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第32回関東大学女子駅伝対校選手権大会
10月3日 印西市千葉ニュータウンの周回コース
第7位 東洋大学 1:55'38
1区 藤重桃子 13'46 (8位通過 区間8位)
2区 合田安伽梨 9'52 (8位通過 区間11位)
3区 倉科りょう 29'48 (10位通過 区間12位)
4区 松木七光 18'42 (10位通過 区間7位)
5区 住野友理 24'35(9位通過 区間6位)
6区 佐川空 18'55(7位 区間4位)
10月3日、印西市千葉ニュータウンの周回コースにて駅伝シーズンの開幕戦となる、第32回関東大学女子駅伝対校選手権大会(以下、関東女子駅伝)が開催された。東洋大は1年生を4人、4年生を2人という攻めたオーダーで臨み、総合7位で見事全日本大学女子駅伝への切符をつかんだ。
1区を任されたのは、藤重桃子(スポ1=市立船橋)。「集団の力を使っていけるところまで食らいつく」という言葉の通り、3km付近までは集団でレースを運ぶ。その後、集団から離れると徐々に差が開き、8位で同期の合田安伽梨(スポ1=旭川龍谷)にたすきリレー。1500mで培ってきたスピードを生かしてレースの流れに乗れたことを収穫として挙げる一方、同時にスタミナの強化を課題として実感したレースとなった。

藤重から合田へのたすきリレー
2区を走る合田は、先週の記録会で5000mの自己ベストを更新して今大会に臨んだ。その勢いそのまま、果敢に前半から思い切ってペースを上げる。トラックシーズンで1500mを主戦場としてきたスピードを武器に、「前半はいい感じに押せた」と振り返った。後半のコースや風に苦戦したものの、8位を守り倉科りょう(社1=茨城キリスト教学園)へたすきをつないだ。悔しさのあるレースだったと語った合田は、全日本大学女子駅伝で「自分の持っている力を最大限出し切る」ことができるよう、ベストを尽くす。

合田から倉科へのたすきリレー
同期の合田からたすきとともにパワーを受け取り、最長区間へとスタートした倉科は、「攻めた走り」をテーマに臨んだ。序盤に後続の選手にかわされるも、自分のペースを守って走りを進める。レース終盤、次区間を走る松木七光(食4=北海道栄)が見えると、「1秒でも速くたすきを渡したい」という思いで決死のスパートをかける。総合10位で4区の松木にたすきを託した。

4区へと走り出した松木
たすきを受け取った松木は、「競ったことで上がってしまった」と前半から突っ込んで入った。中盤でペースが落ちかけた場面があったものの、10位を守って同期の住野友理(食4=斐太)へたすきリレー。区間5位以内という目標は達成できなかったが、「今の自分の走りはできたかな」と充実した表情を見せた。

松木から住野へ4年生同士のたすきリレー
「絶対に前を抜く」という強い気持ちを持って走り出した5区の住野は、ひとつでも順位を上げるため、ひたすら前を追う。終始単独走となったものの、4年生らしい粘りの走りを見せ、順位をひとつ上げた総合9位でアンカーの佐川空(栄1=東北)へとたすきを託した。他大学のレベルアップを実感したという住野だが、チームの勢いを力にさらなるレベルアップを目指す。

アンカー・佐川へ笑顔でたすきを託す住野
全てが決まる最終6区に抜擢された佐川は、2kmすぎで藤(玉川大)をとらえる。しばらく並走が続く緊張感のある展開の中、一時離されかける場面があったものの、残り200m付近でラストスパートをかける。沿道からの応援を受け、「もう一度奮い立たせることができました」と見事に勝ち切り、総合7位でゴール。同期の藤重とほっとした表情で抱き合い、健闘をたたえあった。

レース後、抱き合う佐川と藤重
1年生のフレッシュな勢いと4年生の安定感が見事にかみ合い、総合7位で全日本大学女子駅伝の切符を手にした東洋大。一方で、選手たちはこの結果に満足することなく、さらなる成長を見据えている。4区を走った松木は「単独走で押せる力」をチーム全体の課題として挙げた。限られた時間の中でどれだけ課題を克服し、チーム力を高められるのか。杜の都での8位入賞という目標達成へ向けて、東洋大の挑戦は続く。
◇藤重桃子
ーーレースプランは
集団の力を使って走って、いけるところまで食らいついてチャレンジしようと思って臨みました。
ーーどのようなレース展開でしたか
想定していた通りハイペースの展開でした。3km手前くらいで離れてしまいそこからは粘りきれなかったです。
ーー目標にしていたタイムや順位は
区間5位以内を目指していました。タイムは13分45秒は最低でも切りたくて、そこに近いタイムで走れても全く区間順位は届かなかったのは、やはり年々レベルが上がっていることを感じました。
ーー1年生ながら1区での起用となりましたが
