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2016.09.11
バスケ

[バスケ]劣勢覆せず⋯大東大に敗れ2連敗

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦

9月11日(日) 日体大世田谷キャンパス


東洋大61-79大東大

 10|1Q|18

 7|2Q|15

 20|3Q|20

 24|4Q|26


スターティングメンバー

2 山口健大

10 鷲見隆行

11 中村晃太郎

30 川上海斗

88 山本大貴


塚原の3ポイントシュートがチームを盛り上げた


4Qでアウトサイドシュートが光った川上


攻守ともに勝利のカギを握る山本主将


 3連勝中と勢いに乗る大東大との一戦は61-79で敗れ2連敗となった。1Qからリバウンドを取られ押し込まれる展開が続き、じわじわと離されていく。後半は追い上げるもミスから再び離された。


 1Q序盤は山口(済4=桐光学園)の3ポイントシュートなどで4点をリードする好スタートを切った。しかし、次第に大東大のインサイドを中心とした攻めに苦戦しはじめ、リバウンドが取れなくなると、すぐに逆転されてしまう。その後もリバウンドを押し込まれる状況が続き流れをつかめず、2Qはわずか6点に抑えられ17-33でハーフタイムを迎える。3Qも序盤から点差を離されていくが終盤、山口や塚原(営4=北陸)が3ポイントを決め反撃に出る。「自分の仕事は3ポイントを決めること、ディフェンス、リバウンド」と自分の役割を果たす塚原の活躍で点差を縮める。だが、パスミスやオフェンスファールなどから失点してしまい流れを完全に引き寄せることができない。4Qもアウトサイドを中心に攻め、川上(済2=市立船橋)の4本の3ポイントで追い上げるが最後まで相手の攻撃に苦戦し、試合は61-79で終了。前日の中大戦に続いて2連敗となった。「強い相手というのは分かっていたが、レベルの違いを実感した」(塚原)と実力を見せつけられたが、「勝てなくはない試合だった」(川上)と手ごたえも感じた試合だった。


 「敗因はリバウンドとシュート力の差」と目(さっか)監督が振り返った通り、敗因は明確だった。リバウンドは相手の外国人選手に3回連続で取られ押し込まれることもあった。攻撃中のリバウンドはほとんど取ることができない。川上は「もう少しガード陣が取れたら」と反省した。さらに、頼みのアウトサイドからのシュートも抑え込まれ、前半の3ポイントはわずか2本だった。後半は塚原や川上が意地を見せるが、目監督は「スタートから入れるようにならないと1部には上がれない」と厳しく求めた。次戦の相手は3部から昇格してきた駒大だが「監督とみんなでしっかりと対策を練って挑む」(塚原)と選手たちに油断はない。目標の1部昇格へ、もう負けは許されない。


◾︎コメント

・目(さっか)監督
 相手は強いということはわかっていたけど、戦えない相手ではないという感じがした。大東大は1部でやってもそうそう負けないチームだと思う。うちも出だしに、ビビるのか動きが固い。同じ大学生と思えばいいのに。敗因はリバウンドとシュート力の差。2、3、4Qはそこまででもないけど、1Qでどこまで粘れるか。やられる前にもう少し自分たちでやらなくちゃね。ディフェンスはね前半33点で悪くない。問題はオフェンス。思い切りがないというか動かないというか。モッチとビーの抑え方を作戦として練っていて、モッチは抑えられたけどビーにやられた。リバウンドが高い。(勝率が〇に戻ったが)まぁでも次から頑張って連勝できればまだチャンスはある。そこでまだ繋ぎたい。7連勝でワンクール終わらせたい。

・山本主将(済4=市立船橋)
自分たちのバスケができなかった。出だしも終わり方もあまりよくなかった。ディフェンスはそこまで悪くなかったが、点が取れないと始まらない。4Qからシュートが入り始めたが負けてて入るシュートは当たり前。出だしから入れられると強い相手にも勝てるのではないかと思う。今日みたい試合をしていたらどこにも勝てない。変えていかないといけない。(次戦へ向けて)相手は身体も強くスキルのある選手もいるので、自分たちがどれだけ抑えられるかがキーになってくる。そして出だしからシュートを決められるようにならないと勝てない。

・塚原(営4=北陸)
強い相手というのは分かっていたが、レベルの違いを実感した。(点差が縮まったときもあったが)追い付きそうなときに自分たちがミスをしたり踏ん張れなくて、また点差が開いてしまった。4Qはファールをして相手にフリースローを与えてしまったことで、流れを完全に東洋に向けることができなかった。でも、やれない相手ではないので、またしっかり準備すれば勝てると思う。自分の仕事はスリーポイントを決めること、ディフェンス、リバウンド。3Qで打った1本目のスリーポイントを決めることができて良かった。(次戦は3部から上がってきた駒大だが)普通にいけば勝てる。でも、ビデオを見て、監督とみんなとでしっかり対策を練って挑みます。

・ 川上(済2=市立船橋)
 結果、スリーポイント4本決めることができたが勝てなくはない試合だった。勝てなくしてしまったというか、チームとして力が足りなかった。センター陣がリバウンドを頑張ってくれたがもう少しガード陣がとれたらと思った。(監督からは)リバウンドと外の人達が気持ちよくシュート打てるようにしろと言われた。(シュートの調子は)「無」で打ってたのでよく分からなかったが、入ったからよかったと思う。(リーグ戦は)まだ始まったばかりなので来週は2勝して次の週につなげていけたらいいと思う。

TEXT=土橋岳 PHOTO=木谷加奈子、髙橋雪乃

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