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2016.05.22
水泳

[水泳]ジャパンオープン2日目 萩野、リオ金メダルへ前進!

ジャパンオープン2016

5月20日(金)~22日(日) 東京辰巳国際水泳場


(2日目・予選)
◆女子400m個人メドレー
2組
2着 大橋 4'46"09
→全体6位で決勝進出
4組
3着 露内 4'47"45
→全体8位で決勝進出
10着 小野寺 4'56"43

◆男子400m個人メドレー
5組
8着 松田 4'28"51
7組
1着 萩野 4'11"48
→全体1位で決勝進出
8着 森時 4'26"99

◆女子50mバタフライ
3組
2着 藪 27"84
→全体14位でB決勝進出
4着 片山 28"09

◆男子50mバタフライ
6組
4着 三好 24"76

◆女子50m平泳ぎ
4組
3着 青木 32"39
→全体9位でB決勝進出
5組
3着 金指 32"07
→全体6位で決勝進出
8着 三田村 33"35
6組
3着 江口 32"52
→全体11位でB決勝進出

◆男子50m平泳ぎ
6組
7着 毛利 28"85
10着 上田 29"58

◆女子400m自由形
3組
10着 清水 4'29"31
4組
2着 菊池 4'16"05
→全体11位でB決勝進出
5組
9着 濱田 4'22"02

◆男子400m自由形
6組
2着  天井  3'54"47
→全体10位で決勝進出
7組
2着  山本  3'55"07

→全体17位でB決勝進出

◆女子200m背泳ぎ
4組
5着  布施谷  2'16"38
6着  今井  2'16"93
5組
5着  大久保  2'14"16
→全体15位でB決勝進出
6組
9着  渡邊  2'20"06

◆男子200m背泳ぎ
5組
4着  小鶴  2'02"60

◆女子100m自由形
3組
4着  遠山  57"15
4組
1着  内田  55"38
→全体4位で決勝進出
5組
5着  宮本  56"24
→全体12位でB決勝進出
6組
4着  岩本  56"65
→全体16位でB決勝進出

(2日目・B決勝)

◆女子50m平泳ぎ

3着 青木 32"67

6着 江口 32"82


◆女子400m自由形

3着 菊池 4'16"41


◆男子400m自由形

7着 山本 3'56"40


◆女子100m自由形

3着 大久保 2'14"70


◆女子100m自由形

1着 宮本 56"33

4着 岩本 56"80


(2日目・決勝)

◆女子400m個人メドレー

3位 大橋 4'41"17

6位 露内 4'46"88


◆男子400m個人メドレー

1位 萩野 4'08"85


◆女子50m平泳ぎ

5位 金指 31"99


◆男子400m自由形

7位 天井 3'53"89


◆女子100m自由形

2位 内田 54"99


※決勝はOP参加の外国人選手を除く、日本人選手のみの順位を掲載しています。



リオでの金メダルに期待がかかる萩野



日本記録保持者の意地を見せた内田


日本代表選手に並んで表彰台に上った大橋



 ジャパンオープン2日目は、萩野(JAPAN)が本命の男子400m個人メドレーで優勝。また、大橋(国3=草津東)が女子400m個人メドレー、内田(JAPAN)が女子100m自由形で表彰台に上った。

 日本のエース萩野が、男子400m個人メドレーに出場した。瀬戸との一騎打ちに会場の視線が集まる中、背泳ぎで体1つ分の差をつけるとそのままリードを保ち、トップでゴール。リオでの同種目の活躍にさらに期待が高まる結果となった。本人曰く調子は良くなかったが、「いかなる調子でも100%の力を出し切る」という言葉を有言実行した。

 女子100m自由形には、日本選手権で同種目の日本記録を更新し、リオでの4×100mフリーリレー出場権を獲得した内田が出場。「感覚は悪くなかったが、タイムがついてこなかった」。外国人選手を含めると4位と惜しいレースだった。しかし日本人選手の中では2位と、同種目の日本記録保持者の意地を見せた。

 大橋は、女子400m個人メドレーで日本代表選手に並んで表彰台に上った。得意の背泳ぎではトップに躍り出るも、苦手とする平泳ぎでトップ争いに置いてかれ、3位でフィニッシュ。日本代表選手が二人揃うレースだったが、堂々とした泳ぎを見せた。日本選手権でも同種目で表彰台に上った大橋は、今大会で実力が本物であることを証明した。

