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2016.09.19
サッカー

[サッカー]チーム一丸となり朝鮮大に4ー1で勝利!

第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)


第14節  9月18日(日) 東洋大学朝霞グラウンド



東洋大4ー1朝鮮大


<得点者>

8分    徳市


15分   オウンゴール


59分   佐藤


75分   徳市




<出場メンバー>

▽GK


伊藤俊祐(国3=柏U-18)


▽DF


浦上仁騎(国2=大宮Y)


飯島樹生(国4=流経大柏)


徳市寛人(法4=東福岡)


水落敬(国4=埼玉栄)


▽MF


田中舟汰郎(国4=横浜FC・Y)→FW宮野直也(法3=西武台)


坂元達裕(社2=前橋育英)


高橋宏季(国2=FC東京U-18)


勝野瑛(国2=浦和Y)


▽FW


仙頭啓矢(国4=京都橘)→FW阿部敬太(国3=東福岡)


佐藤仁紀(国4=武南)→FW小林拓夢(国1=帝京長岡)


貴重な3点目をあげた佐藤

宮野は途中出場ながら左サイドを制圧

負傷から復帰した浦上は笑顔を見せた



 「追いかける立場としてもう勝ち点は失えない」。監督と選手達に共通の認識があった朝鮮大戦。徳市が2得点の活躍で4−1と勝利を納めた。
  体を張った貪欲なプレーが目立つ試合だった。前半8分、ゴール横で佐藤が倒されFKのチャンスをつかむと、これに徳市が頭で合わせて先制。仙頭を起点に、何度もチャンスを作り出し流れをつかみかけていた。しかし、攻撃の要である田中と仙頭が相次いで負傷。監督が「どうなるか分からなかった」と話した通り、チームにとって不測の事態だった。そこから流れは変わってしまい、オウンゴールで追加点を奪うも、PKを与えて1点を返されてしまう。その後は決定的なチャンスを作れず、リードしているにも関わらず思うようにいかない苦しい試合展開が続いた。佐藤が「慌ててはいけない」と話した通り我慢強くプレーし、再びチャンスが訪れたのは59分。「エースの代わりに出るのだからいつも通りの自分では駄目だと感じていた」。仙頭に代わって途中から出場機会を得た阿部がゴール前でボールを奪うと、これを佐藤が決め朝鮮大を引き離す。そこから徐々にペースをつかみ、75分には徳市がCKのこぼれ玉を落ちついて決めた。一度はピリピリした雰囲気になったが、チームが一つになりつかみ取った勝ち点3だった。


 次節の相手は、近頃調子を上げている明学大だ。決して簡単に勝てる相手ではない。古川監督は「一試合ずつ集中して勝ち点を積み上げることが大切だ」と力強く語った。主力選手2人が負傷するという厳しい状況ではあるが、連勝し1部昇格に弾みをつけたい。


◼︎コメント

・古川監督
前節勝ち点を失ってる中、追いかける立場なのでもう勝ち点は失えないと選手たちと共有していた。セットプレーから幸先良く2得点を取ったのは良かったが、その後負傷交代で前半のうちに2人変ってしまったので、本当にどうなるかわからないと感じた。(後半の)残り45分が難しいものになった。その後得点を許さず、追加点を挙げてゲームを決めたところは良かった。(セットプレーについて)練習の時に選手同士で打ち合わせをしていた。セットプレーからの得点がゲーム展開を楽にさせてくれた。次節以降も狙っていきたい。(次節に向けて)追いかける立場であるため、勝ち点3を積み上げていくことで初めて昇格に届く。まずは試合に集中して勝ち点3をつかみ取りたい。負傷した彼ら(田中、仙頭)が試合に出れなければチームとしては厳しい状況に追い込まれることは間違いない。それをチーム全員で気持ちや運動量の面で補い合い、代わりに出場する選手は出場の機会を存分に生かして自分の力を証明してほしい。

・佐藤(国4=武南)
早い段階で2点取れて、舟太郎(田中)と啓矢(仙頭)がけがというアクシデントがあって、流れも相手に行きかけた。前半は我慢して戦って、そのまま折り返せてよかった。アクシデントがあった中では、よいゲーム運びができた。(得点シーンは)ボールはあそこにしか入ってこないなという感じがあった。そしたらちょうどいいボールが来たので、合わせるだけだった。(アシストした)樹生に感謝したい。(攻撃陣にけがが続いたが個人の意識は)慌ててはいけないと思った。そこは徳市とか自分が中心で、落ち着かせてやった。後半また1からといった形でみんなでやった。いいチームでいい方向に向かっているなと思う。(明学大戦に向けて)天皇杯でもいいところまでいって、決して弱いチームではない。1週間あるのでまた気持ちを入れ直して、昇格に向けて頑張りたい。

・浦上(国2=大宮Y)
前の試合では前日にけがをしてチームに迷惑をかけた。その時外から見ていてスタメンで出る選手の責任感が改めてわかった。前節は引き分けだったので、まずは勝ちたかった。(難しいゲームであったが)2-0の状態で気の緩みがあった。失点した場面は後ろの選手がいち早く声かけるべき。そこからは立て直すことができたのは良かった。(次節へ向けて)昇格にはまずは負けないというところで、いかに上位2チームにプレッシャーかけていけるかだと思う。自分たちがやるべきことをやるだけ。自分は出たら後ろから支えて頑張りたい。


・宮野(法3=西武台)
 舟くん(田中)がケガをすると思ってなかったので、出番きたのは嬉しかった。けれど準備する時間が無くて、入り方が難しかった。(左サイドを支配していたが)ボール受けて何かしよう、とかボールもらえるようなランニングを増やして自分のところからチャンスを作れればいいな、と思っていた。(次節へ向けて)今日もシュートチャンスはあったので決めきれないといけない。舟くんがケガしちゃったので、そこを奪うくらいの、帰ってきても俺が出るくらいの勢いでいかないといけないと思う。結果にこだわりたい。

TEXT=金澤瑞季 PHOTO=美浪健五、土橋岳