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2016.10.05
準硬式野球

[準硬式野球]投打かみ合わず敗戦 勝ち点獲得ならず

平成28年度東都大学準硬式野球秋季1部リーグ戦・国士大3回戦

10月4日(火) 上柚木公園野球場


東洋大8―15国士大


(イニングスコア)

3回戦
国士大15
東洋大


(東洋大)

●割石(社2=越谷南)、瀬下(営1=藤代)、木村(工1=青森)―佐藤弘(法3=星稜)



印南は三方向に打ち分け猛打賞の活躍


公式戦2本目の安打が適時打となった内藤


 今秋、初勝ち点獲得のために挑んだ国士大との3カード目。しかし、序盤相手のペースに飲み込まれ点差を広げられる。1番打者印南(文1=浦和学院)を筆頭に打線をつなげるが、力及ばず8対15で敗戦した。


 序盤は打線が沈黙し、三回表までに9被安打の猛攻を浴び8点を献上した。四、五回で5対8と差を縮めたのもつかの間、六回からは本塁打も浴び15対5と10点差を付けられてしまう。八回コールドの事態も頭をよぎる中、チームに再び流れを引き寄せたのは1番打者の印南。八回裏、2死走者無しから右前安打で出塁すると、そこから4連打が続いた。内藤(営2=藤代)と佐藤弘(法3=星稜)の適時打で3人帰還し追い上げを見せるも、序盤の失点が響き8対15で勝ち点を落とした。

 「これが1部のレベルだなっていうのを感じる」と、木藤主将は振り返る。打撃面では相手の流れに飲み込まれるとなかなか一打が出ず、守備面では四球や失策絡みの失点があとに響いた。しかし、先頭打者が出塁し、流れを引き寄せれば打撃面は8得点と好調。火が点くのが一歩遅れ、守りに課題が見つかった試合だった。


 次戦は東海大との1戦目が行われる。今回1番打者として3安打の活躍を見せた印南や、「自分が出る場面は試合において大事な場面が多い」という隠し玉・内藤にも注目だ。


■コメント

・木藤主将(法3=浦和学院)

先頭バッターに打たれるのは仕方ないとして、その後のバッターで野手がミスをしてフォアボールが出てっていう形で、ピッチャーと野手がお互い足を引っ張り合ってしまった。そうなったら大量失点してしまう。(打撃陣について)終盤の攻撃は良かった。ただ、取られた後の攻撃が淡白になるとどうしても流れを持ってこれないので、毎イニングこれで点を取れなかったら負けるんだっていう気持ちで攻撃するし、守りの方だったらこの回点取られたらサヨナラ負けだっていうぐらいの気持ちでやらないと。いつも言っているが一球を大事にするというのができてない。何となくプレーしているように見えちゃうので、一球を大事にすれば立て直せると思う。(割石の調子は)あいつ自身も良くはないが、相手のバッターが良いかな。これが1部のレベルだなっていうのを感じる。(次戦へ向けて)春のいい流れをイメージして。いい流れをイメージしないといけないと思うので、いいイメージを持った中で思い切りプレーして2タテできればと思う。


・内藤(営2=藤代)

(適時打を振り返って)1個前の打席で追い上げムードの中で簡単にフライを上げてムードを壊してしまったので、後ろにつながなきゃなという気持ちだった。3年生でスタンドの人もいるので、責任も大きいなと思って打席に入った。(代打という役割について)自分は打撃でしかチームに貢献できない。自分ができるところでチームに貢献できたら良いと思う。(今後に向けて)自分が出る場面は試合において大事な場面が多い。3年生と出来る最後のシーズンなので、みんなでいい形で終われたら。


・印南(文1=浦和学院)

当たり前にやるべきことができなかった。(猛打賞だったが)たまたま飛んだところが良かったというのに限る。(1番での起用について)先頭でチームの流れを作るために積極的にいってる結果が打ててる要因なのかなと思う。(次戦へ向けて)2連勝を目指してみんなやっている。負けが続いてるので、ここで仕切り直して初戦という気持ちで2連続で勝ちたい。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=當麻彰紘