1区というのは結構前から伝えられていたのでそれを想定した準備、心構えをしていましたがやっぱりすごく緊張したし怖かったです。1年目から1区を任せていただいたことはすごく嬉しかったですが、その期待にもう少し結果で応えたかった気持ちがあります。
ーー関東インカレや全日本インカレで1500mを主戦場としていましたが、それが活かされたと感じる部分はありましたか
1kmの入りが3分03秒でしたが、そこの通過に余裕を持てたのは1500mで培ったスピードが活きたと思いました。それと同時に次はもっとスタミナを強化していかないといけないと感じました。
ーーたすきリレーの時の心境は
前が少し空いてしまって難しい位置で渡してしまい、申し訳ない気持ちがありましたが、後の選手はすごく信頼できるので何とかしてくれると信じて渡しました。
ーーレース後、峯尾選手とどのような会話をされましたか
自分自身悔しい気持ちが大きかったのですが、『頑張ったね』と声をかけてくださって嬉しかったです。
ーーチームとして見えた課題は
最低限の目標である全日本出場権は獲得できたものの、チームの100%の力は発揮できなかったと思います。練習はすごくレベルが上がって良い雰囲気で切磋琢磨出来ているので、それを全員が最大限発揮することにこだわっていきたいです。
ーー全日本大学女子駅伝に向けて
全日本まで時間はあまりありませんが、もう一段階、二段階状態を上げて次は自分の力でチームの目標である8位入賞を達成出来るように頑張りたいです。
◇合田安伽梨
ーーレースプランは
前半から思い切って走り後半どこまで粘れるかというプランでした。
ーーどのようなレース展開でしたか
前半は予定通り思い切って走れましたが、中盤から後半でコース的にも風的にもきつく粘りきれなかったところがありました。
ーー目標にしていたタイムや順位は
目標にしていたタイムは9分35秒です。
ーー距離の短いスピード区間での起用となりましたが
前半シーズンは1500mでスピード種目だったこともあり、自分の持っているスピード力を活かした走りをしたいと思って挑みました。
ーー関東インカレや全日本インカレで1500mを主戦場としていましたが、それが活かされたと感じる部分はありましたか
前半の勢いに乗る部分で、いい感じで押せたので良かったです。
ーー先週5000mの自己ベストを更新して臨んだ今大会ですが、調子はいかがでしたか
自分が思い描いてきた結果とはならず悔しさのあるレースとなり、まだ自分の力を最大限まで活かすことが出来なかった所が悔しいです。
ーーたすきリレーの時の心境は
いい位置で来てくれたので自分も追い上げて、いい流れを後半につなげるぞという思いが強くありました。
ーーチームとして見えた課題は
区間ごとでの走り方をそれぞれが分析して、ベストを尽くすことだと思います。
ーー全日本大学女子駅伝に向けて
自分の持っている力を最大限出し切って、少しでも良い結果や良い走りをしてベストを尽くしたいです。そして、ずっと課題に上げている後半での粘りの場面を克服して良い状態で挑みたいです。
◇倉科りょう
ーーレースプランは
8km以上走るのは初めてだったので、 緊張もあったんですけど、最初からあまり守りに入らず、攻めた走りができたらいいなと思ってスタートしました。
ーーどのようなレース展開でしたか
最初(のほう)に、後ろの選手に抜かされてしまって、ついていくのがベストだったんですけど、ついていくことができなくて、自分のペースで走りました。途中から前の選手がちょっとだけ近くなってきたので、そこを目指して、少しでも前に行けるように走りました。
ーー目標にしていたタイムや順位は
目標は遅くても29分ちょうどぐらいで走りたいなと思ってたんですけど、タイムは全然だめでした。順位も思ってた順位ではなかったので、個人としてはすごく悔しいんですけど、先輩たちとか同期生とかみんながつないでくれたので、結果的にはいい順位で終わることができてよかったです。
ーー最長区間での起用となりましたが
最初は怖かったんですけど、先輩たちが本当にスタート前とかもいっぱい声かけてくれたり、『大丈夫だよ』という風に言ってくれたので、自信持ってスタートすることはできました。
ーー合田選手とは1年生同士のたすきリレーでしたが
ずっと一緒に練習をしてきてるので、パワーもらえたっていうか、たすきもらうときに背中も押してもらえて、パワーをもらって走ることができました。
ーー4年生の松木選手にたすきを渡す時の心境は
あまりいい走りができなかったので、落ち込んでたんですけど、七光先輩が見えて笑顔で待っててくれたので、とにかく1秒でも速くたすきを渡したいっていう思いで走りました。
ーーチームとして見えた課題は
全日本とか富士山(女子駅伝)で入賞することがチームの目標なので、まだそこに届くためには力が足りてないと思うので、大会前の調整とか、全体的にもっとタイムを上げていけるように頑張りたいです。
ーー個人としてはいかがですか?
