記事
第92回関東大学バスケットボールリーグ戦
10月1日(土) 日体大世田谷キャンパス
東洋大46-52法大
5|1Q|8
13|2Q|5
18|3Q|21
15|4Q|18
スターティングメンバ―
2山口健大
10鷲見隆行
11中村晃太郎
29岩淵俊也
88山本大貴
チームの得点源となった山口
リーグ戦1巡目の最終戦は、現在全敗の法大相手に46-52でまさかの敗北。負の連鎖からは逃れられず、7連敗で2巡目に折り返すこととなった。
前半は互いにスロースタートとなったものの、18-13とリードを奪ったまま後半へ。3Qは山口(済4=桐光学園)を中心に得点を量産するも、法大も負けじと食らい付く。終盤はシュート率が下がり失速。逆転を許し、勝負は4Qに託された。出だしから相手のファールを誘い、チームファールをためていく。そして2分過ぎには山本主将(済4=市立船橋)の執念の同点ゴール。ここから巻き返しというところで、リングから弾かれていく。目(さっか)監督も「シュートはいい感じで打っているんだけど入らない」と嘆いた。さらにディフェンスリバウンドが取り切れず、得点のチャンスを相手に与えてしまう。ディフェンスリバウンドが取れないことで、徐々に雰囲気が重くなっていく。対する法大は初めての勝ち星が見えているため、攻撃の手を休めることなく離しにかかる。だがここで素直に引き下がるチームではなかった。山口や塚原(済4=北陸)のスリーポイントシュートで再度同点に持ち込んだ。残り2分36秒。追い越すには十分な時間。だが、相手が引き離すにも十分な時間だった。自らファールを仕掛け、カウンターを狙うもここでもリバウンドを取ることができず、無念にも試合終了。初の白星で喜ぶ相手を前に、ただ下を向くしかなかった。
「とにかくリバウンドが取れない。ここ最近の課題」と山口が指摘するように、負けた7試合は4Qでのリバウンドが敗因となっている。しかし、今試合の3Qでは泥臭くルーズボールやリバウンドを追いかける¨東洋大らしさ¨も垣間見えた。次の試合からリーグ戦2巡目が始まる。相手は「最近調子を上げている」(目監督)という国士大だ。「もう勝つことでしか嫌な流れは断ち切れない」。一度勝利した相手に再度勝ち、ここからギアを入れ替えたいところだ。
■コメント
・目(さっか)監督
選手は一生懸命頑張ってるけど、うまくいかないというか。シュートはいい感じに打っている。リバウンドももう少し頑張ってくれれば良かった。一番大切な4Qの同点になったときに、ターンオーバーが出るとダメージが大きい。オフェンスもディフェンスも悪いことをやってるわけではない。最後シュートが決め切れない。調子が上がったときに、簡単にシュートを打ったり、ターンオーバーをしたりして簡単に相手ボールにしてしまう。ここはきちっとやってほしい。うまくいっているときは、ミスも含めてうまくいくので丁寧にやらないと。次の国士大は調子を上げてきている。気持ち的にはチャレンジャー。今現在の順位が最下位に近いので、なんとかいい勝負して勝ちたい。
・山口(済4=桐光学園)
とにかくリバウンドが取れない。ここ最近の課題。そこをどう改善するかだと思う。もう勝つことでしか負の流れを断ち切ることができない。嫌な流れできてるけど、やるのは自分たちなので。この試合勝てなかったのはきつい。気持ちを緩めないことが一番。ディフェンスをさらにハードにっていうのは言ってた。そこでリバウンドが取れずに、相手にファールしたり、相手にセカンド、サードショットと入れられる場面が多かった。何が悪いかとかは話し合ってきたので、あとは勝つことがクスリになる。次の相手は勝った数少ないチームなので、向かってくるとは思う。そこを勝ちきって、二週目は勝率逆転するくらいの気持ちで、全勝するくらいの気持ちで次臨んで流れを切りたいです。
TEXT/PHOTO=髙橋雪乃