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2026.09.25
硬式野球

[硬式野球] 投げ抜いた10回、届かなかった勝利――石澤、悔しさを次戦へ/青学大2回戦

[硬式野球]東都大学野球 秋季1部リーグ戦・青学大2回戦

9月24日(木)明治神宮球場

●東洋大1ー2青学大


1

2

3

4

5

6

7

8

9

10

計

東洋大

0

0

0

0

0

1

0

0

0

 0

1

青学大

0

0

0

0

0

0

0

0

1

 1×

2


石澤ー熊谷、高山

敗戦投手:石澤

二塁打:山田(6回表)


・打者成績  ※先発のみ表示

打順

守備

名前

打数

安打

得点

打点

1

(一)

山田隼(総4=木更津総合)

4

2

1


2

(遊)

高中一樹(総3=聖光学院)

4




3

(二)

前髙翔太(営4=熊本工業)

2



1

4

(右)

山内教輔(総3=東海大相模)

4




5

(三)

西田瞬(総1=浦和学院)

3

1



6

(指)

金刺武蔵(営3=横浜)

2




7

(二)

福正吉(営3=国士舘)

3




8

(捕)

熊谷俊乃介(総2=関東第一)

3




9

(中)

大城戸陸琥(総3=九州学院)

3

1




・投手成績 ※先発のみ表示

勝敗

名前

回数

球数

被安打

四死球

三振

失点

自責点

負

石澤順平(総2=木更津総合)

90/3

102

7

0

7

2

1



                    力投を見せた投手・石澤


「結果が良くても負けたら意味がない」。悔しげにその言葉を放ったのは、強力な青学大打線を9回0/3、7奪三振、四死球0、2失点に抑えた石澤。10イニングのうち5イニングを三者凡退に抑えるなど、安定した投球で青学大打線を封じ込めた。しかし、延長10回タイブレークでサヨナラ打を浴び、その好投もあと一歩、勝利には届かなかった。


       チャンスを作った大城戸


 両投手が好投を繰り広げる中、試合が動いたのは3回表。大城戸、山田の2連打で好機を作ると、高中の右犠飛で2死一、三塁。続く前髙がボール球を見極める間に、山田が俊足を生かして二塁へ進塁。しかし、最後は前髙が三振に倒れ、この回も得点を奪うことができなかった。


         得点打を放った山田


 スコアボードに0が並ぶ厳しい展開。6回表、東洋大に再び好機が訪れた。山田が左二塁打を放つと、高中の二ゴロで1死三塁。好投手を前に緊張感が高まる中、打席には前髙が入った。追い込まれながらも粘りを見せ、最後は左犠飛を放つ。三塁走者の山田が生還し、東洋大がついに先制点を奪った。


   緊張感が漂う中、犠飛でチームに貢献した前髙


 この1点をどう守り切るか。8回までマウンドを守り続けてきた石澤に、「あと3つのアウトで勝利」という重圧がかかる。


 9回、先頭打者を一邪飛に打ち取り1死。続く2番・山口(青学大)には直球を捉えられ、打球は右翼方向へ。二塁打かと思われた打球に対し、右翼手・山内が捕球できず、打者走者は一気に三塁まで進んだ。続く3番打者は初球、低めの直球を捉え、左犠飛で1点追加。この一打で試合は振り出しに戻された。しかし、4番・渡部(青学大)を低めのスライダーで遊ゴロに打ち取り、なんとか同点で踏みとどまる。1点を失いながらも最少失点で切り抜け、試合は延長戦へともつれ込んだ。


 迎えた10回延長タイブレーク。先に攻撃する東洋大は、無死一、二塁から始まる勝負の攻撃で、日髙(営1=宮崎商業)が一邪飛に倒れ1死。続く代打・冨安(営4=履正社)も低めの直球を捉えるも中飛に終わり、走者を進めることができない。2死一、二塁から中村(営4=拓大紅陵)も代打で打席に立つが、空振り三振に倒れ、無得点のままこの回の攻撃を終えた。


 10回裏も続投したのは石澤だった。井上監督は10回に他の投手を起用する考えがなかったのかという問いに対し、「代える考えはなかった」と語った。指揮官の信頼を背負い、石澤はタイブレークのマウンドへ向かった。


 しかし、先頭の新井(青学大)に右安打を許し、無死満塁。続く中山(青学大)にも初球の低めの直球を左前へ運ばれ、三塁走者が生還。東洋大はサヨナラ負けを喫(きっ)した。


 試合後、石澤はタイブレークについて「9回に打たれてしまってもう、疲れてしまった。山口に三塁打を打たれたのは、ちょっと欲張ってしまって、ストライク欲しさに投げたら打たれてしまったので後悔しています」と振り返った。「点を取られてしまっても勝ちに繋げられるピッチングをしたいです」。悔しさをにじませながらも、右腕は次戦を見据えていた。

 


◇井上大監督

ーー開幕から4連敗となりましたが。

そうですね、このままいったら10連敗もありますね。結局、肝心なところでミスをするのでだめですね。勝てないです。  


ーー石澤くんは良いピッチングでしたね。

してましたね。実際9回のライトの守備が無かったら多分勝っていたと思います。3塁に行かせなかったら。


ーー大坪くんに代えるというお考えはなく?

ないです。もう。うちが0点で行っていますから。情けない限りです。肝心なところで力が出ず、ミスをしちゃって。


ーー6回の攻撃は、繋ごうというポイントが見えたように思いますが?

当たり前ですけどね。はっきり言って当たり前ですからね。そういうことやらない方がおかしいです。


ーー3回の攻撃についてはいかがですか?

実際ツーアウトとかね。ノーアウトでランナーが出てないのでね、亜細亜の時も。なかなか点とれないですよね。


ーー相手の鈴木投手には今日も苦しめられましたか?

もちろん良いピッチャーですが、実際1回戦も鈴木君立ってるわけですから。そう考えると情けないですよね。同じやられ方をしているわけですからね。何を1週間していたんだという話です。  


ーーまた何日か空きますが。

そうですね。もう國學院戦に向けて頑張るしかないので。



◇石澤順平

ーー10回までマウンドを任せてもらったことについて

投げきれたのは良かったなと思ってます。


ーー1番良かった、自信のあった球は

アウトコースのまっすぐです。


ーーバッテリー間でどんな話をしたか

1巡目はアウトコース中心で、アンダースロー少なめにして、2巡目はアンダースロー増やして3巡目に入ってからインコースを使うようにしました。


ーータイブレークの心境は

9回に打たれてしまってもう、疲れてしまった。山口に三塁打を打たれたのは、ちょっと欲張ってしまって、ストライク欲しさに投げたら打たれてしまったので後悔しています。


ーー次戦に向けてどんなピッチングがしたいですか。

今日も0点で抑えていれば勝てたので、結果が良くても負けたら意味がない。点を取られてしまっても勝ちに繋げられるピッチングをしたいです。


TEXT=吉田妃莉 / PHOTO=佐藤結芽・小林未空