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こんにちは。国際観光学科3年の松井です。6月に入り今年もあと半年しかないと考えると本当に時間が経つのは早いですね・・・。来年の今頃にはきっと必死に就職活動をしているはずなので、今のうちに大学生活でしかできないことをたくさんしていきたいと思います!さて、毎回のようにコラムで書くネタがなくて頭を悩ませながら執筆していますが、今回はだいぶ季節外れな桜のお話をさせていただきます。
私は桜が好きで、毎年長い冬が明けて桜の季節になると心が躍ります。好きすぎてペットの犬にもその名前を付けてしまう始末です(笑)。私が思う桜の魅力は、薄ピンク色の花、満開の時の豪華さ、そして一年のうち10日程で散ってしまう儚さではないかと思います。私に限らず日本人は古くから桜が好きで、平安時代にはすでに花見をする習慣があり、和歌などでもよく用いられていました。きっと桜の自己主張をせず、潔く散っていく姿形が日本人の感性に合っていたのかもしれませんね。
花見をする時はいつも近所にある桜並木や出先でちょっと見た桜で満足していたのですが、今年の春休みは少し贅沢をしようと思い、よく一緒に旅行に行く友人と桜を見に京都に行ってきました。満開の時期ということもあり混雑していて、旅行代理店でホテルを取るところから苦労しました。いざ京都に着き桜の名所を訪れるとどの場所も人で溢れていて、本当に日本人は桜が好きなんだなあと思いました。さらに、海外からの観光客もたくさんいて、美しい桜を見て感動する気持ちが万国共通であることがなんだか嬉しかったです。桜で有名な場所を自分たちで調べていくつも巡りましたが、どこもきれいで今までの人生で見たことのない量の桜を堪能することができました。中でも私が最も感動したのは東寺の桜です。夜のライトアップを見に行ったのですが、ライトで桜が淡く光ってとても幻想的でした。有名な五重塔と枝垂れ桜の組み合わせは絵葉書のような光景で、その美しさに圧巻されました。古都ならではの趣を味わうことができて、少し大げさですが日本に生まれて良かったなあ~と思った瞬間でした。今回の旅行で改めて桜の良さを噛み締めることができたと思います。これからは遠出することを面倒くさがらず、どんどんいろんな都道府県に見に行きたいです。
ちなみにタイトルの「秒速5センチメートル」は、同じ題のアニメーションの中で桜の花びらが舞い落ちる速度だと言われています。しかし、実際の花びらはだいたい秒速2メートル程で落ちているそうです。なぜ実際よりこんなにも遅い速度なのかは分かりませんが、私は桜を見るときの時間はゆっくりと感じるので、体感速度はあながち間違ってはないんじゃないかと思っています(笑)。来年の春は忙しくなりそうですが、ゆっくり桜を愛でる時間くらいはつくりたいですね。