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2016.02.22
陸上競技

[陸上競技]松永ゴールならず 能美競歩に望み託す

99回日本陸上競技選手権大会 男子・女子20㎞競歩

 兼 第31回オリンピック競技大会(2016/リオデジャネイロ)20 ㎞競歩代表選手選考競技会

 2月21日(日) 六甲アイランド甲南大学周辺コース


男子20km

12位 山下優 1:24'12

17位 河岸 1:25"49

DQ 松永

DNS 及川

 

女子20km

21位 川瀬 1:45"40

 

 先頭争いを繰り広げる松永


 リオデジャネイロ(以下、リオ)五輪の代表選考会である今大会に挑んだ競歩部門。有力候補の松永(工3=横浜)は、残り約1㎞で無念の失格となった。


 序盤から前大会覇者の高橋(富士通)が先頭集団を引っ張る。松永も譲らず先頭をキープしレースを進めた。10㎞には先頭集団も3名に絞られレベルの高い展開に。しかし、16㎞過ぎに高橋がペースを上げると松永が遅れ始め、17㎞地点では50mの差が付いた。内定条件である日本人1位は厳しい状況になり、選考条件である日本人3位以内を守りたいところで惜しくも失格。表彰台目前の残り1㎞で歩型違反を取られてしまった。

 東洋大からは山下優(総2=富山商)と河岸(ラ1=飾磨工)も出場。完歩者73名中12位、17位と上位の成績を収めた。河岸は昨年、高校3年時に出場した前大会ジュニア10㎞競歩の部で優勝した実力者である。今回、世界でもトップクラスの選手たちと競い合ったことは今後への好材料になったに違いない。来季はさらに上位に食い込むことが期待できるだろう。

 

 残す五輪選考レースは3月の能美競歩となる。今大会で高橋が内定し、残すは2枠となった。松永にはリオ五輪に向け最後まであきらめない歩きを見せてほしいところだ。


TEXT/PHOTO=畑中祥江

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