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平成27年度関東学連春季オープン競技会
3月27日(日)~28日(月) 八王子市上柚木公園陸上競技場
▼1日目
男子200m
13組
4着 竹内 22"84
DNS 武田
15組
6着 越栄 23"35
16組
4着 相羽 22"93
6着 笠原 23"84
17組
4着 丸池 22"63
21組
5着 野口 22"69
25組
DNS 北村
男子800m
17組
1着 眞柄 1'52"76
3着 増田 1'54"21
5着 海谷 1'55"24
6着 本平 1'56"04
7着 長尾 1'58"26
男子走幅跳
1組
1着 小川 6m94
▼2日目
男子100m
25組
3着 永池 11"27
29組
6着 笠原 11"46
33組
3着 竹内 11"23
35組
DNS 武田
40組
DNS 北村
男子400m
10組
DNS 吉野
15組
2着 本平 50"30
4着 長尾 51"94
16組
2着 山本翼 50"35
DNS 丸池
17組
8着 増田 51"63
男子1500m
7組
2着 眞柄 3'57"86
DNS 海谷
男子三段跳
2組
8着 伊藤 12m97
女子100m
6組
4着 長畑 13"52
眞柄は連日のレースで収穫を得た
故障明けの笠原 レース感覚を取り戻していきたい
勢いのあるジャンプを披露した小川
2日間にかけて行われた春季オープン競技会に短距離部門と中距離部門からそれぞれ選手が出場し、今季初となるレースに臨んだ。結果は振るわなかったがトラックシーズンに向けてまずまずの滑り出しとなった。
中距離部門から出場した眞柄(済3=三条)は今季初戦ながらも積極的な走りを見せた。1日目の800mは昼間の暖かい天気からは一変、気温が下がり冷たい風の吹く中で行われた。前半は集団のやや後方でレースを進めた眞柄だが、400m過ぎにペースを上げるとそのままぐいぐいと前を行く選手を追い越し1着でゴール。この走りが2日目の1500mにもいい影響を与えた。「あまり消極的にならずある程度の自信を持って臨んだ」と序盤から先頭集団に位置づけ、残り300mではプラン通りの加速を実践。最後まではスピードが持たなかったものの、課題を見つけることもでき収穫のあるレースとなった。
短距離部門からは7名の選手が出場し、中でも笠原(済2=新潟明訓)は100mの復帰戦となった。1日目には200mに出走するも組6着。タイムも自身が満足のできるものではなかったが、2日目の100mではキレのある走りを見せ、「久々の試合の中では合格点くらい」と振り返った。昨年はけが続きで思うように走れなかったが、今後試合を重ねレース感覚を取り戻していければ記録も伸びてくることだろう。跳躍競技では走幅跳の小川(法1=大阪桐蔭)が冬季練習の手応えを感じられる跳躍を見せ、組トップで終えた。1回目の跳躍では助走の部分で「踏み切りに対して合わせる感じがあった」と距離が伸び悩むが、3回目にはタイミングを修正。さらに冬季取り組んだスピードアップの成果により勢いのあるジャンプを披露した。4月に行われる岩壁杯ではベスト更新を目指しており、今季の活躍にも期待が高まる。
今大会では納得のいく結果とはならなかった選手が多いが、今シーズンはまだ始まったばかりである。まずはレース感覚を取り戻し、本格的なトラックシーズンへと備えていきたいところだ。
■コメント
・塩田部長
初戦なので自身の課題が見つけられればと思った。レースに慣れることも必要なので。(選手の走りは)記録が出なかった選手もいるが、それなりによく走れていた。400mも1500mも色々なレースに出ることで練習と違った感覚も得られるので出場した。(冬季練習は)前半は距離を踏んで、後半はスピード練習を増やしていった。調子は7、8割ぐらいのところだと思う。(今季の目標は)インカレで入賞することを目指していきたい。
・眞柄(済3=三条)
昨日の800mが初戦にしては思ったより走れたので、今日の1500mもあまり消極的にならずある程度の自信を持って臨んだ。全体のペースがあまり速くなかった中でもラスト300mをしっかり上げられればそこそこのタイムが出るということで走ったが、実際ラスト300mでペースを上げてラスト100mが持たずペースダウンしてしまった。初戦で久しぶりの1500mの感覚がしっかり思い出すことができ、ラストの300mでのスパートというのも経験できたのは良かった。(冬季の練習は)スタミナの練習から段々スピードを上げていく練習とスタミナの練習を織り交ぜる形でやってきた。800mに関しては昨年よりいいタイムで走ることができた。ずっと継続して練習できていたので結果的にいい入りができたのだと思う。(今シーズンは)まずは関東インカレにしっかり選ばれて、表彰台に上ることを目標にしている。
・笠原(済2=新潟明訓)
復帰戦だったのでまずは試合の感覚が取り戻せればいいと思って臨んだ。昨年ずっとけが続きで思うように走れなかったので。昨日の200mはすごく自分の中でタイムも内容も良くなかった。悪すぎた分逆に復帰で気持ち的に余裕が持てた気がしたので今日の100mは本当に久々の試合の中では合格点くらい。冬場は基本的なことをしっかり積み重ねてきた。体の使い方であったり短い距離の練習をしっかりやってこれたので、練習の中でも少しづつ成長しているというのは出てきている。これから何試合か出て試合の感覚を戻してまずは関カレの標準を切れたらいい。(今シーズンの目標は)まずは10秒出すこと。それから夏から秋にかけてしっかり調子を上げて全カレのメンバーに入れたらいいと思う。
・小川(法1=大阪桐蔭)
1本目から向かい風が強く、踏み切りに対して合わせる感じがあったので記録がうまくいかなかった。3回目は1本目を修正して結果を出すことができてよかった。(冬季の練習は)スピードアップとウエイトトレーニング。(練習の手応えは)暖かくなってシーズンが近づくにつれてスピードアップしているというのは感じている。そのスピードアップをどう生かすかというのを監督と相談している。(今後は)岩壁杯でベストを出して関カレに合わせていきたい。
TEXT=吉川実里 PHOTO=畑中祥江、吉川実里