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平成28年度東都大学準硬式野球秋季1部リーグ戦・日大2回戦
9月26日(月) 上柚木公園野球場
東洋大6-3日大
(イニングスコア)
2回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
日大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 3 |
東洋大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | × | 6 |
(東洋大)
瀬下(営1=藤代)、割石(社2=越谷南)―佐藤弘(法3=星稜)
好投で勝利を呼び込んだ瀬下
黒瀧は貴重な適時打を放った
打撃好調を維持する冨丘
日大に八回コールド負けをした1回戦。挑む2回戦は攻守ともに自分たちのプレーを貫き、強豪校相手に3点差をつけ白星を飾った。
守備も攻撃も好調だった。1年生投手の瀬下は初回から持ち味の撃たせて捕るスタイルで好投した。1回戦はエース割石が強力打線につかまりコールド負けとなった。再来するかもしれないという緊張感のなか「自分のピッチンングができたと」リラックスして試合に挑んだ瀬下。七回に1点を取られてしまい終盤にかけて苦しんだ。だが八回にはエース割石につなぐまで「ギアを上げた」と力強く語り、投げ切った瀬下は安堵の表情だった。
攻撃では黒瀧が勝負強さを見せた。二死満塁で迎えた八回、「打ってやろう」。黒瀧の強い思いがチャンスをものにした。気持ちのこもった適時打は二人の仲間をホームに返した。「自分のスイングをするだけ」。大事な場面でいかに自分を出せるか、強豪校を相手に奪った2点は黒瀧の自信となった。
自分の力を信じたゆえの勝利。日大からつかんだ1勝は二人にとってもチームにとっても大きなものとなる。3回戦を勝ってこそ、本物の勝者が分かる。強者が集まる1部でどれだけ個人のカラーを出していけるかが勝ち残るカギとなる。
■コメント
・冨丘(文3=横浜隼人)
あんまり身体は動いてなかった。(相手投手の)真っ直ぐが良くないのがわかったので、張ってるボールは変化球だったが、それがいいいところにいって良かった。(三番という打順について)四番が弘士(佐藤弘)で、1、2番も元気に頑張ってるので、自分は後ろにつなぐというか、最低でもランナーを進めようという感じで欲張らないようにリーグ戦からしている。その辺が力まずいい結果につながっている。春悔しい思いをした。今シーズンは最後なので懸けてる部分があるので、結果が出てるのは良かった。これを継続して行けたらと思う。(日大相手に貴重な勝利)前はコールド負けでその借りは返したと思う。(次戦へ向けて)流れに乗ってあさってからもう一回引き締めてやっていきたい。
・黒瀧(社2=朋優学院)
(2点適時打を振り返って)その前にけん制アウトになってしまって、そのミスを取り返したいという思いがあった。チャンスだったので打ってやろうという思いで打席に入った。最近自信しか無いので、ただ自分のスイングをするだけかなと思う。(打撃好調だが)状態は良いと思うので、あとはこれを維持できるかどうかだと思う。それはやっぱり自主練とかでしっかり練習して調子よくキープできるようにしたい。(次戦へ向けて)3年生におんぶにだっこじゃなくて、1、2年生が引っ張る意識を持って試合に臨みたい。
・瀬下(営1=藤代)
調子も良くて、緊張もなくリラックスして試合に挑めた。自分は自分でっていう気持ちで投げた。終盤は苦しくなってきていたので、切り替え時だと思ってギアを上げていった。(相手打線は)しぶとい部分があって自分の優位で行けなかったので少し苦戦した。(次戦へ向けて)いつも通り投げる。自分を貫きます。
TEXT=横山恵美 PHOTO=當麻彰紘