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2016.04.11
アイススケート

[アイスホッケー]新チーム好発進 ゴール量産で立教大を圧倒

秩父杯第64回関東大学選手権大会

4月9日(土) 東伏見ダイドードリンコアイスアリーナ


東洋大21ー0立教大

[ゴール・アシスト]
8:23 山田(阿部、柴田)
8:33 田中(成田)
9:38 佐藤直(輪島)
16:40 阿部(柴田)
17:57 石橋(輪島)
19:51 古川誠(人里、出口)
20:15 出口(渡邉、古川誠)
23:38 中澤(輪島、田中)
23:57 坂本(中澤)
25:03 古川誠(出口、人里)
27:26 中澤(田中)
29:17 出口(坂井、人里)
30:44 阿部(山田、柴田)
32:13 成田(中澤、坂本)
43:22 成田(中澤)
46:50 人里(古川誠、坂井)
49:27 田中(坂本渓)
49:58 石橋(輪島、宮倉)
50:24 笹川(輪島)
53:11 川口(阿部、柴田)
58:31 柴田(山田、川口)


FW山田が流れを引き寄せた


攻撃の要となるFW古川誠


期待のニューフェイスFW石橋


 新体制になって初の公式戦となる関東選手権が開幕した。強力なFW陣に火が付き、格下相手に21点差を付け21―0の完封勝利。春制覇に向けてまず初戦を勝ち抜き、幸先の良いスタートを切った。


 圧巻のゴールラッシュが生まれた。立ち上がりこそ時間がかかったものの、開始8分でFW山田(社3=埼玉栄)がリバウンドを押し込んでまず1点目。1ピリラスト9秒では、FW古川誠(社2=白樺学園)がFW人里主将(社4=白樺学園)からのパスを正確に決めるなど時間に追い込まれた場面で焦らずに決め切れる力を見せた。その後も全員がチャンスを逃すことなく積極的にゴールを狙い、立て続けにゴールを量産した。

 終わってみると相手のシュート数9に対して77シュートという圧倒的な力の差を見せつけ、大勝を収めた。中でも、初ゴールで2得点を挙げたFW石橋(社1=駒大苫小牧)や5アシストのFW輪島(社1=白樺学園)は、1年生ながら上級生に劣らない圧倒的存在感を放っており、早くもニュースターを予感させる。また、昨年からチームの勝利に大きく貢献しているFW古川誠やFW阿部(社2=白樺学園)なども今試合で得点に何度も絡み実力を発揮させており、今後の下級生層の活躍にも注目が集まるだろう。


 「トーナメントなので1番は勝てたということが良かった」とFW人里。次に戦う法大は、リーグ戦でも同じ1部Aグループに所属するだけあり決して隙は見せられない相手である。1週間の準備期間を経て、まずは1冠をつかみ取るために確実な勝利を目指していく。


■コメント

・FW人里主将(社4=白樺学園)

まだまだ修正しなければいけないことはあるが、トーナメントなので1番は勝てたということが良かった。どこが相手だからと言って違うプレーすることはないので、みんながチームのシステムを守って、全員でいい攻撃をしていい守りをした。フィジカルな面をあまり出すことはなかったが東洋のホッケーが60分間できた。(法政戦に向けて)1週間空いてしまうので、まずこの1週間いい練習、いい準備ができるようにしたい。


・FW田中(国4=ロックリッジ・カナダ)

 立ち上がりで点数取れなくて、春の初戦ということで緊張してることもあったと思うけど、だんだんいい緊張に変わってきて自分たちの流れに持ってこれたので、全体的に悪くなかったのかなと思う。(DFの動きについて)攻められる時間が少なくて、FWにパック、いいパスをつなげられた。チャンスを少なくして相手に打たれないように、チーム全体でもっと改善していければ、もっと攻める時間が増えていくのかなと思う。(システムの強化の成果は)どのチームよりも早くスタートして、頭の使ったプレーをチーム全体で強化したおかげで今日の試合のようなスムーズなプレー、展開のある試合ができたと思う。(法大戦に向けて)去年法政ともすごい良い試合ができていたから、来週までにいい準備して、個人個人いい調整して、迎えれたらいいなと思う。


 ・FW石橋(社1=駒大苫小牧)

 (初の公式戦は)単純に緊張した。(ゴールについて)チャンスがあれば決めようと思っていた。普通に嬉しい。(法大戦に向けて)チームに貢献できるようにしたい。チームのみんなでやってるハードワークだったりプレッシャーだったりを、一人一人が自分の役割に徹してやればいいと思う。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=玉置彩華、横山恵美