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2016.07.25
相撲

[相撲]村田主将優勝!10名が全国への切符つかむ

第43回東日本学生相撲個人体重別選手権大会

7月24日(日) 靖国神社相撲場


100㌔未満級

第3位 磯部


115㌔未満級

ベスト8 宇佐見


135㌔未満級

第3位 寺沢


135㌔以上級

優勝 村田主将

準優勝 西野

第3位 中嶋

ベスト8 久保


無差別級

第3位 深井

ベスト8 大波 城山


笑顔を見せる入賞した選手たち

得意の力強い相撲で優勝に輝いた村田主将

深井は無差別級で3位に入賞を果たした


 東日本学生相撲個人体重別選手権大会が行われ、村田主将(法4=金沢市工)が135㌔以上級で優勝に輝いた。同じく135㌔以上級では西野(法2=金沢市工)が準優勝を、中嶋(法2=愛工大名電)が3位入賞を果たし上位を独占。その他の階級を含め、東洋大からは10人が全国大会への出場権を獲得した。

 135㌔以上級の準決勝・決勝の東洋大対決を制し、今大会最も出場者の多い階級の頂点に立ったのが村田主将だ。初戦から危なげなく勝ち進め、決勝トーナメントへと駒を進める。そして、準決勝で中嶋との対戦となった。普段は同じ稽古場で切磋琢磨するチームメイト。互いの相撲は熟知している。村田主将はここまでの試合と同様、立ち合い後組み合う隙を与えずに土俵から押し出し勝利。迎えた決勝戦の相手は西野だ。「先輩だからといって関係なく勝つ気でいた」と優勝を狙う西野は、村田の立ち合い直後から勢いよく攻めてくる動きを読み、その勢いをかわす。しかし、すぐに体制を立て直した村田に寄り切られ、西野の体は土俵の外へ。村田主将は見事2度の東洋大対決を制した。試合後「とりあえずほっとした」と優勝に安堵の表情を見せた。

 無差別級では出場した全員が全国大会行きを決め、中でも深井(法1=金沢市工)が3位に入賞。決勝トーナメント1回戦では相手の動きをうまく利用してはたき込みを決め、準決勝へ進む。準決勝では相手選手のスピードのある動きに対応できず惜しくも敗北を喫し、「自分の相撲はとれたが、持ち味は出せなかった」と振り返った。

 100㌔未満級、135㌔未満級からも入賞者が出るなど、全国大会へ進む10人の内6人が入賞する好成績を残した。村田主将は「東洋同士で決勝や準決勝ができたら面白いと思う」と全国大会への意気込みを語る。全国の舞台で東洋大対決が実現するか、選手それぞれが目標を掲げ全国大会に挑むための、試練の夏が始まる。


■コメント

・村田(法4=金沢市工)

(今大会振り返って)とりあえずほっとした。(調子は)まあまあだった。特別良いわけでもなかったが、思ったより足が前に出た。(準決勝、決勝では東洋大同士の戦いとなったが)毎日稽古でやっている相手なのでお互いやりにくい部分はあった。同じ大学同士なので負けてもいい、思いっきりいこうと思って挑んだ。(決勝の西野選手との戦いは)立ち合いでかわされてびっくりした。なんとか落ち着いて相手を見て相撲を取れたので良かったと思う。(今後強化したいところなどは)まず東日本でけがをした足首を治すこと。あと下半身の強化。しっかり稽古していけば結果は出てくると思う。交代選手としてだが世界相撲選手権大会に行くのでそこで刺激を貰ってこようと思う。(全国大会への意気込み)全国でも決勝を東洋同士でできたらいいと思う。優勝したい気持ちももちろんあるが、東洋同士で決勝や準決勝ができたら面白いと思う。


・中嶋(法2=愛工大名電)

4・5月の大会はひどかったので、それに比べればよかった。初戦は緊張してすごくガチガチだったので、よく勝てたなという感じ。前に出る相撲がとれた。(準決勝は)いつもの練習相手だし、思いっきりいこうと思ったけど、相手の方が1枚上手だった。


・西野(法2=金沢市工)

(今日を振り返って)優勝を狙っていたので、2位で悔しい。(決勝は村田主将との対戦だったが)譲るというか、先輩だからといって関係なく勝つ気でいたので、負けてしまって悔しい。(今日の調子は)足も出ていて、調子は良かった。(全体を通して冷静に見えたが)緊張はしていなかったので、自分の相撲をとろうと意識した。いつも通り。(課題は見つかったか)村田先輩みたいに強い人に勝てないので、自力がない。自力をつけて勝っていきたい。(夏の強化したいところは)立会いからの踏み込みとか、押す力をつけていきたい。


・深井(法1=金沢市工)

今日の調子はあまり良くなかった。自分の相撲はとれたが、持ち味は出せなかった。不戦勝で全国はラッキーという感じ。夏に体をしっかり作って、全国では一つでも上に行きたい。

第67回東日本学生相撲新人選手権大会
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