今回長い距離任せてもらえて、すごい良い走りとかではなかったので、スタミナも必要だし、スピードを維持する力っていうのをもっとつけないといけないと思いました。
ーー全日本大学女子駅伝に向けて
また長い距離任せてもらえるか分かんないですけど、どの区間になったとしてもチームに貢献して、先輩たちを入賞っていうのに届けさせられるように、貢献できる走りをするための準備をしたいなと思います。
4区の松木に
◇松木七光
ーーレースプランは
最初から行きたかったんですけど、やっぱり最初が登り基調なので。抑えぎみに入りたかったんですけど、競ったことで上がってしまって中間落ちちゃったので、そこは後半に向けてちょっと抑えぎみで入って後半垂れずに上がっていけたらよかったなと思います。
ーー目標にしていたタイムや順位は
個人では区間5位以内、タイムは18分30秒を目指してたんですけど、結果は18分42秒の区間7位で目標達成にはならなかったんですけど、今の自分の走りは出来たかなと思います。
ーー調子はいかがでしたか
調子は先週ベストに近い走りも出来ていて、わりかし上がってはいたのですが、思うようにここに合わせられなかったというか先週に合っちゃったかなみたいな感じです。仙台(全日本大学女子駅伝)に向けてはもう一回そこに合わせられたらいいなと思います。
ーー1年生が4人、4年生が2人というエントリーになりましたが
1年生は初駅伝で、どうなるかなという不安もあり、やっぱり初だと緊張とかもあるのでどうなるかなと思ってたんですけど、大きく崩れることなく走り切って、4年生も目標には届かなかったけどちゃんと区間順位の上のほうで回せたのでよかったかなと思います。
ーー1年生の倉科選手からたすきを受け取った時の心境は
1年生で最長区間走ってきてくれてるので、やっぱもう『頑張れ!』という感じでした。自分は最長とか走ったことがなくて、いつも4kmから6km前後の距離なので。もう『走り切ってくれてよかった』という、ちゃんとつないでくれてよかったかなと思いました。最後まで頑張って上げてきてくれて、声をかけたらさらにラストスパートも見るからに上がったなというくらいかけてくれて、本当に良い場所でもらえたなと思います。
ーー住野選手とは4年生同士のたすきリレーとなりましたが
いつも友理からもらう側で、今年初めて友理に渡す側でした。自分の次の区間も長めの距離なので、良い場所では最低でも渡したい、前が見える位置では渡したいなと思っていました。もうちょっと詰めて渡せてあげたらよかったんですけど、前が見える場所ではあったので、『頑張れ!抜かして!』みたいな感じでした。
ーーチームとして見えた課題は
全日本の切符を勝ち取るという目標は達成出来たんですけど、やっぱり全日本に向けては単独で走れる、3分20秒ペースで押せる力は集団ではあるかもしれないんですけど、やっぱり単独で3分20秒で押せる力が向上しないとだめだなというのが課題かなと思います。
ーー全日本大学女子駅伝に向けて
全日本は走りたい区間もあるので、そこに向けて調子を今回はちょっと先週に合ってズレちゃったので、全日本に合わせてそれこそ区間5位以内を取れるように頑張りたいと思います。
◇住野友理
ーーレースプランは
特になくて、とにかく前を追うこと、ひとつでも順位をあげることを考えて走りました。
ーーどのようなレース展開でしたか
ずっと単独走にはなったんですが、とにかく前を追って走りました。
ーー目標にしていたタイムや順位は
区間5位以内です。
ーー調子はいかがでしたか
今は調子を上げている最中でまだまだなのですが、徐々に上がっては来ているかなと思います。
ーー1年生が4人、4年生が2人というエントリーになりましたが
