和奏、吉田妃莉