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第62回 関東学生剣道選手権大会
5月8日(日) 日本武道館
井田(ラ1=本庄第一) 1回戦敗退
大谷(ラ4=郁文館) 2回戦敗退
川良(ラ4=長崎南山) 3回戦敗退
新保(ラ3=東京学館新潟) 2回戦敗退
三山(文2=九州学院) 1回戦敗退
森本(法4=四天王寺) 2回戦敗退
我妻(法3・京北) 2回戦敗退
チームで唯一3回戦に進出した川良
惜しくも2回戦敗退となった大谷
ベスト32に入れば7月に行われる全日本学生剣道選手権大会への出場が決まる今大会。残念ながら全日本出場権獲得者は出なかった。
川良(ラ4=長崎南山)は、今日の試合を「調子が良かった」と振り返った。初戦から延長戦になるも、冷静な試合展開で勝利を収める。続く2回戦も延長戦だったが、小手で相手の隙を突き、チームで唯一3回戦に勝ち進んだ。しかし3回戦では、「攻めの気持ちが足りなかった」というように、やや消極的になってしまう。相手の積極的な攻撃で面を2本取られると、全日本出場への道は途絶えた。
大谷(ラ4=郁文館)は、初戦で開始直後から積極的に攻めていき、鮮やかな面で1本勝ちを収めた。続く2回戦では、両者なかなか決定打が打てずに延長戦へ突入する。しかし長い攻防の末、一瞬の隙から胴を取られ敗北。長丁場の延長戦について、「体力的にもきつかった」と敗因を振り返った。
板原監督は、「選手たちは実力があるのにそれが出せなかったことが残念」と、全日本出場者がいないことに悔しさをにじませる。監督、選手ともに全日本出場が目標であったが、残念ながら個人戦では達成できなかった。しかし9月の団体戦では必ず全日本出場を決めると口を揃えて気合を入れた。
■コメント
・板原監督
(今大会の総括)選手たちは実力はあるのに、それが出せなかったことが残念。みんな全日本にいける可能性はあったが、思い切った技ができなかった。消極的だった。団体戦では、全日本に出場して上位を狙っていきたい。
・大谷(ラ4=郁文館)
初戦から調子は良かった。最後までしっかりできたと思う。全日本選手権に出場することが目標だった。(2回戦目はかなり長い延長戦だったが)相手に隙がなかった。しっかり決めたいと思っていたが、体力的にもきつかったのが敗因になったと思う。団体戦では全日本に出て、しっかり結果を残したいと思う。
・川良(ラ4=長崎南山)
(今日の調子は)良かった。全日本出場を目標にしていた。落ち着いてできたのはよかった。でも攻めの気持ちが足りなかった。(初戦、2回戦と延長戦だったことについて)疲れたり、集中力が切れたりすることはなかった。団体戦では絶対、全日本にいきたい。
TEXT=吉谷あかり PHOTO=大谷達也