 大会初日の男子1500m自由形では自己ベストを更新し、今大会好調な山本(法2=智辯学園)は男子400m自由形に出場。予選で自己ベストを更新し、B決勝に進出した。「大きい大会でB決勝に残れたことは大きい」と、今大会で飛躍的な成長を見せた。

 ジャパンオープン最終日は、萩野がリオ出場種目である男子200m個人メドレー、内田が女子50m自由形に出場する。今大会はジャパンチームとしての出場だが、東洋大の選手としても注目だ。また、女子400m個人メドレーで入賞した大橋の女子200m個人メドレーでの活躍にも、期待がかかる。




■コメント

・青木(営4=武蔵野)

調子は全然良くなかった。100mの入りよりも悪かった。手もかけてないし、足のキックもできてない。調子はあまり良くないが、ベストに近づけるように頑張りたい。ベストを出すことを目標に大会に臨んだが、厳しそうなので、明日はベストになるべく近いタイムを出せるようにしたい。

・内田(JAPAN)

(決勝を振り返って)感覚は悪くなかったが、タイムがついてこなかったという感じだった。2次合宿で泳いだ分の疲労は抜けたと思うが、まだ少し疲れがあると思う。きつい練習をした中での試合は、いつも良い泳ぎができたり良いタイムが出たりする。しかし今回はあまり良いタイムが出なかったので、そこをしっかり反省して次につなげたいと思う。(日の丸を背負っての試合だったがその辺の意識は)チームジャパンとしての出場は、自分自身に責任や、プレッシャーをかけなければいけないという思いがあるので、入賞はできて良かった。リオでは100mしか泳ぐ機会がないので、今回の50mをいかに早く泳ぐかがポイントになってくると思う。明日しっかりと良いタイムで泳ぎたい。

・萩野(JAPAN)

(バタフライをリラックスして後半につなげるという課題はどれだけできたか)半分半分くらい。日本選手権のときよりは上手くいった。ホップステップジャンプでいきたい。これまでのジャパンオープンは自分で勝手に崩れて勝負にならないようなレースばかりだったので、いつもよりはまあまあだと思う。これから試合もたくさん出るし、もう4分8秒、7秒くらいならいつでも泳げると思うので、レースでもしっかり力をつけていきたい。オリンピックの年なので甘いことはやってられないし、自分でも気合を入れたい。いかなる調子でもその時の100%の力を出し切ることを意識している。ここからが本当に勝負だから頑張っていきたい。自分の中では、ジャパンオープンというのはいつもあまり調子が良くないイメージがあって、今回も調子は悪かったが、オリンピック前だし、どんな調子でも負けないという気持ちをしっかり持って臨んだ。(リオの400m個人メドレーでの目標)優勝を狙っている。優勝というと言葉に重みが感じられるが、誰よりも一番早くタッチして、最高の結果を出したいと思う。

・大橋(国3=草津東)

日本選手権から1ヵ月経って気持ちの面でも上がりにくいところがあったが、インカレに向けての準備、確認のような感じで試合に取り組もうと思った。練習の疲れが少し溜まったまま試合に挑むかたちになってしまったところがあった。(背泳ぎでトップに出て、平泳ぎで順位を落とした展開については)平泳ぎが1番苦手種目なので、そういう展開になるのは分かっているので、前半からいくようにしている。しかし今日はあまり前半の動きが良くなかったので、そこが課題になってくる。練習は4種目バランス良くやるが、やはり課題になってくるのは平泳ぎ。意識して練習しているのは平泳ぎ。(明日の200m個人メドレーに向けて)強いメンバーが揃っているので、まずは決勝に残れるように頑張りたい。今日はあまりタイムが良くなかったので、明日は納得できるタイムを出したい。

・山本(法2=智辯学園)

日本選手権が終わった後に不調だったので、タイムが出るか不安だったが、徐々に感覚が良くなってきているのが分かった。(具体的に不調とは)練習のタイムが落ちたのと、肩が少し痛くて、リハビリ中だった。昨日の1500m自由形は、あまり泳いだことがなかったが、良いタイムで自己ベストが出た。だから今日の400mもいけるかなと思った。予選で1秒近くベストを上げた。初めてのジャパンオープンで、このような大きい大会でB決勝に残れたことは今回大きかった。専門種目は高校から200m、400m自由形。大学に入ってからは200mがあまり伸びなかった。200m、400m、1500mと距離を絞らずに、広い範囲を泳げるようになりたい。インカレでは、尊敬している天井選手が大学で泳ぐのが最後なので、決勝に一緒に残って泳ぎたい。



TEXT=吉谷あかり PHOTO=菊池美玖

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