1年生の勢いも借りつつ、4年生の部分でしっかり上級生としてまとめられるように頑張りました。
ーー松木選手からたすきを受け取った時の心境は
4年生として、絶対ここで順位をあげようと思っていたので、絶対に前を抜くという気持ちでスタートしました。
ーー全日本女子駅伝の出場権争いをしている順位でしたが、そこを意識して走った部分はありますか
まずは最低限として絶対に全日本の切符をつかまないといけないので、そこのラインは意識して走りました。
ーー1年生の佐川選手にたすきを託した時の心境は
前の大学を抜けきれずにたすきを渡したので申し訳ないという気持ちと、絶対抜いてくれると思ってたすきを渡しました。
ーーチームとして見えた課題は
今年のチームは今までよりも勢いはあったのですが、やっぱり他大学もレベルをあげてきているので、もっとベースを上げていかないといけなと思いました。
ーー全日本大学女子駅伝に向けて
どの大学も力をつけてきているので、ここで緩めず、全員がレベルアップしていい状態で力を発揮できるように頑張ります。
◇佐川空
ーーレースプランは
最終区ということで、前々から細かいレースプランを決めていたわけではありませんでした。ただ、前半から怖がらずに挑戦することは意識していて、その時のレースの流れに合わせて走ろうと思っていました。実際に、全日本の出場権内の順位でたすきを受け取ることができ、前のチームとも数秒差だったので、前を追っていこうと思いました。
ーーどのようなレース展開でしたか
前の順位のチームと約8秒差で襷を受け取り、2km過ぎで追いつきました。そこからはしばらく並走する形になり、最後の200mからスパートをかける展開になりました。
ーー目標にしていたタイムや順位は
目標タイムは19分00秒に設定していました。全日本でシード権を獲得するために、関東大会では6位以内を目指していましたが、まずはチームとして全日本の出場権を獲得することを目標にしていました。
ーー1年生ながらアンカーでの起用となりましたが
初めての大学駅伝ということで、高校の時とはまた違った緊張感や不安がありました。それでも、先輩方や同級生に声をかけてもらったことで、良い緊張感を持ちながら、楽しむ気持ちも忘れずに、スタートラインに立つことができました。
ーー先週5000mの自己ベストを更新して臨んだ今大会ですが、調子はいかがでしたか
以前に比べて自信を持ってレースに臨むことができました。疲労が完全に抜けきっていない状態ではありましたが、調子自体は悪くなかったので、落ち着いて走ることができました。
ーー4年生の住野選手からたすきを受け取った時の心境は
たすきを受け取るまでは緊張していて、無我夢中で自分の走りに集中していました。そんな中、友理先輩の姿が見えたことで安心することができて、周りを見てスタートすることができました。
ーー最後、玉川大学をかわしてのゴールでしたが
玉川大学が先にスパートをかけた時に、うまくギアを上げられず一度離れかけましたが、先輩方や東洋大学を応援してくださる沿道の方々に声をかけていただいて、もう一度奮い立たせることができました。勝ち切ることができて良かったです。
ーーチームとして見えた課題は
シード権を獲得するためにも、全国の舞台で一人ひとりが100%の力を出し切れるように、チームとして準備していくことが課題だと思います。
ーー全日本大学女子駅伝に向けて
今回の関東大学女子駅伝で得た経験を生かして、全日本でのシード権獲得に向けて、チームに貢献できるようにさらに状態を上げていきたいです。地元開催の大会でもあるので、家族や地元の方々に良い走りを見せられるように頑張ります。
TEXT=佐藤結芽、PHOTO=窪内彩乃、佐藤結芽

