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2016.09.19
アイススケート

[アイスホッケー]1年生躍進!チームで掴んだ完封勝利

平成28年度関東大学アイスホッケーリーグ戦

9月17日(日) ダイドードリンコアイスアリーナ


東洋大8―0日大


[ゴール(アシスト)]

0:25  出口(古川誠、人里)

9:57 所(輪島、石倉)

12:08 柴田(阿部、中澤)

14:29 古川誠(出口、佐藤)


16:42 渡邉(阿部、田中)

37:11 中澤(阿部、渡邉)

42:15 中村(成田)

48:29 中澤(阿部)


初ゴールを決めたFW所


2ピリから無失点に抑えたGK水田


FW柴田の得点力に期待がかかる


 リーグ戦3試合目。開始25秒で先制点を決め、1ピリ5得点と日大を圧倒する。中盤決定打に欠け得点につながらなかったものの、終始攻撃の勢いが衰えることはなかった。無失点で相手を捻じ伏せ、日大戦を8―0と快勝した。


 開始25秒、FW出口(社2=駒大苫小牧)が見せた。早々に得点を決め東洋の流れを生み出す。1年生のFW所(社1=駒大苫小牧)が大学公式戦初ゴールを決めると、とFW柴田(社2=武修館)も「2試合ゴールがなかったことがゴールへの執着心につながった」とこれに続く。相手に主導権を渡さないまま1ピリで5得点し、格上としての実力を見せつけた。2ピリはパスの乱れが見られ相手にパスカットを許す、DFにゴールを阻まれるなどなかなか得点を決められない時間が続く。この流れを切ったのがFW中澤(社4=軽井沢)の6点目。相手のGKが片サイドに気を取られた瞬間生まれたスペースにシュートし、鮮やかにゴールネットを揺らした。3ピリではDF中村(社1=八戸工大一)の初ゴールも決まり、積極的に攻め続け相手に得点の隙を与えなかった。だめ押しの8点目は2ピリでも得点した中澤。悪い流れを切り替えた彼が有終の美を飾った。

 2ピリから東洋のゴールを任されたGK水田(社1=駒大苫小牧)は、日大のシュートを寄せ付けず、得点を許さないままゲームを終えた。試合後「スケーティングの強弱をしっかりできた」と自分のプレーを評価し、役目を全うした。


 公式戦初ゴールを見せたFW所とDF中村、そしてゴールを守り切ったGK水田。上級生がゲームの流れをけん引する一方で、1年生も目覚ましい活躍を見せている。「下級生も上級生も含めてチーム全体の努力が結果に表れている」と鈴木監督は語るように、安定して得点を重ねることのできる新チームの体制は盤石となりつつあるようだ。


 次戦の相手は早大に引き分けと健闘した慶大。「いい準備をして戦いたい」と鈴木監督が話すように研鑽(けんさん)し、彼らは努力で堅実に勝利をもぎ取っていくだろう。


・鈴木監督

1ピリすごく良いスタートを切れた。2ピリ3ピリでの大量得点は出来なかったが、東洋らしく最後まで走り切ったことと完封勝利というのはやはりチームの力だと思う。全体的に良い試合だったと思う。今は一つのラインに頼ることなくどのラインも点数に絡んでいるので、下級生も上級生も含めてチーム全体の努力が結果に表れていると思う。(GKの交代について)GK古川駿は1ピリでいいプレーをして、ここ連戦続くのもあって彼のスタミナを考慮した。またGK水田も練習でもいいプレーをしているので、実戦でどれくらいできるか試したかったというのもある。(慶大戦にむけて)慶応は今日も早稲田と引き分けでいい試合をしていたし、しっかり努力をしてくるチームだと思う。努力の面で慶応に勝てるようにいい準備をして戦いたいと思います。


・FW柴田(社2=武修館)

序盤結構良かったが、2ピリ途中から決めきれなくて、ダメだった。(得点については)1戦目2戦目で決められてなかったので決められて良かったです。2試合ゴールがなかったことがゴールへの執着心につながった。慶応戦と続いてくので、これからもしっかり決めたい。チームとしては60分間プレーをすることを目標にしていて、1試合目2試合目は3ピリでそれができてなかった。今日の試合は60分間のプレーができていた方だったので、継続して頑張っていきたい。2試合完封できているので、次もしっかり守りからやって完封で勝ちたい。


・GK水田(社1=駒大苫小牧)

正直あまり準備はしていなかったが、4年生と試合できるのも数少ないと思い気持ちを立て直して頑張った。無失点だったので良かった。(練習の成果は)高校と比べてGKコーチがいないので、大学は自分で力を磨かなきゃいけない。基礎のスケーティングを大事にしている。今日の試合もスケーティングの強弱をしっかりできたと思う。(プレーの持ち味は)シュートの一発目は自信があります。(秋リーグの意気込み)GK4人中、誰にも負けないように実力を磨いて、気合を入れて頑張りたい。


・FW所(社1=駒大苫小牧)

1ピリはチャンスも多く、取りたいところをしっかりとれていてよかったが、2ピリ3ピリとちょっとずつ得点が少なくなってきていた。そういったところをどんどん直して決定力を向上させたいとチーム全体で感じている。(初ゴールについて)練習でもがつがつ貪欲にゲームに絡んでいるので、そういったところが試合に出たと思う。(プレーの持ち味は)持ち味はチェックとかで負けたりしないこと、フィジカル負けしないこと。そして強引にでもシュート打つなど、がつがつとしたプレースタイルが僕の持ち味です。


TEXT=外狩春佳 PHOTO=玉置彩華、坂口こよみ