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2016.01.07
アイススケート

[ホッケー部門]インカレ初戦 完封勝利も格下相手に苦しむ

第88回日本学生氷上競技選手権大会

1月7日(木) 細尾ドームリンク


東洋大3-0札幌大


[ゴール・アシスト]

11:02 成田(佐藤直、梅野)

24:46 武尾(今野、今村)

43:21 古川誠(阿部、人里)


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先制点を挙げたFW成田


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1年生ながら存在感を示し続けるFW古川誠



 GK古川駿(社1=八戸工大一)とGK脇本(社4=苫小牧工)が好セーブを見せ完封勝利を収める。しかし、攻撃陣は相手GKをなかなか攻略することができず、眉をひそめた。



 思わぬ苦戦を強いられた。前回大会で準優勝し、第1シードの東洋大は2回戦からの出場。FW成田(社2=武修館)のシュートで先制点を奪うも、初戦の硬さがあだとなる。立て続けにシュートを放つも、なかなかゴールを揺らせない。思うような試合展開にならず「フラストレーションを溜めていた雰囲気があった」と鈴木監督はこのあと行われる準々決勝への課題として、メンタルコントロールを挙げた。それでも攻めのプレーを続けると、2ピリと3ピリに5人対3人のPP(パワープレー)を得る。その間に1点ずつ追加し、3-0で初戦を制した。



 総シュート数は99本。なかなか決まらないゴールに選手はいら立ちを見せた。しかし、初日からダブルヘッダーとなる今日の第1試合目にも、普段と変わらないベストメンバーで挑み、終始相手を攻め続けた。今日の日のために、秋リーグが終ってからというものの、今まで以上にきつい練習をこなしてきた選手たち。主力メンバーの温存の必要はなかった。だが、「今の試合のままではだめ」とFW成田。準々決勝の相手は秋季リーグで1勝1敗と五分に終わった法大との一戦だ。次こそはベストメンバーのベストパフォーマンスで必ず勝利をつかむ。




■コメント

・鈴木監督

インカレの初戦ということで昨日も練習がなかったこともあって、少し硬いプレーが続いた。トーナメントなので、どんなことがあっても勝ち切るということが大切になってくる。今日の夜も試合があるのでしっかり準備したい。(夜までに確認すべきことは)細かいところはいろいろあるが、1番はメンタルのコントロール。レフリーだったり自分たちのプレーだったり、自分でコントロールできないことで少しフラストレーションを溜めていた雰囲気があったので、そこを自分のできることに集中して取り組めるようにしなくてはいけない。



・FW成田(社2=武修館)

初戦だったのでみんな硬かった。勝てたのは良かったが、点が取れなくてイライラしてしまって思い通りにいかなったのが反省点。点を決めたい決めたいと思っていた。(合宿では)最初はセットも決まっていなくて試合をやっていた。日光アイスバックスや高校生と練習試合をやって試合感ができた。(先制点は)4セット目だったので、やるプレーは走ってゴールに向かうことだけだったので、しっかりできたのは良かった。(相手GKの印象)シュートに反応していて、1本目は全て止められてしまったので、みんなリバウンドで決めなきゃというプレッシャーがあった。(準々決勝に向けて)今の試合のままだとだめだと思うので、しっかり休んで切り替えたい。



TEXT=中田有香 PHOTO=酒井奈津子