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2016.05.09
サッカー

[サッカー]ATに同点被弾、拓大に悔い残るドロー 

第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)

第6節 5月8日(日) 山梨中銀スタジアム


東洋大1-1拓大


<警告>

68分 勝野

80分 浦上


<得点者>

14分 坂元


<出場メンバー>

▽GK

伊藤俊祐(国3=柏U-18)

▽DF

白石直毅(国3=前橋育英)49分→DF藤澤廣明(国4=東福岡)

浦上仁騎(国2=大宮Y)

飯島樹生(国4=流経大柏)

徳市寛人(国4=東福岡)

▽MF

田中舟汰郎(国4=横浜FC・Y)

坂元達裕(社2=前橋育英)

高橋宏季(国2=FC東京U-18)

勝野瑛(国2=浦和Y)79分→DF星清太(国4=関東第一)

▽FW

仙頭啓矢(国4=京都橘)

佐藤仁紀(国4=武南)91分→FW小堀将人(国3=八千代)



気温の上昇にも負けず90分を走りぬいたイレブン

佐藤からキャプテンマークを引き継いだ徳市

坂元は得意のドリブルで相手を抜いていく



 3連勝を目指し、前半に坂元が先制点を決める。後は守り切るだけかに思われた終盤、こぼれ球を決められ拓大から勝ち点3を奪うことができなかった。

 「前半でバテてしまい後半走ることができなかった」。坂元は前半14分、左サイドからのクロスをサイドネットに押し込み、流れを作った。この勢いで追加点を狙いに行く。しかしこの日の甲府の気温は26度、急な初夏への気温の変化に苦しんだ。時間の経過とともに体力が奪われていく。FW陣を筆頭に攻め続けるが堅い壁を壊すことが難しい。そのまま後半のATへ、もう1点を守り切るしかない。ボールに必死に食らいつく。だが、こぼれ球を押し込まれ同点に。勝点3を奪えず、悔しさが残った。

 今節、坂元は自身のプレーを50点と振り返った。結果は残せた。しかし、長所とするドリブルで攻めること、ボールを相手に渡さないという部分を今節では発揮することができなかった。坂元は1年時から公式戦出場の機会を何度も得ている。開幕からスタメン出場を続ける2年目の今年、本当の意味でのブレイクの年になる。「もっと欲を持って、自分でゴール、アシストをしてチームの勝利を導いてほしい」と監督の期待も大きい。今後の彼の成長に目が離せない。

 次節の相手はフィジカルが強い朝鮮大だ。より一層、身体面と精神面の両方が重要な一戦になる。上位争いに食い込むためにはもう勝ち点は落とせない。勝負にこだわり、1週間で仕上げる。



■コメント

・古川監督

相手は開幕から連敗している中でなんとしてでも勝ちたいと思っているだろうし、背後にスペースをなかなか与えてくれなかったことは事前には分かっていて、2つ難しい要素はあるなと想定していた。その中で先制点を奪えたことはプラン通りにゲームのスタートをきれた。だが先制点を取ったことと気温が上がってきたことでDF面で相手の攻撃を受けつつ奪ったときに転ずるというような、相手とのシステムの形のかみ合い具合で普段とは違うかたちにならざるをえなかった所はゲームの難しいところだった。(次節へ向けて)追いかける形になっていて落とせる勝点っていうのはないに等しい。勝点3を今日取っていれば上位との集まって昇格っていうのを手繰り寄せる形にが、勝点2を落とすことになってしまったので1戦1戦戦っていくしかない。勝負にこだわりつつ、勝っていく中でサッカーの内容、改善を図っていくようにしたい。


・徳市(国4=東福岡)

前半早いうちに良い形で先制できた。先制して追加点狙っていった。押し込まれて追いつかれてしまったのは悔しい。押し返すことが必要だった。でも最後は守りきらないと。(後ろから縦パスを狙っていたか)ボランチのときはプレッシャーが来ていたので、縦パスよりも失わないという意識にプラスアルファという形だった。センターバックでは常に前向きでボールを扱える。攻撃のスイッチになるようなパスを入れたい。(次節へ向けて)前期良い形で終えるためには勝っていくしかない。今日みたいに苦しい試合になるかもしれないが、チームで声を掛け合って、最後まで守り切ったり、押し返すという反骨心を出して波に乗っていきたい。

・藤澤(国4=東福岡)

勝ってる状況で(交代で)入ったので自分の仕事としては失点をしないことだと思っていたので守備を意識してやった。先制点をとるところまではプラン通りだったが、その後押される時間が長かった。監督からは「後半頭からメンタル作っとけ」と言われていたので気持ちを持っていくようにした。(課題は)自分たちのサッカーができなかったこと。押されていても自分たちのサッカーを貫くことが大事だと思う。(注目してほしいところは)長所である一対一で負けないところとロングスロー。(次節へ向けて)次節も出られれば守備で活躍して、できれば点も取りたい。

・坂元(社2=前橋育英)

自分点は決めれたんですけどその後に何もできなくて後半けがしたところが痛くなって、そこから何もできなくてチームに貢献できなかった。(ゴールを振り返って)左の舟汰郎くんからマイナスクロスが来てトラップして前を向いて股通してサイドネットに入れた。(実力)まだ自分の長所のドリブルや中に切り込んでっていう部分がまだ全然できていない。もっと仕掛けて行ったりキックフェイントでかわしてシュートだったりどんどん前にっていうプレーが少ない。結果は2点少ないが残せていると思うし、安定してボールを取られないっていうのも自分の武器だと思っている。今日はあんまりできてなかったけど、基本的にはできている。(次節へ向けて)相手は体で来るチームなんで自分も体で当たり負けないようにして結果を残せたら残したいと思います。


TEXT=横山恵美 PHOTO=吉本一生、當麻彰紘、藤井圭


[次節試合予定]
第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)

第7節 5月15日(日) 対朝鮮大 東洋大朝霞グラウンドにて 14:00キックオフ