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2015.12.24
コラム

第492回 そういうひとにわたしはなりたい 執筆者・吉川実里

 初めまして。文学部1年の吉川実里です。部会は陸上、相撲、剣道、少林寺拳法に所属しております。 

 今日はクリスマスイブですね。世間はもうクリスマスムード一色で、あちらこちらにツリーやイルミネーションが飾られているのをよく目にします。大学の構内にもツリーが飾られていましたが、なんと 22 日の5限の前に片付けられていて、まだクリスマス前なのに!と悲しくなりました。翌日から冬休みで見る人がいないとはいえ、もう少し飾っておいてもいいじゃない!そう思ったのは私だけだったのでしょうか…。 

 ところで、唐突ですが皆さんには憧れの人がいますか。私にはそれはもう沢山憧れの人がいます。その中でも一番身近な憧れの存在は私の姉です。 

 私は高校生の頃、何かに一生懸命になるということがありませんでした。班活(私の通っていた高校は部活動ではなく班活動といいました)は英語班に入っていたのですが、班員がとても少なく活動もUNOをしたり洋画を見たりするだけのとてもゆるい班で、特に何か大会に出ることもしませんでした。班活がゆるいからといって勉強に精を出すでもなく、なんとなく2年間を過ごしていざ進路について考え始めた3年次。ようやく私は高校生活で特に頑張ったこともなければ何も成果として残していないことに気付きました。 さらに将来どうなりたいのかも特になかったので、当然大学選択でも悩み、自分は何がしたいのかの自問自答を繰り返す日々。当時は勉強より何よりそれが私にとっての課題でした。

 そんな私とは正反対だったのが私の姉です。姉は学生時代部活動に励み、それに関係する職業に就くための学校へ進学し、今はその夢を叶えて働いています。その姿があまりに私と正反対で、羨ましく思ったこともあります。でもそれ以上にそういう何かに対して一生懸命になる姿がかっこよくて、私もそうなりたいと強く思いました。

 大学生になったら今度こそ一生懸命になれることを探そう。そしてそれを何か形として残せたらいいな。そんな風に考えていた今年の春。私はスポトウに出会いました。文章を書くのが苦手で人見知りも激しく、記者には絶対向いていない自覚はありました。それでも勇気を出せたのは高校時代の後悔と、姉の様な人になりたいという気持ちが強くあったからです。

 まだ頑張れるのではないか。妥協していないか。スポトウに入って、考え方が少し変わりました。姉のようなかっこいい姿に近付けているかはまだ分かりません。私の周りには本当に一生懸命に頑張るかっこいい先輩や選手が沢山いて、その人達皆が私の憧れです。いつか、自分がそうなれたら。そう思ってこれからもスポトウの活動を精一杯頑張りたいです。

 1年生のコラムの最期を務めるということで、ビシッとかっこよく締められる内容を延々と考えていたのですが思いつかず、なんだかまとまりのない文章になってしましました。ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。 

 最期に、私の尊敬する佳菜子先輩!同期のふじけい!お誕生日おめでとうございます!!