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平成28年度関東学生ライフル射撃選手権春季大会予選会
5月13日(金)~5月15日(日) 埼玉県長瀞総合射撃場
◆50mライフル伏射60発
靏田 560点
小田切 548点
前田 530点
浅見 564点
岩松 DNS
◆50mライフル3姿勢×20発
小田切 532点
前田 503点
浅見 546点
山下 DNS
吉本 DNS
◆10mエアライフル立射40発
岩松 396.9点
日比 401.5点
丸山 396.5点
江頭 399.4点
吉本 395.0点
◆10mエアライフル立射60発
西谷 559.7点
井上 610.5点
今季ラストシーズンを迎える副将の靏田
ルーキー井上は高得点をマークした
今季初戦に11名の選手が出場。1年生の活躍も見られ、来月行われる本選に向け弾みをつけた。
50mライフル伏射60発には今季の副将を務める靏田(法4=大宰府)が出場。得点は伸びなかったが、全体の射撃を通して「得点が下がらなかった」ことを収穫に挙げた。現在4年生となった靏田は、就職活動の真最中であり全体練習に参加する時間も限られている。その中でも自主的にジムに通い、広背筋や体幹を強化。その取り組みが、フォームの乱れない安定した射撃を生んだ。少ない練習量でも最低限の射撃を見せた靏田は今年、「留学も考えている」と話すが、ラストシーズンを迎える射撃に対しても情熱は熱い。「せっかく射撃で大学に来たので、最後は入賞したい」。文武両道の精神を持つ彼の活躍に注目だ。
一方、これからが楽しみなルーキーも現れている。10mエアライフル立射60発では井上(法1=国際学院)が上位2番目となる610.5点を記録。本線でもレギュラー入りが期待されており、ファイナル進出の可能性も十分考えられる。女子では10mエアライフル立射40発にて、日比(法1=高木学園女子)がチーム唯一の400点越えをマーク。「目標の405点より下の点数で練習が足りなかった」と悔しさを見せたものの、高校時代には団体戦での全国優勝経験を持つ実力者。今後、二人の活躍が東洋大射撃部に新風を巻き起こす。
主将の二木(法4=金沢辰巳丘)は初戦を終えたチームを「練習不足が目立った」と総括した。新チームの雰囲気は「一致団結している」と言う。これから本格的なシーズンを迎える射撃部の目標は男女ともに「団体総合優勝」だ。本選では今回出場の無かった主力選手たちも多数出場予定であり、さらなる熱い戦いが繰り広げられるに違いない。目標達成に向けチームの士気はさらに高まっていく。
■コメント
・二木(法4=金沢辰巳丘)
年初めの大会なので、まだ練習不足なところが目立った。その中でも浅見(営3=栄北)は伏射60発で1シリーズ目を99点としっかり当てていたので、本線でも期待できる。チームの雰囲気は一致団結している。個人の目標は、選抜とインカレの優勝。今は自宅での練習や、メンタルトレーニング、体幹などの基礎を鍛えている。チームとしては、男女で団体優勝をしたい。
・靏田(法4=大宰府)
今4年生ということもあり、就活をしながらプレーをしているので練習に行くことができていない。それでもジムなどに通い、基礎体力は鍛えてきた。今回も全体的に得点は極端に下がらなかったので、やっといてよかったかな。練習をしていなかったので、フォームが崩れるかなと思っていたが、実際そうではなかった。フォームはしっかりしていた。(ラストシーズンは)せっかく射撃で大学に来たので、最後は入賞したいと思っている。就活自体はこの調子でいけば6月いっぱいで終われると思う。ただ、留学も考えているので、9、10月あたりラストスパートをかけて、毎日でも射撃にのめり込んでいきたい。
・日比(法1=高木学園女子)
練習があまりできなかったが、家で挙銃していたこともあって感覚はつかめた。予選で目標にしていた405点よりはるかに下の点数で、練習での工夫が足りなかった。高校であまり固まってなかった構えを、大学に入って家で挙銃できる環境になって構えが固まってきた。(東洋大に進学した理由は)高校で団体で全国優勝したが、先輩の力で優勝した形だった。その先輩に追いつきたいし、追い越したい。自分が悔しい思いをして、自分の出した点で勝てるような試合を大学でしていけたらと思ったから。大学では高校と違って部活で仕事があって少し戸惑う部分もある。なので仕事もして、射撃も集中して点数を出せるようにしたい。仕事がある分、試合前にモチベーションを高めるようなことができないので、それをどう改善して今後モチベーションを上げていくか考えていきたい。本選では自分の納得できるような点数を出したい。
TEXT/PHOTO=伊藤空夢