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2016.09.11
柔道

[柔道]丸、健闘も講道館杯届かず

平成28年度全日本ジュニア柔道体重別選手権大会

9月10日(日) 埼玉県立武道館


[出場選手結果]

66㌔級

丸(営2=足立学園) 3位決定戦敗退


投げ技を軸に健闘を見せた丸 


※コメントは随時掲載いたします。


 高校生と大学生が入り混じるジュニアの日本一を決める全日本ジュニア柔道体重別選手権大会が開催された。東洋大から唯一出場となった丸は準決勝まで駒を進めるも、3位入賞はならず講道館杯への出場権を逃した。

 輝かしい舞台への行く手を阻んだのは、かつての仲間だった。7月に行われた東京ジュニアで3位入賞を果たし、初の全日本ジュニア出場権をつかんだ丸。一杯に膨れ上がった観客の中でも力を発揮した。1回戦、2回戦を順当に突破すると、準々決勝の相手は今年の3月に高校チャンピオンになったばかりの実力者。開始1分ほどで有効を奪われ追う立場となり苦しい展開となったが、残り20秒を切ったところで相手に反則があり準決勝へ進出を果たす。

 勝てば講道館杯が確定する準決勝では、終始相手のペースのまま進み一本負けを喫し3位決定戦へ回ることに。ここで登場したのが高校時代のチームメイト、泊(国学大)だった。東京ジュニアでは勝っていた相手だけに優勢に試合を進めたかったが、開始早々に技有を奪われる。丸は攻める姿勢を貫き、逆転を試みるもなかなか技が決まらない。最後まで攻め続けた丸だったが、残り5秒というところで一瞬の隙を突かれ一本を奪われた。リベンジを果たされた上に講道館杯の出場権も逃す悔しい結果となった。

 先日の個人戦では2回戦敗退となり消化不良に終わったが、今大会では計5試合を戦い経験を積んだ。10月末に行わる団体戦での出場、活躍に期待がかかる。


TEXT=當麻彰紘 PHOTO=土橋岳