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リオデジャネイロオリンピック日本代表選手壮行会
6月28日(火) 東洋大学白山キャンパス 井上円了ホール
壮行会ではそれぞれリオへの意気込みを語った(左から土江コーチ、桐生、ウォルシュ)
リオデジャネイロオリンピック(以下、リオ五輪)の出場が決定した桐生(法3=洛南)とウォルシュ(ラ2=東野)の壮行会が行われた。
壮行会の会場となった白山キャンパスの井上円了ホールには沢山の生徒が詰めかけた。桐生とウォルシュは笑顔でステージに登場。花束と学生たちが寄せ書きした応援メッセージが贈呈された。「自分がもつ最高のパフォーマンスをしたい」と桐生。ウォルシュは「すごく楽しみ」と両人リオ五輪への抱負を語った。
桐生は100mだけでなく4×100mリレーのメンバーにも選出されており、ウォルシュも4×400mリレーの代表に選ばれるだろうと注目されている。
100m、400mともに現地時間で8月14日に行われる。二人の世界への挑戦に期待が高まる。
■コメント
・竹村学長
桐生祥秀君、ウォルシュ・ジュリアン君リオデジャネイロオリンピック出場誠におめでとうございます。これもこれまでの並大抵でない精進、努力のおかげと深く敬意を称したいと思います。オリンピック出場が決まるまでは何かとプレッシャーも大きかったと思います。もう決まりましたのでこれからは迷わずに本番ではただ無心に全力で走り抜けていただきたいと思っております。リオデジャネイロはちょうど12時間時差がある地球の裏側ですけれども、それだけにコンディションの調整に十分気をつけていただいて、とにかく4年に一回きりの特別な大会ですので最高のコンディションで爆発してほしいと思っております。頑張ってください。東洋大学ではこのお二人に加えて水泳の萩野君、内田さん。競歩の松永君。それからOBではマラソンの北島さん、石川さんそして設楽悠太君もオリンピック出場が決まりました。OBも合わせて全部で8人も本学からリオデジャネイロ五輪に出場するということになりました。
・土江コーチ
二人の選手がリオへの切符をつかむことができた。桐生はけがに苦しんで非常に苦労しましたがやっとスタートラインに立てた。またウォルシュはなかなか標準に届かず記録が出なかったが、最後の最後で切ってくれた。二人ともやっとスタートラインに着けたというところ。オリンピックは陸上選手にとっては本当に目指す舞台。参加するだけでなく実際に成果を挙げて帰ってこられるように現場でもサポートしてきたい。100m、400mだけでなく、桐生は4×100mリレー、ウォルシュの方はまだ出場が最終的には決まっていないが4×400mリレーに出場することになる。この2つはメダルも期待できる種目だと思うので是非お土産を持って帰れるように頑張っていきたい。
・桐生(法3=洛南)
(エールを受けて)テンションが上がった。やっぱこういうのさせてもらったのは初めてなので。オリンピック決まったというのを実感してきた。(日本選手権を振り返ってみて)やっぱり悔しいというか負けてしまったというのがあった。けが無く全然違和感がなかったのはよかった。日本選手権でいろんな方に自分の走りを見てもらったが、自分の思うような結果が出なかったので、オリンピックではしっかり自分の走りを見てもらいたい。日本選手権が終わってほっとしたというのもある。自分がまた陸上が好きなんだなとも思えた。(オリンピックの目標は)調子もいい感じできているので、その調子をもっと上にあげていって、予選からしっかりラウンドを重ねていきたい。(ウォルシュ選手はどういった存在か)一緒に練習している仲間であり、一緒に上にいこうというのが、いろんな選手たちがいるが、チーム内に彼がいるのは結構大きい。(二人でどのようなオリンピックにしたいか)二人で楽しんでリオを盛り上げていこうよっていう話はしている。(多くの学生のエールを受けてプレッシャーなどは)日本選手権も終わって、今はそういうプレッシャーも全然ない。(他にも東洋大学でオリンピックに出場する選手もいますが)萩野さんとかもいろいろ喋ったことはあるので、知り合いの先輩たちに付いていこうというのもあり、東洋として僕もそれに名前を残したいと思う。(リオでの100mとリレー両方の抱負を)個人では自分がもつ最高のパフォーマンスをリオオリンピックではしたいと思います。リレーに関してはまだ何走を走るか分からないが、リレーは個人的にも好きな競技なのでしっかり、何走と言われたらしっかりそこで自分の役目を果たしたい。(ライバルたちがリレーで同じチームになることは心強いか)今回最強チームと言われている中で走れるのはすごく楽しみ。
・ウォルシュ(ラ2=東野)
(壮行会について)こういう場を設けてくれたのは嬉しいし実感が湧いてくる。(寮に帰ってきて)皆おめでとうと言ってくれた。東洋に貢献できるようにリオでは決勝に残って44秒台に突入したいと思っている。(リレーメンバー入りも予想されるが)リレーでは世界ジュニアのメンバーがけっこう揃っているのでその時の気持ちを取り戻していい結果を残せたらいい。(標準切り、自己ベスト更新の要因は)この冬のアメリカ合宿(の成果)が今にきていると思う。(注目されるのは)大好き。応援があるといい走りができる。(オリンピックでも注目が集まるが)すごく楽しみ。
TEXT=吉川実里 PHOTO=福山知晃