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第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)
第13節 9月14日(水) RKUフットボールフィールド
東洋大0-0東学大
アシストでチャンスを作る飯島
ライン際で粘り強いプレーを見せた飯島
「失点0はポジティブに考えたい」。今季、ボランチからサイドバックにコンバートされている飯島は手ごたえをつかんでいた。
後期リーグが開幕して2節、守備の面で夏の成果が出てきた。セカンドボールへの対応が秀でている東学大を相手に0ー0の同点。飯島をはじめとする守備陣の壁は固く、2節連続で無失点に抑えている。開幕前からDFはサイドのラインを意識したトレーニングを行ってきた。夏の練習で飯島の課題は1対1で突破されてしまうことだった。しかし今節、ラインぎりぎりでの粘り強いプレーを見せ、何度もチャンスにつなげることができた。
また、飯島はボランチの経験から攻撃も得意とする選手だ。チームのセンターフォワードには長身の選手がいるわけではない。その分、基盤となるサイドからのアシストは重要なポイントとなる。「攻守ともに高いアベレージでプレーしてくれている」と飯島は監督かもらも高い評価を得ている。
攻守ともに飯島の存在感は大きくなっている。しかし、攻撃面について「得点に絡むアシストが課題」と反省点を挙げた。サイドで壁を作りながらFWの選手にパスを渡す。次節まで中3日、飯島のプレーがゲームを左右する。
■コメント
・飯島(国4=流経大柏)
0点で抑えられたことはポジティブに考えられる。だが、勝ちたいゲーム展開だった。守備だけでなく攻撃参加も持ち味なので、アシストや得点に絡んでいかなければいけない。そこがまだまだ課題。ラインの駆け引きや、ライン設定、ボールがでていくことを日々の練習から意識していることなのでそこが試合に出ていると思う。(次節へ向けて)今日の引き分けはポジティブに考えて次、勝てば今日の試合は意味があったものになるので絶対に勝ちたい。
TEXT=横山恵美 PHOTO=當麻彰紘、美浪健五